プロポーズのその後
プロポーズのその後、
私は指輪探しを、彼は物件探しを各々始めていた。
その結果、プロポーズから1か月以内に婚約指輪と結婚指輪を購入し、新居の物件を決め、
その後両家の顔合わせを済ませ、3ヶ月後には入籍することになった。
大体結婚が決まってから入籍するまで半年ぐらいかかるものらしく、3ヶ月はかなり早い方らしい。
「そんなに急がなくても...」
と親から言われたりもしたが、なんとなく来年まで持ち越したくないと思っていて、急ピッチで話を進めた。
つまり私は、自分でも気付かなかったが、
「早く結婚して既婚という地位を手に入れたかった」のだろう。
ただ正直なところ、指輪はもう少し悩んでもよかったかなと思っている。
ジュエリーショップに婚約指輪を見に行った時、
シゴデキのスタッフさんからついでに結婚指輪の試着も勧められ、その日に両方とも購入することになったのだ。
結構驚かれるのが、指輪のデザインが違うこと。
婚約指輪と結婚指輪は同じブランドで買う人が多いらしく、また結婚指輪については、夫婦で同じデザインにしたり、セットで売っているものを買う人が多いらしい。
結局私たちは、婚約指輪と結婚指輪は違うブランドにしたし、結婚指輪もお揃いではないけど、同じブランドで似たようなデザインのものにした。お互いに気に入ったデザインが見つかって良かった。
指輪を購入してからは指輪への興味関心が出始めて、結婚した友だちと会う時には、「どこで買ったのか」「こだわりは何か」「日頃着け外しはするのか」を聞きまくっている。
そして、指輪が来る2ヶ月間を待ち遠しく感じ、
「早く指輪着けたいな〜〜」とばかり言っている。
カレンダー見る度に、あと2ヶ月もあるじゃん!長すぎじゃん!と驚いている。
独身の自分にとっては、結婚指輪は結婚している人だけが得られる権利と思っており、その権利を得られる特別感が甚だ強い。
結果、結婚することよりも指輪をつける楽しみの方が大きかったりする。笑
つい先日、不動産屋で引越しの理由や間柄を聞かれた時に、彼が私のことを「婚約者」と紹介したのだが、なんだか嬉しいような少し恥ずかしいような気持ちだった。
"だって「婚約者」っていう言葉は、結婚したらもう使わないし、今だけ期間限定の言い方じゃないか!女子は期間限定に弱いんだぞ!!くそっっ!!"
と、心で思っていた。
結婚が決まったという話をすると、友人や職場の人など多くの人がお祝いしてくれる。
「おめでとう」と言われることは人生にそう多くなくて、人に言う方が圧倒的に多いから、言われる度に今が一番幸せなのかもと思う。
そして何より、
彼と結婚に向けた会話や準備をできることがすごく幸せだなと実感するし、
カレンダーを見ながら、あと入籍まで〇日だな〜と未来の時間が来ることを待ち遠しく感じるのって、きっとすごく幸せなことなんだろうなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?