生前対策 "はじめの一歩" 専門家に相談する前に 家族で相続を考える「3つの質問」
「大切な人にもしものことがあったら」と考えたことはありますか?
厚生労働省の「簡易生命表(令和5年)」によると
令和5年(2023年)の日本人の平均寿命(0歳の平均余命)は
男性が81.09歳、女性が87.14歳で
2022年と比較して男性は0.04年、女性は0.05年上回りました。
高齢化が進む中
「大切な人はいつまでも元気でいてくれる」
と錯覚しがちですが
少なくとも現代において
永遠の命というものはありえません。
大切な人がこの世からいなくなってしまったら…
認知症などで何もかもわからなくなってしまったら…
愛する人を失うことへの恐怖はもちろんですが、
お金や財産を含む現実的な問題も見過ごすことはできません。
私も数年前、母が急に倒れて途方にくれました
実家で一人暮らしをしていた母が、
ある日急に体調を崩して入院してから
どんどん様子がおかしくなり
ものすごいスピードで
以前の母ではなくなってしまったのです。
几帳面で手書きの家計簿を毎日きちんとつけていた母
子供の頃、広告の裏紙で漢字ドリルを手作りして添削までしてくれた母
私の健康を気遣ってあれこれ世話を焼いてくれた母
「お金を大切にしなさい」といつも諭してくれた母
そんな母が別人のように変わってしまいました。
一時期は私のことを娘だとわからなくなり、
会話もまともにできなくなりました。
こちらの言ったことをただオウム返ししたり、
攻撃的になって周りのすべての人に毒づいたり、
あまりの変わりように戸惑うとともに、とても悲しくなりました。
心臓が弱っているので長くないかも、と医師に告げられ
急なことに気持ちがついて行かない中
入院手続きや保険のこと
実家周りの様々な契約関連など
諸々の対応に追われ…
私は長いこと税理士として働いてきましたが
法人税務の経験がメインで
当時はまだ相続のことや資産税について
今のように強くはなかったので
このまま母が亡くなってしまったらどうしよう…
と不安で眠れない夜もありました。
でも、あることのおかげでなんとか乗り切れたのです!
母はその後奇跡的に状態が改善し
私のことも娘と認識できるまでに回復してくれました。
今では認知症の症状はあるものの
介護施設で穏やかな日々を過ごしています。
家族もあのとき長くないと医師に告げられたときよりは
いつか来る日のための備えがある程度できています。
(追記)母はその後2022年11月に介護施設で穏やかに88歳の生涯を終えました。苦しまずに旅立ったとの医師の言葉が家族にとって何よりの救いです。
この教材では、大切な人のもしものときに備えて
まず家族で考えていただきたい
「3つの質問」(※)をご紹介しています。
※「3つの質問」は、「引き継がれる人(例:親など)」に対して「受け継ぐ人(例:子など)」から問いかけていただくことを想定しています。
相続税がいくらかかるのか
はたまたかからないのか?
税負担の面からどのような「相続対策」が有効か?
については、税理士等の専門家にご相談いただくのがよいのですが、
まずはこの「3つの質問」について一緒に考えることで、
豊かな未来へ向けて
一層ご家族の絆が深まることでしょう。
生前対策は早いに越したことはありません。 この教材をきっかけに一日も早く”はじめの一歩″を踏み出して
少しでも安心な毎日を手に入れましょう!
こんな人におススメ
✔️相続について不安があるけれど、何から手をつけたらよいかわからない
✔️なかなか家族でお金や財産の話はしにくい
✔️亡くなるのを待っているみたいで大切な人に相続の話を切り出しにくい
✔️何がわからないのかさえわからなくて余計不安
✔️誰に相談したらよいかわからない
この記事から得られること
✔️家族の未来を一緒に考えるきっかけになる
✔️何がわからないのかがはっきりしてくる
✔️何から手を付けたらよいかわかるようになる
✔️「財産等一覧」サンプルフォーマット付
✔️「相続関連の主な相談先」ポイント解説付
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