イギリス発達支援への道㊳ 次男の今後の学校選択についての周囲の意見

 前回の記事で、次男がレセプションクラスにそれなりに適応していることを書いたと思います。しかし私はすでに「今後、先の未来」のことが気になっていました。
というのも、レセプションとYear1では同じ学校に在籍しているのも関わらずイングランドで定めているカリキュラムの枠組みが全く異なります。
(詳しくはイギリス特別支援サイトー特別支援を受けるまでのプロセス-をご覧ください)
教室の構造や授業などもガラリと変わり、勉強する科目も増えていきます。
これまで学習面に関しての伸びなど彼の持つ可能性を感じた一方で、それを全体の「平均」と比べたときにはやはり、「今後差は徐々に開いていくであろう」との見立ては学校のSENCOや担任、Teamと一致していました。

それはつまり、「いつかはこの学校に適応できなくなる・メインストリームで提供できる支援の範疇を超えてしまう時が来る可能性」を示しています。

これが、私がEHCPで配置された学校名に異議を申し立て、裁判を進めていた理由です。「その時」がいつになるかは分からない。でも確実に近い将来訪れます。

残念ながら「その時」になって動いても、即座に解決できるような支援や教育環境を用意する余裕はイングランドの自治体や教育現場には十分にありません。支援学校や支援級の枠は常に限られています。その枠を、常に奪い合っているような状況は多くの同じような状況の現地の保護者から聞いていました。

そしてその「いつか」のために、今できる最善の選択を常に取っていこうと決めた私たちの結論が、学校を変えるためのレセプション段階でのEHCPアピール・裁判でした。
こうして6月にEHCPが発行された直後から裁判の手続きに移り、プロセスを進めてきましたが、つい先日大きな動きがありました。

次は、以前記事に挙げた「裁判」について引き続き状況・情報を更新する形でお伝えしたいと思います。



いいなと思ったら応援しよう!