想像すると世界は作られていく③
先日の旅行で、天気は操れるのでは?
と好奇心が湧いてきた私は、
雨が降るのを楽しみに待った。
私は近いうちに虹を見る。
と決めた。
ある日の夕方ラーメン屋に行きたくなり、ラーメン屋に行った。
帰り道に虹を見た。
興奮して実家の面々に話すと
姉が「今から出かけるから雨を止ませて」と笑いながら言った
私は「やってみる」と言い、庭に出て「雨やんでください」と言った。
30分後雨はやんだ。
義兄は天気予報通りだと言った。
私はまた虹が見たいと望んでいた。
1週間後、両親と出かけた帰り道
起きると虹が出ていた。
天気の子という映画を見て、龍に連れ去られるのはいや、
このエンディングの世界も嫌だと思った。
そして私は天気について考えるのをやめた。
この辺りから人生の大転換がはじまっていった。