タイガ、サラ、レオン(左から)
我が家のかかりつけ獣医は『笹木ホリスティックアニマルクリニック』である。
ある日、妻がこう言った。
「笹木先生のところに猫を見に行かない?保護猫がいるんだって」
なるほど、そういうことか。
妻は犬よりも猫派だ。
猫が飼いたくなったのだろう。
仕方ないね、今まで犬派の僕のわがままを聞いてもらって来たから。
ケージの中に、茶トラの赤ちゃん猫が2匹いた。
1匹は目やにが出て、少しかわいそう。
でも、この子の方が僕にはえらい懐いてくれた。
意外と猫も可愛いものだ。
と、この段階ではその程度にしか思っていなかった。
後々、犬派から完全なる猫派に転身するとは思いもせず。
「あんたんとこ、犬3匹おるから猫2匹増えていっしょやろw?」
帰り際の笹木先生の言葉だった。
「で、いつ引き取るの?」
帰りの車で妻に聞いた。
「え?飼うの?」
「そのつもりで僕を誘ったんじゃないの?」
「ただ、見に行きたかっただけ。これ以上生き物増えたら大変だよ」
あれ?そうなの?いや、ちょっと待って。既に僕は飼う気モードなんだけど。
「いや、保護猫でしょ?誰かが飼ってあげないとあの子達行き場無いんじゃないの?」
あーだこーだと理由をつけて引き取る方向に持って行こうとする。
「じゃあ、今日はいなかったけどサビの女の子がいるから1匹はそっちに変えてもらおうよ」
妻から思わぬ言葉が・・・。
い、いやいや、それは・・・もう茶トラ2匹見てるし。どっちかを置き去りにはできないぞ。
「それは無理!どっちか選べる?僕は無理だぞ。もう、2匹も3匹も一緒だから、3匹ひきとろう」
ということで、この子たちも我が家の家族となったのである。
こうして3つのピースが埋まり、我が家の現在の家族としての完成形が出来上がった。
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