日本のアセマネ業界
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資産運用業界
現在は貯蓄から投資というスローガンのもと、投資が推進されています。それを背景に資産運用業界は現在盛り上がっている業界かつ、これからも伸びることが予想されている業界です
投資信託協会がまとめた投資信託の状況によると、公募投信の運用額は154兆3935億円となり、過去最高となった6月の156兆6858億円から国内株式市場下落によりわずかに減少。運用会社別の規模トップは野村アセットマネジメント。運用額は41兆8782億円で、全体の27%を占める。
アセマネ業界地図
業界の上位には証券系や銀行系が並んでいます。銀行系も証券会社などをグループに抱えているため、投信を購入する顧客を抑えられることがひとつのポイントになります。また保険も運用資金が大きいため系列の運用会社はその恩恵を受けやすく、会社の安定につながっています。
アセットマネジメント業界は常に統合や合併が行われています。理由としては資産規模が大きくなればなるほど儲けやすいということと、親会社の経営戦略に左右されやすいということが挙げられるでしょう。
今までは野村アセットが業界リーダーでしたが、みずほ系の会社が合併してできたアセットマネジメントOneがその地位を虎視眈々と狙っています。取り扱う額では野村アセットと良い勝負をしていますが、利益やブランド力では野村が勝っているでしょう。
また、三井住友DSアセットマネジメントのように投資信託の直接販売を行うなど、新たな取り組みをしているところもあります。
保険系
保険会社は顧客から預かった保険料を運用するためアセットマネジメント業界ととても相性の良い業界です。特に生命保険は契約期間が長いため運用部門が発達しています。アセットマネジメントOneは第一生命の資本が入っていますし、三井住友DSアセットマネジメントも元をたどれば住友生命にたどり着きます。親会社の保険会社よりまとまった資金を安定して運用している会社も目立ちます。
ただし、投資信託を売る力では直接顧客を抱えている証券会社には及びませんでした。しかし最近ではネット証券の台頭もあり、販売力を伸ばしている会社もあります。
外資系
外資系の特に中小規模のものは景気や世界情勢によって、参入、撤退、統合が激しいようです。
最近注目なのはバンガードでしょう。アメリカで圧倒的に安い手数料とインデックス投信人気を背景に拡大してきたバンガードが日本に参入してきました。セゾン投信や楽天の提携などうまいこと資金を集めています。
独立系
独立系は独自の投資哲学に基づいて運用しています。そして扱う投資信託の本数は少なく、特色強い株式ファンド数本を運用する程度です。また直販が中心の会社も多く、投資家も投資哲学や方針への共感が強い場合が多く見られます。
ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスは高い運用実績を背景に一気に人気投資信託に躍り出ましたが、現在はSBI証券に買収されました。
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