今後も注視したいクレカ規制のこと
ここ最近度々X(旧Twitter)で話題に上がってます、通称『クレカ規制問題』。
私は最近テレビを見ないので、もっぱらネットニュースなどで追ってます。
ざっくり説明すると、
「ここ最近になり海外のクレジットカードブランドによる成人向けコンテンツへの締め付け強化が目立つようになっている」
というもの。
VISAやAMEXなどの海外のクレジットカード会社は、アメリカでの児童ポルノに関する裁判にて、決済プラットフォームを提供していた旨で訴訟に巻き込まれた例があるため、日本のアダルトコンテンツ中心のサイトとの取引に対して慎重になっているという話が、ネット記事で取り上げられています。
なんだ、成人向けコンテンツか。まあ自分には関係ないかな。
そう思っていた時期がわたしにもありました。
ところが、11月5日に、絶版マンガを中心とする電子書籍配信サービス「マンガ図書館Z」が11月26日でサイトを停止すると発表。
原因は、決済代行会社が「クレジットカード決済以外の決済手段も含む、決済サービス全体での解約を通告してきたため」とのこと。
ここで気になるのは、『クレジットカードはJCBを含む全てのカード会社が突如使用不能となり、他の決済方法も(ビットキャッシュ以外)全て使えなくなりました。』という点。
「マンガ図書館Z」さんは、基本的には無料で、絶版したマンガを中心に、電子化されていないレアな作品も読むことができる電子書籍配信サイトです。
有料会員というシステムもあり、有料会員になると毎月1冊、好きなPDF(コピーガードあり)を無料でダウンロードできるほか、ビューワー内での広告非表示や、R18作品の読み放題などの会員特典があったようですね。
本当に今やよくある電子書籍配信サイトといって差し支えないかと思います。
今回は、この有料会員の会費を決済するために利用していた決済代行会社が、「今後各種クレジット決済のほかスマホ決済ができない」と通告してきたということのようです。
いまや実店舗に行って本を購入するという機会自体が減って、スマホで気軽に見れる、電子書籍 で購入した雑誌や小説、マンガを読む人が多いと思います。
かくいうわたしも、近所の書店が軒並み無くなってしまい、その不便さから泣く泣く電子書籍に移行した次第で、「honto」さんや、「Renta!」さんには、いつもお世話になってます。
そんな一般的に普及している電子書籍配信サイトでももちろんR18作品は普通に配信されているわけで…(年齢確認等はその都度あるが…)
もし今回の『取引停止』が、アダルトコンテンツを取り扱っていることを主とする理由なのだとしたら、あっちこっちに該当するサイトはたくさんある訳で。
ちょっと他人事とは思えなくなってきたわけです。
現在、漫画家で参議院議員の赤松健さんをはじめとした国会議員の方、弁護士の方などが今回の件を調査するなどしてくれているようです。
興味のある方のために関係リンク貼っておきます。
一体何が起こっていて、今後どうなっていくのか。動向がきになりますね。