ゆめにっき2024/08/11

世界が亡びる夢を見た 男の家で布団の上でコンロを使ってラーメンを作っていたら周りに火が移ってしまって天井ももえてしまってスプリンクラー作動させなきゃ！！！とおもったらテレビのアレクサが急にしゃべり出した 人類は絶滅の用意をしてください 最初火事が広まりすぎて警報装置が作動したのかと思った 深夜だったし人が起きないかすごく焦った ちょっと経つとまた喋った 誇りを、美しさを……などと言うからアレクサが火事じゃないことで喋っていることに気づいた 外からシューと何かが蒸発しているような音がする 窓が青くひかり Twitterを開いたらいちご彗星が地球に落ちるらしい 今まで予測されていたあまおう彗星に気を取られすぎて急に来たいちご彗星の対策ができなかったらしい それですごい音がして 視界が真っ白になってなにかに引き伸ばされるような感覚がして 真っ暗になって何かが光りながら蠢いているような 子供の絵みたいな景色になった 意識が無くなるかと思ったけど無くならないらしい でも目を閉じても開いても景色は変わらなかった もう1人に喋ってみた 大丈夫? 会話もできた 何が起きたかわかんなかったけど もう本当に終わりなんだなあって これで死ぬんだ 夜中抜け出して彼氏の家いって家族に会うこともなく死ぬんだ 家族はどうしてるのかな みんなてんやわんやなのかな discordを開くとアイコンが全部薄灰色になっていた サーバーも壊れちゃったのかな Twitterも動かなくなっていた みんな大丈夫かな いや大丈夫じゃないんだろうけど こんな急に終わるものなんだな あっけないな 最後好きな人といれて良かったのかもしれなと思った 布団に入ろとさそい 2人で布団に入って最後に寝ようって目をつぶった
起きたらあさが来た 来ると思わなかった スマホはもう使えないけどお母さんが車で他の家族も乗せて迎えに来てくれた 空はいつもより心做しか青緑っぽい メルヘンの世界だ それ以外は何も変わっているように見えない 家族もみんな談笑している でももう終わるんだとどこかでわかっていた 地球終わるらしいね お母さんもうちょっとで人生完走できたのにねと言うとほんとねもうちょっと頑張って欲しかったねと言われた 笑っていて 隕石が落ちたとか全部冗談じゃないかって思った
スーパーは何故か空いていた みんな最後は家で過ごすのかなと思いながらお金を残してもしょうがないし沢山買おうと思ったけど結局割引の惣菜をいくつかだけ買って帰路に着いた 駐車場まで車を置きに行く時間が勿体なくてマンション前に路駐して先に車を降り、みんなが降りてくるのを待った いつも通りだった 空はいちごミルクみたいな色をしていて 意外と滅亡ってゆっくりなんだなと思った 恐竜の絶滅の時みたいに塵のせいで日光が届かなくなって絶滅するのかな 人間の科学力でどうにかならないのかな なんだかんだ言ってこの生活、もう1ヶ月くらい続きそうだな……