J.M.Weston180(タンブラウンボックスカーフ)
靴に興味を持ち始めたきっかけは、TWTGさんとの出会いだった。
ラジオにゲストとして来てくれて、靴磨きについて語ってもらった。
それまでの僕は靴に興味が無かった訳では無い。
ただ、ハイブランドの靴などを数足持っている程度だった。
きちんとした靴メーカーを知らなかった。
そう、TWTGさんでJ.M.Westonの茶色のローファーを目にした。
男性用と女性用が並んでいた。
「これはご夫婦?」
と尋ねると
「いや、偶然です(笑)」
と店長の石見くんが答えてくれた。
その2足の、特に女性用のライニングと中敷が飴色に変化していた。
これがとても綺麗だった。大切に履いてこられたんだな、という愛着が伝わった。
後からご年配の女性だと教えてもらった。
自分もいつの日かこういう風に変化した靴を履いてみたいものだ、とその時に思った。
『いつの日』はいつ来るのかわからないのだが。
そんなこんなで過ごしていると、想いは通じるもので。
銀行さんに義理立てして購入した宝くじが10万円当選した。
最初は貯金でも、と手堅いことを考えたのだが。
泡銭を貯めても良く無いだろう、と考えを転換。
ならば・・・いつの日かをここにしてしまえ!ということで思い切って手に入れた。
さて、内張を飴色に育てていく楽しみを味わおう。