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吊るされた犬猫たち(閲覧注意)
※この記事には動物の毛皮写真が含まれています。苦手な方は不快な思いをすると思いますので、閉じてください。
2003年、南京留学に来て早々、中国の西安を訪れました。歴史の息吹を感じるこの街で、驚きと発見の連続の旅となりました。
兵馬俑への道
西安駅からバスに揺られ、最寄りの停留所「兵馬俑バスターミナル」に到着すると、兵馬俑まではそこから500メートルほど。
皆が必ず通るその道は、格好のお土産販売場所。そこでまさかの「毛皮ロード」に遭遇しました。道沿いにずらりと並ぶ毛皮の露天販売店。その光景は一見して圧巻でした。
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毛皮販売店の驚き
各店には、狐や狸だけでなく、これ熊だよね、こっちはトラ…?というような大型の毛皮まで。多くの毛皮には動物の頭がついたままで、一目で何の毛皮かがわかるリアルな姿です。西安の冬は寒さが厳しいため、防寒具としての需要があるのでしょうが、その光景は上海や南京では見たことがないもので、思わず立ちすくんでしまいました。
特に驚いたのは、犬や猫の毛皮も普通に販売されていたこと。道沿いに無造作に吊るされてるのは圧倒的にどう見ても犬、どう見ても猫、で、
ミケ、トラ、チン、スピッツ、ハスキー、親しみのある愛玩動物がただの皮となって吊るされているのが衝撃的でした。
どう見ても犬や猫なのに、中には狐や狸というタグが付いているものもあって、呆れました。
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この日の気温は25度。
乾燥して湿気がない分過ごしやすかったけど、時折砂埃の舞う中日差しの下、長時間干されたら商品としての劣化も早いのではないでしょうか。
よく売れるからお構いなしに吊るしてあるのか、価格帯が安い商品だからでしょうか。
パラソルの内側には、さらに高級な毛皮も販売されているようでした。
西安は温帯大陸性気候。
冬の寒波が訪れる時期は氷点下を大きく下回る極寒の日々が続くこともあるのだとか。真冬に訪れたら、様々な毛皮に身を包んだ人々の姿が見られるのかもしれません。
2003年9月13日
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