名前のない感情
私の左手には氷結ピノ・ノワール8%が握られていた
暗い部屋でそれを飲みながらこれを書いている
なんとなく書きたくなたからだ
友人たちと飲んだ帰り
なんだか寄り道したくなる気持ちを抑えて家まで歩いていた
化粧を落として、着古したTシャツとスウェットを着て寝るだけだと思っていたけど・・・
家までの道のりにコンビニが数件
最後のコンビニはスルーできずに寄ってしまった
お酒を買う
いつもは買わないようなお菓子やおにぎりを選んでレジへ
「あーまたかっちゃった
ダイエットしてるのにな」
家について、缶チュウハイをあけて
缶を見つめて時間が経つ
じーーーーー
全然意味が入ってこない
でも見続ける
あー化粧落とさなきゃ
あーお風呂はいるのめんどくさい
あー着替えるのめんどくさい
色々あってセンチメンタルな日はこんなもんだ
独り身も悪くない
こんな時間が貴重だと言ってくれる人もいる