【治療院と事故】事例から考える#48
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今年も終わりに近づいておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
まさかの生ぬるい風吹く週末で、年末感がない、、、
もうお客様とは「良いお年を」を交換しあうスケジュール
そんな中「一年乗り切れたよ」と、施術終わりに言っていただけて
なんだか報われたなぁと、思いながらの帰路です。
アスケア治療院の取説を書いてみたら
久々に、自分の院を振り返ってみて、良いきっかけになったなと、
まぁ、そこで終わるのもアリなんですけど
7000文字超えの大作noteで、取り上げていただいております。
松永さんが、来院してから色々と言語化していたいただいてる。
こういった体験ができるのも、施術メインの仕事だからかなと
非常にありがたく感じています。
と、こういう言い回し含めて固いよね
わかる
この辺りの疑問に、僕の価値観にはなりますが答えていこうと思います。
近日中に、インタビューしていただきお答えしていきます、
一般的に、鍼灸師が、柔道整復師がって話にはなりにくい
属性や、そのあたりの理解を持ってみていただけると良いと思います。
あくまで、一施術者の話として聞いてくださいませ
noteに出てきた疑問に
松永さんの記事に出てきた質問に、一つ一つお答えしていく予定ですが
取り急ぎ、この部分をお答えしておきたいと思っています。
受けるか否かを、迷っている方にとっては、衝撃的な話ですよね。
Q:施術で事故(骨折)するケースがあるか?
A:あります(ただし稀に)
人対人の仕事なので、正直にいうと可能性が0とは言えません。
どんなものも、100%の安全は語れないと思っています。
可能な限り、事故が起こらないように努めてますが
施術者の能力の問題×顧客の身体状態 が、事故(骨折など)につながることがあります。
事例があったので、共有いたしますね
生島ヒロシさんが、整体で骨折されたというニュース
こうした事故が起こらないように、各種整体や、柔道整復師(接骨院の先生)、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師の人たちは、日々勉強をしております。
あまり、知られていないことかもしれませんがマッサージには国家資格が必要です。
3年間専門学校で勉強して、国家試験を受けて、合格して初めてマッサージ師となります。(鍼灸師/柔道整復師も同様のシステム)
この3年間で(大学だと4年間)で、できる限り安全に施術できるように学び、訓練を受けます。
ただ、免許があれば骨折や事故を起こさないという意味ではありません。
免許がないから、事故が起こるとも違います。
(整体やリラクゼーションは民間資格や社内研修などが多い)
(カイロプラクティックも規格が国際のものと国内のもので差がある)
※整体の中身までは全てはわからないのでご容赦を(たくさんある)
※整体は、ものすごく勉強されている凄腕の方もたくさんいます。
なので、一般論として職業やジャンルで括るのが難しいのです。
鍼なら鍼、あんまマッサージ指圧なら、あんまマッサージ指圧、柔道整復なら柔道整復のリスクがある。そのほかも同様です。
ただ施術で症状を改善する勉強も、事故が起こらないように学ぶことも
両方とも必要な仕事だと思っています。
活法と殺法
少し、小難しい話になるのですが
例えば、柔道の中に、活法と殺法があります。
いうならば、出元が同じ
表裏一体
取扱注意の代物で、治すことも壊すこともできるもの
パンチと肩叩きの差は?
触れるという意味では同じだが
目的や強度の違いと、受けた相手により変わる感じ
伝わるでしょうか?
マッサージ機でも、やりすぎて事故がある。
自分でマッサージ機をコントロールしていてもありえる。
薬も同じですよね、体にいい成分でも、オーバードーズしたら体に害が出る、副作用もある。
だから、その方への適量を
その意識で、日々研鑽しています
個人的な意見ですが、人に触れる仕事は怖いです
相手には症状やニーズがあり、そして触れることにはメリットデメリットがある。
だからこそ、日々の研鑽がないと、続けていられない仕事だと思っています。
どう防げばいいか?
誰が、どうやっても事故の可能性があるから辞めておこう
それは、ちょっと待ってほしい
容量用法を間違えないで、使えば体にいいから
この時代まで、残っている技術であり職としてのカテゴリーがあるのは
ご理解いただきたい
例えば、事故した施術と、事故しない施術の差は何か?と問われたら
・顧客の状況を把握していない(あまり話を聞かない)
・施術が雑に感じる(大切に扱われていない)
・施術者が未熟(訓練が足りていない)
・施術者が慢心している(ベテランでも散漫なら)
・刺激量が多すぎる(痛すぎる 無理)
思い浮かぶだけでも、このあたりを感じたら
やめた方がいいのではないかと思う
あと、個人的には不衛生さを感じたら、怖いかな
うちの親や友人には、そう伝えてます。
自分を大事にすることと、症状緩和に選んだ方法とが合ってるか?
常に、問うて施術に行ってほしい
もちろん大量に、似たような方向性のものがあるので
店構え、人、HP、広告、SNS、コストから感じ取るしかないんだけど
言葉や映像が嘘つくことだってあるんで、実際に触れてみないとわからない
どこで受けるかは自由だけど、上記感じたら「中止」でいいよと
(事前説明に納得したものとかは、なんとも言えないけど)
ここは、多分同業者は賛否あると思います。
もっと注意事項あるよって方は、ご教授くださいませ
あくまで僕の意見として載せてもす
まとめ
施術を受けることは症状の改善は見込めるものも多いです。
ただ、事故は全く0とは言えないし
カテゴリーや、ジャンルだけでは言い表せない
術者と施術方法と顧客の状態によってリスク度合いが変わるのです。
だから、しっかり選んでほしいと思っています。
生島さんの記事を読んで、どのように防いだらよかったのか?
そう考えると、本当に悩ましい部分がある。
他の記事を読んでいると、肋骨の9.10番を骨折強く押されてとあり
仰向けで、ウエストか、お腹周りに対する施術だったのだろうか?
うつ伏せで、肋骨を強く押したのか?
当時は、ライザップで減量や、空手の黒帯の取得、ゴルフなど
アクティブに動かれていた中でのケアだったようです。
ちなみに、肋骨周りが力量調節が必要なポイントというのは
当然のことなんです、大半の施術者は気をつけるところ
しかも、肋骨が折れるほどダイレクトに押す施術は何狙いだったのか?
よほど、その辺りを触らなければいけない理由があったのでしょう
・自分ならこうしていた
・教育や、研修が足りない
・そもそも、そこを押す理由は?
・そもそも、どんなニーズで行った?
など、思うところはあれど
現場で、事故はおこってしまっている。
いけると思って押した手は、何を感じていたのか?
押した本人と、押されてる人にしかわからない世界
推測は、このあたりにしておきます。
まとめとして、適切かわかりませんが
自分の体を預ける相手は、よく選んだ方がいい
医師でも、自分の手術は誰でもいいって方は少ないと思うし
僕自身も、鍼やカイロプラクティックは選んで受けています。
ちょっと押してくれるだけでいい
そのニーズがあるのは、重々承知なんだけど
・顧客の状況を把握していない(あまり話を聞かない)
・施術が雑に感じる(大切に扱われていない)
・施術者が未熟(訓練が足りていない)
・施術者が慢心している(ベテランでも散漫なら)
・刺激量が多すぎる(痛すぎる 無理)
先ほどあげた、このリストは自分を大事にするリストでもあって
なんでもいい、誰でもいいで選ぶのはオススメできない
「そんなことわかんないわ‼︎」と、いう声が聞こえそうですが
このリストに入る施術をしないように、自分も今の仕事のスタイルになったので
手からの感覚を大事にしているし、施術する自分自身も大事にして
その上で、相手を労われる手を提供している。
最後は、自分の直感を信じるしかない
話してみて、施術されてみて
「違うかも」って、思ったら、やめておきましょう
受ける側も、やる側も
12/18 茂呂史生さん講演会に、対談相手で参戦します。
急遽参加が決まりまして、12月18日アートフォーラムあざみ野にて開催される
茂呂史生講演会に、対談ゲストとして参戦します。
東洋医学や、鍼灸、マッサージが、発達障害・グレーゾーンとどうマッチするのか?
習慣化できる話なども含め、お話ししたいと思います。
✳︎最後まで読んでくださってありがとうございます。
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