資産運用業界でがっつり稼ぐ方法。ポイントは外資系への転職
資産運用業界は一般的に高給な業界です。
金融業界自体が平均的に高給なのですが、その中でも資産運用会社は大手の金融機関の系列であることが多いため、金融機関の中でも高いほうです。
この資産運用業界の中でも、報酬にはかなりの差があります。
ざっくり言ってしまうと、規模が大きい会社ほど、また外資の方が給料は高くなります。
特に外資系の場合、日系に比べると格段に報酬が高いことが多いです。
このような点を踏まえ、ここでは資産運用業界でがっつり稼ぐためのキャリアの作り方をご紹介します。
ポイントは、一度外資系をはさんで報酬を大きく上げることです。
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新卒で資産運用業界(アセットマネジメント)に入る
まず、新卒で資産運用業界に入りましょう。
基本的に外資系の運用会社は新卒を採用していないため、国内系の会社がターゲットになります。
資産運用業界のど真ん中は運用会社のため、ここをまずは目指しましょう。
証券会社や銀行、保険会社にも運用部門はありますが、こちらは配属リスクが高いため、資産運用に特化したいのであれば、運用会社の方が確実です。
募集人数が少なく、狭き門ではありますが、まずは資産運用業界に入るということが大切です。
30歳前後で外資に転職
30歳くらいが最も転職における市場価値が高い
国内の資産運用会社(もしくはそれに類する会社)で経験を積んだら、外資に転職しましょう。
おおよその目安としては、5年くらいの経験があれば十分です。
年齢でいうと、30前後が目安です。
このくらいの年齢というのは、社会人経験がちゃんとつき、業務経験もあるけど、まだその会社に染まり切っていない、という転職先の会社にとっては最も欲しいゾーンになります。
なのでこのくらいの年齢にはかなりのニーズがあり、かつ高く売れる可能性が高いのです。
外資に転職する理由
外資を目指す理由はいたって簡単で、年収が圧倒的に高いからです。
国内系の運用会社だと年収は30歳で600~800万くらい、多いところで1000万くらいが目安になります。
一方の外資系だと、ベースが1000万でプラスボーナスというのが標準的なところです。
つまり、最低でも1000万は超えてきます。
業績&評価が高ければ、1000万代後半も狙えます。
30歳前後という最も市場価値の高い時に、報酬の高い外資に転職する。
これが資産運用業界で大きく稼ぐための1つのポイントになります。
40歳を目途に国内系に転職
30代は外資でがっぽり稼ぎましょう。
平均的には外資の年収は1000万代後半くらいあるため(含むボーナス)、日系よりも圧倒的に大きく稼ぐことができます。
一方で、外資には切実な問題があります。
それはある程度年齢が行くと、その会社に居にくくなるのです。
40歳以降で役職がないと居場所がなくなってくる
特に40代以降で役職がないと、外資の会社は居にくくなります。
うまく出世コースに乗り、マネージングディレクターやパートナーといった地位を確立している人はそのままその会社で突っ走ればいいでしょう。
一方で、特にそういった肩書がない(つまり出世しない)場合、外資系は年齢と共に居ずらくなっていきます。
外資系は新陳代謝が激しいため、常に新しい人が入ってきます。
また、年齢で役職が決まるということが少ないため、年を取ると上司が年下になる可能性が高まります。
こうなると、上司としても使いにくいし、本人もやりにくいし、何より同じ給料を払うなら体力があり、伸びしろもある若い人の方がいいに決まっています。
外資ではこのような合理的な考えがあるため、特に40代以上になると、多くの人にとって居心地が悪くなってくるのです。
居心地が悪いだけならまだしも、リストラの対象にもなりやすくなってきます。
なので、外資系という場所は生涯を通じて働くというより、一時的に年収を上げ、自分の市場価値を上げる場として活用したほうが合理的なのです。
40歳までに国内系に戻る
このような理由により、資産運用業界で長く働き、稼ぎ続けることを考えれば、概ね40歳くらいまでに、国内系の会社に移ることが無難です。
幸い国内系の運用会社はリストラもほとんどなく、年寄りにも相対的に優しいことが多いです。
ただし、よく言われるように、30歳以降は年を取るごとに、転職のハードルは高くなってきます。
35歳ならまだ十分案件がありますが、40代になるとガクッと減ってきます。
50代ともなると、よっぽど何かの実績があるか、コネがあるかでないと厳しいのが現状です。
つまり、40歳くらいを目途に、国内系の資産運用会社への転職を模索しましょう。
年収は落ちるが外資の経歴は効く
外資系から国内系に転職すると、基本的に年収は落ちます。
まあ両者では圧倒的な年収の差があるので致し方ないところではあります。
ただし、ここが重要な点ですが、外資で働いていたことは、転職時の年収の決定に大きな影響を与えます。
転職の際にはほぼ必ず前職での年収が参考にされます。
なので、前職の年収が高いほど、転職先の年収も高くなります。
例えば、外資で1500万の年収だったとします。
転職先の国内系の会社ではこの年収は無理だとしても、許容できる上限に設定される可能性が高くなります。
これまでの経験や年齢等を考慮すると、その会社では1000万~1300万が年収のレンジだとすると、前職で1500万の年収があれば、上限の1300万のオファーを受ける可能性が高いのです。
このように、一度外資で働き、年収を上げると、その後もその年収をベースに会社を渡り歩くことができるため、がっつり稼ぐことができるようになるのです。
生涯年収を増やすキャリアパスのまとめ
資産運用業界でがっつり稼ぐ方法をまとめます。
まず、新卒では資産運用会社もしくは運用関連部署を目指しましょう。
そこで何年か経験を積み、20代後半から30歳くらいを目安に外資系に転職しましょう。
ここで年収は1000万を超えるはずです。
30歳代は外資でがっぽり稼ぎ、徐々に居にくくなる40歳までを目安に再度国内系の運用会社へ転職しましょう。
恐らく年収は下がりますが、外資の高給が考慮され、平均的な数字より高い年収でオファーがもらえるはずです。
無事国内系の運用会社へ転職できたら、その後は粛々と余生?を過ごしましょう。
国内系の会社は年寄りにも優しいところが多いので、晩年?を過ごすには圧倒的に居心地がいいはずです。
クリアするハードルの高さ
ここで提案したキャリアを歩むにあたっての第一の関門は、「新卒で資産運用関連の仕事に就く」というところです。
運用会社をはじめ、資産運用の仕事は求人が多くないため、入るのはなかなか大変です。
もし、新卒で思うような会社に入れなくても、あきらめる必要はありません。
特に20代であれば、ポテンシャル採用が多いので、前職が資産運用関連でなくても、採用される可能性は大いにあります。
運用業界への熱意がある方であれば、応募し続ければ道が開ける可能性は高いです。
次に大きな関門は、外資系から国内系への転職です。
もし年齢が若ければ(概ね30歳前後)それほど難しくはないのですが、ここで提案している30歳後半~40代になってくると、かなり転職の難易度は上がってきます。
また、基本的にこの転職の場合、年収は下がることになるので、そこを割り切れない方も結構います。
ただ、経験上40代以降を外資系の会社でキャリアを積むのはかなりのハードゲームのため、長く資産運用業界で働きたいのであれば、エージェントをうまく活用するなどして40歳くらいまでに国内系へ転職することをおすすめします。
<出典>
投資総合研究所
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