第97回 アカデミー賞 ノミネート最終予想(1/23時点)
世紀の傑作と称された『オッペンハイマー』の独走から一年……今年のアカデミー賞はストライキとロサンゼルスの山火事の影響により、例年以上の大混戦となっている。
いくつかの重要賞は結果が出ておらず、予想が難しい状況ではあるが、日本時間2025年1月23日にノミネーションの発表が迫っていることもあり、アカデミー賞の行方を占っていく。
◆作品賞
教皇選挙
ANORA アノーラ
ブルータリスト(GG)
エミリア・ペレス(GG)
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
ウィキッド ふたりの魔女
デューン 砂の惑星 PART2
サブスタンス
リアル・ペイン~心の旅~
All We Imagine as Light
シンシン/SING SING
Nickel Boys
大混戦とは言ってもやはり有力作品は出てくる。結論から先に言えば、本命は『教皇選挙』だ。テルライド映画祭で大絶賛され、興行的にも成功。予算2,000万ドルに対して、7,600万ドルを稼ぎ出すヒット作となっている。このような中規模予算の大人向け娯楽映画が、批評と興行の両面から成功することは最近においては珍しい。内容は今のフランシスコ教皇のようなリベラルな教皇が死に、復権を目指す保守派と劣勢に置かれたリベラル派の現在のバチカンの対立構造をミステリー仕立てで描くというもの。陰謀蠢くコンクラーヴェは、次第に我々の時代の選挙を鏡のように映し出す。
本作はアンサンブル演技が傑出した「俳優の映画」であることから、多数派である俳優からの支持を得やすい。演技の見せ場もたっぷりだ。そして、何と言っても2024年は大統領選挙の年。 アカデミー賞はどの作品を受賞させるかによって、社会情勢に対するスタンスを明らかにする必要があるだろう。
対抗は『ANORA アノーラ』ということになるだろう。インディーズ映画界の巨匠ショーン・ベイカーが、なんとカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。GG賞では無冠に終わるという不覚を取り、インティマシー・コーディネーターに関する論争があったものの、同監督の作品の中では最も受け入れられやすい作風で、批評家賞では無類の強さを誇った。また、重要賞を全て押さえているのは、本作と『教皇選挙』だけだ。
ゴールデングローブ賞(GG)を制した二作品はどうだろうか。まず『ブルータリスト』だが、同賞で作品賞(ドラマ)、監督賞、主演男優賞を受賞して以来、オスカーでも本命と見る向きが強くなっている。批評家賞においても『ANORA アノーラ』に次ぐ強さを見せた。しかし、実のところ本作は賞レースにおいて隙が多いのだ。最重要前哨戦の一つである全米映画俳優組合賞(SAG)においてアンサンブル演技賞から落選。ノミネートはエイドリアン・ブロディの主演男優賞のみにとどまった。また、編集監督組合賞(ACE)と英国アカデミー賞(BAFTA)の編集賞を落としている。編集賞は技術部門において最も作品賞に直結しやすい部門であり、この2つを落としたのは厳しい状況だ。批評家からの大絶賛に反して、業界人気はそれほど高くない可能性がある。
『エミリア・ペレス』はといえば、GG賞で作品賞(ミュージカル/コメディ)を制し「今年の映画」であることを印象付けた。ジェームズ・キャメロンやグレタ・ガーウィグなど、本作を熱狂的に支持する業界人も多いが、やはり作品賞受賞はないだろう。ステレオタイプと偏見に満ちた描き方やドラッグカルテル、行方不明者問題の美化などで、大変な批判を浴びている作品でもあるからだ。好き嫌いがはっきりと分かれる作品は“Preferential Ballot”で不利になる。
業界人から意外な人気を勝ち取ったのは『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』だ。SAGの主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、アンサンブル演技賞をコンプリートした。オスカーは実在の人物が大好きなうえ、俳優たちが本人たちに寄せて役作りをし、実際に歌う本作は俳優の見せ場がたっぷり。また、全米監督組合賞(DGA)でもサプライズノミネートを果たした。公開して間もなく、熱狂した状態とはいえ、この人気は無視できない。
超大作枠として候補に挙がってくるのは『ウィキッド ふたりの魔女』と『デューン 砂の惑星 PART2』だ。前者は2部作の1作目である点が不利と見られていたが、SAGでまさかのコンプリートノミネートを達成。BAFTAの作品賞候補からは漏れてしまったが、俳優人気は高いと見て良いだろう。本戦で脚色賞と監督賞、そして編集賞を押さえられるかどうかが鍵になる。後者は公開時期が早すぎたこともあり、熱気が冷めてきてしまっている。また、3部作の2作目は最も評価されにくい。演技部門の候補が望めないこともあり、受賞の目はないだろう。
ここまで挙げた7作品のノミネートは、ほぼ確実と見て良いだろう。8本目にはやや不安定ではあるものの『サブスタンス』が候補に挙がると睨んでいる。ゴア・ボディ・ホラーという決して賞好みのジャンルではないが、批評家賞で予想以上の強さを見せ、映画ファンも大いに熱狂している。本作を無視した場合、アカデミー賞は袋叩きになることを覚悟しなければならない。
9本目にはホロコースト枠兼サンダンス枠の『リアル・ペイン~心の旅~』を予想しておこう。ジェシー・アイゼンバーグのシャープな脚本と軽妙な会話劇で観客を魅了した本作は、ホロコーストものとしても新しい切り口を見せている。
最後の10本目には迷いに迷った挙げ句、ダークホースである“All We Imagine as Light”をチョイス。2024年最高クラスの評価を獲得し、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したにもかかわらず、国際長編映画賞の代表になりそこねた本作、どうも臭う。労うとしたらここしかないと思うのだ。
あっ、10本のうち3本がカンヌ組になってしまった……👁️。👁️
◆監督賞
ブラディ・コーベット『ブルータリスト』(GG)
ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』
エドワード・ベルガー『教皇選挙』
ジャック・オーディアール『エミリア・ペレス』
コラリー・ファルジャ『サブスタンス』
フロントランナーは『ブルータリスト』のブラディ・コーベット。低予算でありながら純シネマの風格を感じさせる重厚で壮大な作風に世界の批評家と映画ファンが熱狂した。
『ANORA アノーラ』のショーン・ベイカーは、候補までは間違いないが、今回は脚本賞に票が流れるだろう。
『教皇選挙』のエドワード・ベルガーは『西部戦線異状なし』で監督賞から弾かれているので、意外にも今回が初ノミネートとなる。ただ、製作と脚本のどちらも兼任していないのは大きなマイナスポイントで、このパターンは映画作家として己のヴィジョンを貫き通したとは見なされにくい。今回はノミネート止まりと見ているが、演技の見せ場が豊富な作風なので、俳優票を取り込めれば逆転の目があるか。
『エミリア・ペレス』のジャック・オーディアールは外国語映画枠。国際長編映画賞に票が流れることが予想されるため、受賞はないだろう。
『サブスタンス』のコラリー・ファルジャは、今年最も有力視されている女性監督。手掛けた作品がオスカー受けのしないホラー映画であることや、DGAで弾かれたことが気がかりだが、何とかノミネートに漕ぎ着けたい。
ファルジャと並んでチャンスが有る女性監督とされているのが“All We Imagine as Light”のパヤル・カパディア。DGAにおいて第一回監督賞にノミネートされていることから、逆転があってもおかしくない。
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のジェームズ・マンゴールドはDGAでのサプライズノミネートこそあったが、本戦でのノミネートはないだろう。ただ、業界内での作品の人気の高さは窺える。
ここまでで『デューン 砂の惑星 PART2』のドゥニ・ヴィルヌーヴの名前が挙がっていない。批評家賞でBUZZ回復の兆しを見せつつあったが、DGAで痛恨の候補落ち。あのピーター・ジャクソンですら『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』ではノミネートを逃した。ああ……『デューン』ファンの悲鳴が聞こえてくるようだ……
◆主演男優賞
ティモシー・シャラメ『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
エイドリアン・ブロディ『ブルータリスト』(GG)
レイフ・ファインズ『教皇選挙』
コールマン・ドミンゴ『シンシン/SING SING』
セバスチャン・スタン『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
主演男優賞には“BIG 5”とも呼ぶべき固定メンバーが批評家賞に名を連ねた。『ブルータリスト』のエイドリアン・ブロディ、『シンシン/SING SING』のコールマン・ドミンゴ、『教皇選挙』のレイフ・ファインズ、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のティモシー・シャラメ、“Queer”のダニエル・クレイグだ。順当に行けばこの5人で決まりなのだが、BAFTAのノミネートからも分かる通り、ダニエル・クレイグは若干息切れしてきた印象がある。
そこに浮上するのがセバスチャン・スタン。彼にとっての当たり年で『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』と“A Different Man”という、2本の有力作品で虎視眈々とノミネートを狙っている。投票のタイミングでGG賞を攫ったのも大きい。当然票割れが懸念されるが『アプレンティス』の方が会員人気が高いと見ている。
ホラー映画“Heretic”で映画祭を震撼させたのは、ヒュー・グラント。批評家賞の実績では“BIG 5”に次ぐ。GG賞とクリティクス・チョイス・アワード(CCA)、BAFTAでノミネートを果たしたが、ジャンルとの相性も相まってオスカーまではなさそうだ。
◆主演女優賞
デミ・ムーア『サブスタンス』(GG)
マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』
シンシア・エリヴォ『ウィキッド ふたりの魔女』
カーラ・ソフィア・ガスコン『エミリア・ペレス』
フェルナンダ・トーレス “I'm Still Here”(GG)
PMCが支配するようになって以降、2年目のGG賞。もはや賞としての権威などないに等しいが、それでも賞レースにおいては意味がある。ポイントとなるのは、受賞そのものよりもスピーチの内容だ。『サブスタンス』のデミ・ムーアは間違いなく今年の主役の一人と言えるだろう。90年代を代表する大スターが、キャリア最高の演技で素晴らしいカムバックを見せた。彼女自身やホラーというジャンルに偏見を抱く会員もいるだろうが、感動的なスピーチに心を動かされた者も多いだろう。
批評家賞で最も多くの勝ち星を上げた『ANORA アノーラ』のマイキー・マディソンは、確実にノミネートされるだろう。本命視されていたGG賞では不覚を取ったが、CCAなどでまだまだ巻き返しは可能だ。
『ウィキッド ふたりの魔女』のシンシア・エリヴォは、おそらく助演女優賞のアリアナ・グランデとセットで票を入れたくなるばず。
4人目に候補に挙がってくるのは『エミリア・ペレス』のカーラ・ソフィア・ガスコンだろう。実は他の女優たちに比べて、演技的に秀でているわけではないという見方もあるのだが、トランスジェンダー女優初のノミネートという話題性と作品パワーで候補までは安心だ。
5人目が難しい。批評家賞の実績で言えば“Hard Truths”のマリアンヌ・ジャン=バプティストなのだが、作品BUZZが全く盛り上がっていないのが気になる。マイク・リー監督は会員のお気に入りで、監督賞に2度、脚本賞に5度ノミネートされているのだが、今回は作品が浸透していないのではないか。ブリーカー・ストリートのキャンペーンパワーにも些か不安が残る。
当初有力候補とされていた『ベイビーガール』のニコール・キッドマンと“Maria”のアジェリーナ・ジョリーの2人の大スターは、GG賞で存在感を見せられなかったのが痛い。前者はナショナル・ボード・オブ・レヴュー(NBR)を境にBUZZが下降気味、後者は自分で歌って見せ場を攫う有力候補が多い中での口パク。マリア・カラスの歌声を再現しろと言ってもそれは無理な話なのだが、この点は痛い。両者ともノミネートすれば授賞式の華やかさが増すこと間違いなしなのだが、実際には厳しいと考える。
“The Last Showgirl”のパメラ・アンダーソンは、SAGでサプライズ候補を果たしたものの、本戦までは厳しいだろう。
ここは投票のタイミングでGG賞を受賞して存在感を見せた“I'm Still Here”のフェルナンダ・トーレスをチョイスしよう。作品に勢いがあるのもプラスポイントだ。
◆助演男優賞
キーラン・カルキン『リアル・ペイン~心の旅~』(GG)
エドワード・ノートン『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
ガイ・ピアース『ブルータリスト』
ユーリー・ボリソフ『ANORA アノーラ』
ジェレミー・ストロング『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』
『リアル・ペイン~心の旅~』のキーラン・カルキンでほぼ決着の部門。ニューヨーク映画批評家協会賞(NYFCC)、NBR、ロサンゼルス映画批評家協会賞(LAFCA)、全米映画批評家協会賞(NSFC)の「四大賞」を独占した彼は、今年のダヴァイン・ジョイ・ランドルフだ。
対抗は『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のエドワード・ノートンだ。自らバンジョーを奏で、歌い、重要4賞でノミネート達成。受賞が待ち望まれている俳優でもある。
当初候補確実で、受賞もあり得ると見られていた『ブルータリスト』のガイ・ピアースは、最重要のSAGでまさかの候補落ち。さすがに本戦ではノミネートされるだろうが、受賞からは遠のいてしまった。
『ANORA アノーラ』のユーリー・ボリソフは、ハリウッドでの知名度こそ低いが、ノートンと同じく重要4賞を押さえていることから、ノミネートまでは堅いだろう。クライマックスで見せ場を攫い、作品をエモーショナルに締めくくって見せた。
『シンシン/SING SING』のクラレンス・マクリンは、カルキン、ピアースの2人に次ぐ好成績を残した。スター誕生パフォーマンスと絶賛され、クライマックスで観客の涙を絞るが、演じるのは「本人役」。ノミネートを投票する俳優たちには「それって演技と言えるの?」と感じている者もいるだろう。また、偏見とは言わないまでも、プロフェッショナルとして易々とアマチュアを認めるわけにはいかないというプライドがある気がする。
個人的には『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のデンゼル・ワシントンにノミネートを勝ち取ってほしいのだが、作品と共にBUZZは下降の一途を辿っている。
◆助演女優賞
ゾーイ・サルダナ『エミリア・ペレス』(GG)
イザベラ・ロッセリーニ『教皇選挙』
アリアナ・グランデ=ブテーラ『ウィキッド ふたりの魔女』
ダニエル・デッドワイラー『ピアノ・レッスン』
ジェイミー・リー・カーティス “The Last Showgirl”
この部門で候補確実と言えるのは『エミリア・ペレス』のゾーイ・サルダナと『ウィキッド ふたりの魔女』のアリアナ・グランデ=ブテーラのみ。
『教皇選挙』のイザベラ・ロッセリーニはSAGこそ落としたものの、作品パワーが強力故に候補入りすると考える。上映時間120分のうち出演時間はわずか7分51秒だが、助演女優賞に相応しいシーンスティーラーだ。個人的には彼女を推したい。
『ピアノ・レッスン』のダニエル・デッドワイラーも、助演好みのシーンスティーラー。作品の人気が低いので確実とは言えないが『ティル』の時はごめんね票が望めるのではないか。
5枠目は『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のモニカ・バルバロと迷いながらも“The Last Showgirl”のジェイミー・リー・カーティスをチョイス。SAGノミネートはサプライズではあったものの、自分が出演していない作品でも積極的に応援する人柄から人望が厚いと見た。自分も被害に遭っているにもかかわらず、山火事被災者に寄付してたしね。
◆脚本賞
ANORA アノーラ
リアル・ペイン~心の旅~
サブスタンス
ブルータリスト
チャレンジャーズ
監督賞や作品賞の代替品として与えられることが多い部門。今年はショーン・ベイカーだろう。
◆脚色賞
教皇選挙(GG)
シンシン/SING SING
Nickel Boys
エミリア・ペレス
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
脚本・脚色賞は、作品賞を獲得するうえで最も重要な部門の一つと言える。 過去の傾向を見ても、この部門にノミネートされなかった作品が勝利することは極めて稀。
◆撮影賞
ブルータリスト
デューン 砂の惑星 PART2
Nosferatu
教皇選挙
Nickel Boys
◆編集賞
教皇選挙
デューン 砂の惑星 PART2
ANORA アノーラ
チャレンジャーズ
エミリア・ペレス
◆美術賞
ウィキッド ふたりの魔女
ブルータリスト
デューン 砂の惑星 PART2
教皇選挙
Nosferatu
◆衣装デザイン賞
ウィキッド ふたりの魔女
Nosferatu
教皇選挙
デューン 砂の惑星 PART2
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
◆メイクアップ&ヘアスタイリング賞
サブスタンス
ウィキッド ふたりの魔女
ビートルジュース ビートルジュース
デューン 砂の惑星 PART2
エミリア・ペレス
◆視覚効果賞
デューン 砂の惑星 PART2
猿の惑星 キングダム
ウィキッド ふたりの魔女
BETTER MAN/ベター・マン
ツイスターズ
◆音響賞
デューン 砂の惑星 PART2
ウィキッド ふたりの魔女
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
デッドプール&ウルヴァリン
◆作曲賞
ブルータリスト
教皇選挙
チャレンジャーズ(GG)
野生の島のロズ(HMMA)
エミリア・ペレス(HMMA)
◆歌曲賞
Kiss the Sky(HMMA)
El Mal(GG)
The Journey(HMMA)
Compress/Repress
Mi Camino
◆長編アニメーション賞
野生の島のロズ
Flow(GG)
インサイド・ヘッド2
ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!
Memoir of a Snail
『野生の島のロズ』と『Flow』の対決。どちらも似たようなテーマを持つ作品だが、前者は分かりやすくエモーショナル、後者は幻想的で神話的。
◆国際長編映画賞
エミリア・ペレス(GG)
聖なるイチジクの種
I'm Still Here
Flow
Kneecap
◆長編ドキュメンタリー賞
ウィル&ハーパー(CCDA)
ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(CEH, IDA)
SUGARCANE/シュガーケイン
ドーターズ
Porcelain War