デザインの最先端を体感!「TOKYO CREATIVE COLLECTION2024」参加レポ
こんにちは、ファインディでプロダクトデザイナー・DPMをしております
とぅー( @asawa_yowaiyo)です🌼
2024年9月10日(火)に恵比寿ガーデンプレイスで行われた、ViViViTさん主催のTOKYO CREATIVE COLLECTIONに一般枠として参加しました。
とても楽しみにしていたTOKYO CREATIVE COLLECTION (以下TCC)
前日までのわくわくどきどきから、当日の学びになったセッションについて振り返りつつご紹介したいと思います!
当日までのわくわくどきどき
心踊るイベントページ
公式のイベントページがOPENされてから、すぐに社内デザイナーで話題に👀
洗練されたデザイン、そして今までにないコンセプト…!UXライティングや細部にまでこだわりが見られます。
期待が高まるプレイベント
当日までにconnpassさんにて全6回のオンラインプレイベントも開催!
毎回学びが多い&普段デザインと向き合う中で「うわ〜これめっちゃ知りたかったです!」と思う企画ばかり。私も計4回参加させて頂きました🌼
イベント当日
職種がわかるリストバンド
リストバンドが職種別に分かれておりパッと見ただけでどの職種か分かるようになっていました。
オレンジ:デザイナー・クリエイター
グリーン:ディレクター・PM/PdM・エンジニア
イエロー:その他職種
レインボー:イベント関係者
ブースに入った時にも企業の方から「デザイナーさんですか?」と声を掛けていただける事も多く、コミュニケーションが取りやすくとてもいいアプローチだな〜と思いました。
ナレッジの宝庫!シンポジウム
当日までに「この回は絶対聴きたいな…」と思ってスケジュールを立てていたら(あれ?お昼食べる暇ないくらいみちみちだな?)と気づきましたが、今日はナレッジを吸収することがご飯みたいなもんですよね🍙
計10回視聴したセッションの中から、UI/UXデザイナー・DPMの私が、個人的に学びになった&業務に活かせるな〜と思ったポイントをピックアップします!
なお、当日は基本スライド撮影NGとなっておりましたので、個人のメモからポイントと感想をお伝えしております🙏ご了承ください
事業をドライブするUXリサーチ
ポイント
adobe Expressのチームは「デザインの思い込みを打破する」ためにユーザーテストを取り入れているとの事でした。
ユーザーリサーチを取り組む上で大切なポイントは以下の通り
ユーザーリサーチを行う目的とゴールを明確に設定する
ユーザーの不安や意図を理解することが重要
ユーザーのリクルーティングは理想はプロダクトを使用しているユーザーですが、難しい場合は家族や社内のメンバーでもOK
どちらにおいてもターゲットかどうかは気をつける
ユーザーテストにあたり中立的な立場であることを伝える
プロダクトを使ってもらう時に独り言を言ってもらう
表層的なユーザビリティの問題を観察するだけではなく、そもそもユーザーがどんなことに課題を抱えているかを理解する
リサーチ結果を分析し、デザインに落とし込み、実装してユーザーのフィードバックを繰り返す…
これによりデザインの品質を向上させ、ユーザーのニーズに適した使いやすいデザインを実現することが目指されています。
感想
タイミング良くサービス内でユーザーの体験設計を考えていたところなのですが、2社のセッションを聞いて「まずユーザーリサーチから入らないと!」と立ち返りました。
周りのメンバーの知見や今までのナレッジなどから「なんとなくこんなユーザーだろう」のイメージは掴めていましたが
リアルなユーザーの不安な声を聞く、課題を見つけて解消してを繰り返す事の大切さと、繰り返してく中で自ずとメンバーの認識を揃っていくのだろうと思いました。
家族や社内のメンバーでもOK!との事で、ハードルは下がったので早速ユーザーリサーチを取り入れてみようと思います✊
セプテーニ×KESIKIが挑戦・実践した組織変革のためのカルチャーデザイン 自律自走はいかにしてつくられるのか
ポイント
カルチャーデザインは経営や組織まで考慮したデザインとされており、大きな組織や変化の激しい領域に対して「こうあるべき」という設計は難しいとされています。
その中で「組織が自律的で働きやすい、美しい仕組み」を構築する為の試みの紹介がありました。
メンバーインタビューや口癖ワーク、創業から現在までを読み解いていく年表ワーク、ディベートなどのワーク
自分なりの答えを導くための取り組み
まっすぐ進むよりも行ったり来たりを繰り返し、自分なりの答えを導いてもらう
「こうしなさい」ではなく「こういう考えをしよう」のプロセスを伝える
その結果、各々が自律的に質高く動ける状態をつくる
またデザイナーが組織内で求められる役割としては
網羅的に心配事が多い中で、勇気をもって突破する力
会社改善への情熱などが重要であり、ユーザーや社会の視点を持ち続ける
ファシリテーションの際にそもそもの課題を投げかける
とのことでした。
感想
個人的な話ですが、前職ではカルチャーデザインの取り組みを行っていたことや、現職でもDPMという職種を通して組織課題・デザイナーの働く環境について考えることが度々あります。
「組織がより自律的で、豊かに働ける、美しい仕組み」というのは理想的ですが、その環境づくりの難しさにも直面してました。
今回のセッションで目指す道筋が見えましたし、自分なりの答えを導くことや、答えではなく方法やプロセスを伝えることでメンバー1人ひとりが自律的に質高く動けるようになるんだと感じました。
網羅的に心配事が多い中で勇気をもって突破する力と改善への情熱は忘れずに、ワークも少しずつ取り入れていきたいです🤝
複雑さと対峙するUIデザイン
ポイント
そもそも複雑さはなぜ生まれるのか?
→BTC(ビジネス・テクノロジー・顧客)の多様化と、相互に影響しあっている状態で生まれる事が多い。
そんな複雑になったデザインを紐解いていくポイントは以下の通りです
目的に立ち返り、問いを再定義する
現場観察を→課題・要件を洗い出し→カスタマージャーニーマップに落とし込む
デザイナーがビジネスの視点を持ちながら話し合えると、デザインの期待が広がる
起きたトラブルもUX手法で分析し、カスタマージャーニーマップを更新する
無意識の前提を疑い、目的に立ち返って問いを再定義し、
BTCの全体感を持ってデザインする事が複雑さ紐解いていくための鍵との事でした。
感想
UX起点でサービスの複雑さに向きあうことの大切さを改めて実感しました。
また、デザイナーであってもBTCを理解する事は重要ですし、ビジネスの理解があるデザイナーの重要性も事業会社にいるので強く感じます。
常にその視点を持ちつつ、目的に立ち返り問いを再定義する事を忘れないようにしていきます。
さいごに
どのセッションも学びが多く、次の日から実務に活かせる内容ばかりでした。
様々なデザインに向き合う日々で悩む事も多いですが、セッション内でいろんな方が「デザインすることを楽しんで!」とおっしゃっており、心に残りました。
ブースでは様々なサービスの方々と意見交換ができ「こんなすごいサービスを作っている方たちも同じ事に悩んでいるんだな〜」と思い背中を押されました。
「サービス使ってます!いつも助かってます!」という声をデザインしている方に届けられるのも良い体験です。
クリエイティブとビジネスとユーザーの間を行き来できるデザインってやっぱり楽しいですね!
また来年も開催されたら必ず参加したいイベントです🧸🌿
おまけ
↓一緒に参加した3名のnoteも上がっております!それぞれの視点からのレポートお楽しみください🌼
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