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「問題」と「課題」の違いとは?

アスコム・メディア開発部の入江です。
ひじょ~~~~~~~~~~に長い期間、Noteの更新ができずにいました……。
(書籍制作に追われていたことを言い訳にし、ズルズルとここまで来てしまいました。)
罪悪感を覚えながら今このNoteの記事を書いています。

さて、私がやらかしたような、こういうあまり良くないことが仕事などで起きたとき、おそらく多くの方は「問題」として捉えないでしょうか
例えば、「長い期間、Note記事の執筆を放置するなんて問題だ!」というような。
(メディア開発部のみなさま、スミマセン……スミマセン(涙))

特に、ビジネスシーンでは、よく使われるような気がします。

この「問題」という言葉、もちろん、使い方としては正しいのですが、
「ちょっともったいないな~」という思いがあります。
というのは、「問題」という言葉で終わると、思考停止する初めの一歩なのかなと思うからです。

ここでいったん、問題と課題の意味の違いについてみてみましょう。

【問題】
1 解答を求める問い。試験などの問い。「数学の—を解く」「入試—」
2 批判・論争・研究などの対象となる事柄。解決すべき事柄。課題。「そんな提案は—にならない」「経済—」「食糧—」
3 困った事柄。厄介な事件。「新たな—が起きる」
4 世間が関心をよせているもの。話題。「—の議員」
(出典:デジタル大辞泉(小学館)より)

【課題】
1 与える、または、与えられる題目や主題。「論文の—」「—図書」
2 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな—である」「緊急—」
(出典:デジタル大辞泉(小学館)より)

それぞれ、問題・課題という言葉が入り込んでややこしくなっていますが、要は、
「問題」というのは、事象のことを指し、
「課題」というのは問題を解決するために取り組むべきタスク
です。

これは完全に上司からの受け売りなのですが、
「問題」を「課題」に転換しようと意識することで、「どうやったら課題できるだろう?」
という前向きな意識に変化するのです。

先のNote記事の問題意識だと、このように変わります。

■問題:Note記事の執筆を放置しているという問題(事象)

■課題:Note記事の執筆を放置しないためにはどうすればいいのか?(解決するべきこと)

問題の意識だと、先ほどの私のように「スミマセン(涙)!」というだけで終わってしまいかねませんが、課題の意識になると「ほかの人にリマインドしてプレッシャーをかけてもらおう」「日々ネタを貯めておいて執筆のハードルを下げておこう」というように、解決策までたどり着きやすくなります

私たちは、企業や商品が抱えている「課題」の解決をお手伝いする部署ですが、お手伝いするなかで、「課題」というからには必ず解決の糸口は転がっているな~と感じています。
もし今あなたが「これは問題だ!」ということがあれば、「これはどうすればいいんだろう?」と課題に転換してみると、前に進めるかもしれません。

「Noteの更新の遅れ」という自戒と、次の方へのプレッシャーを込めて書いてみました。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。

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