知らないとまずい企業年金(運用編)の用語集③
L.L.C
Limited Liability Companyの略で、日本では「合同会社」と呼ばれる有限責任会社のことで、合名会社、合資会社とともに持分会社に分類される会社形態です。
アメリカで始まった新しい企業形態で、日本では2006年の会社法の施行に伴い設立が可能となったものです。
特徴としては、(1)所有と経営が原則同一であること、すなわち出資者(社員)=経営者、(2)出資者(社員)全員の有限責任、(3)原則として社員全員が業務の執行にあたるが、業務執行役員を決めることができる、(4)出資比率に関係なく利益配分が可能で、経営の自由度が高いことなどの特徴があります。
GARP(ガープ)手法
Growth At Reasonable Priceの略です。株式におけるアクティブ運用の一種で、企業の成長性に注目するだけではなく、株価評価においても割安と考えられる銘柄に投資する手法です。
カストディアン
海外における保管銀行のこと。投資家の代理として有価証券等の保管のみならず、元利金や配当の受取、売買代金の授受、保管する有価証券から発生する権利関係の事務等を行います。
為替オーバーレイ
外貨建資産の運用において、現物資産の運用と為替の運用を切り離して、為替の運用を一元的に管理する手法をいいます。通常、為替オーバーレイ・マネジャーと呼ばれる為替専門の運用機関がヘッジ比率をアクティブに変更することにより、付加価値の獲得やリスク管理を行います。
為替オーバーレイを行う理由として、
(1)複数の運用機関に外貨建資産の運用を委託する場合、運用機関毎の為替戦略が存在することで、為替取引に関する相殺取引が発生し、運用効率の阻害の一因となること。
(2)外貨建資産の運用を委託した運用機関が必ずしも為替運用能力が高い運用機関とは限らないこと。
などがあげられます。
<出典>
りそな銀行
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