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『フォード VS フェラーリ』
ずっと気になっていた1本。
ザクッとした内容はわかっていた。
絶対王者に挑め!
良い響きじゃないですか。いったれやったれ!
元近鉄ファンとしては「いったれ近鉄やったれ近鉄!」が好きなんです。
すみません、脱線しました・・・戻れ。
そう、やはり判官贔屓なんです、僕。
強いものに弱いものが立ち向かう。
負けてられへん!
要は、FerrariからコケにされたFordがル・マンで見返す、という話。
しかしね、そんな痛快映画じゃなかった。
おそらくノンフィクションなんでしょう。しかたない。
一つは、組織というもの。
Ferrariの会長から「所詮2代目」みたいに言われるのだ。それを聞いて発奮して見返す、という行動に出る。
しかし、やはり所詮は2代目だった。そして副社長が自分の意に沿わない者は干してしまう。
どうして組織は大きくなるとこうも風通しが悪くなるのかね。
専門を呼んでチームを作ったのだから、専門に任せておけば良いのだ。
それなのに、わざわざトップに専門外の副社長を据える。
それでは上手くいくものも上手く行かない。
もう一つの後味悪さはエンディング間近。これはネタバレになるから割愛しておこう。