せっかちだと気づいた
軽井沢に定住して1年超。
24時間スケジュールを見直してみて、改めて生活仕事が多いなと思った。
まずごみ出しのタイミングと場所がばらばら。
それだけでどこかに行く手間がある。
そしてなんといっても室温と湿度の管理。
朝昼晩、季節によってぐんぐん変わる。
湿度は高いイメージがあるけど秋冬は簡単に乾燥するからギターのために加湿器をたく。
12月に入ると風呂場の窓もDIYしないと寒いし、
夜は寝る前に寝室にストーブの温風を送り電気カイロをあっためオイルヒーターをつける。
日中のストーブもしょっちゅう鳴るので換気やら灯油入れやら。
この寒さや天候対応は書いたらキリがない。
中食もテイクアウトも少ないし外食も高いので、ほぼ毎回自分で用意する。
いろんなモノの調達も大変。
地方にいると何かと必要なホームセンターは自転車で15分くらい、ドラッグストアは自転車で5分ぐらいでこれが冬だと辛い。
冬じゃなくても半径300mで全てがあった都会の生活と比べるといまだに遠い。
総合スーパーもあるけど、
あそこのお肉や、あそこのパン屋、あっちこっちの野菜の美味しさ手頃さを知ってしまうと調達経路がさまざまになる。
ここのじゃないなら食べない、
手に入るときに手に入るものを食べる。それはそれで楽しい。
私が書きたいのは今の生活の不便さでも楽しさでもなく、
自分はせっかちで、色んなことを他者頼みだったと気づいた。
服すら自分で作らないといけない時代がちょっと前にあったのに。
もともと、マイペースだったのが、
働くようになってからマルチタスカーの効率重視になってしまった。
せっかちのよくない所は、自分も他人も待てないこと。
できない自分や、すぐに実現できないことに多少のいらいらを感じる。
「今ここ」、を楽しみにくい。
そして効率重視で動いていると、一緒にいる人に無言の圧をかける。
結構な弊害。
だから最近はシングルタスカーにしている。
ついでに独立もしてるので、
いろんなことを自分でできる範囲で、
一つずつ組み立てて変えていく。
価値観がゆっくり変わる過渡期にいる。
最近買った本の帯に"効率よく生きたいのなら、うまれてすぐに死ねば良い"とあった。そのとおり。
トップ画は喫茶店も豆も好きな丸山珈琲さん。
また豆が切れたら自転車漕ぎます。