厭になっちゃうな

絶対こっちの漢字の方が合ってると思う今日この頃。

自分は社交的な面がある。
初対面の人と会話するのは自分の特技の1つで、正直この特技だけでどうにか乗り切れたという場面も多い。恐らく母上の影響だ。母上は誰とでも分け隔てなく会話できるタイプで、尚且つそれを苦でなく自然にやってのける人だった。自分は母上の猿真似をして、社会で生きているところがある。
母上だけではない。自分の言葉が自分オリジナルのものではない、なんてありきたりな話だけれど、コピーアンドペーストだけで会話できるのはまあまあセンスありきのものじゃないかとは思う。

何が偽りで何が本物か。
自分の言葉で自分を騙すことができたら、それは本物と呼べると思う。
でも、その本物にも根っこには嘘がある。
嘘は嘘だろ、と頑として譲れないのが自分の面倒な性分だと思う。

『そんな未来はウソである』という漫画が好きだった。コメディとして描かれつつも、学校という狭い社会の中で嘘と向き合う主人公のシリアスな本音が浮き沈みする、不思議な作品だった。同作者の『みなみけ』もそうだったけれど、落語めいたギャグコメディの中に妙な論理性が組み込まれている。好きだ。

みなみけアニメ5期制作決定、おめでとうございます。私は一生みなみけ原作のファンだし、南夏奈の虜です。でもたまに思い出すのです。一番心に刺さったのは佐藤アカネだったな、と。
コメディ色の中で明らかな闇が垣間見えるのに、社交性がなまじあるから笑えてしまう。そんな佐藤アカネが好きでした。

ああ、歪み発見だなと。

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