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スペイン巡礼 銀の道 Vía de la Plata 34日目(Lubián - A Gudiña)
5月9日、A Gudiñaまで23.7km。
この日泊まるA Gudiñaの公営アルベルゲのベッド数は44個あるので争奪戦はないと予想して朝はゆっくり7時過ぎに出発。
この日はブラジル人のAnahiと彼女の友人、エビと4人で歩きました。
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人里から離れた場所にポツリとありました。1995年に文化遺産に指定されたそうです。
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この日の行程ではLubiánを出てから少しとA Gudiñaに入る手前では舗装された道路を歩きましたが、それ以外は全て山道でした。
A Candaの村の前まで約7.5km一気に上りが続いた後、O Pereiroまで下ります。その後また上りと下りを繰り返すと言う標高差の激しい道で所々足場が緩んでいたり、石も多い箇所もあり非常に歩きづらかったです。
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(プエルト・デ ・ラ・カンダ、ガリシア語ではポルテラ・ダ・カンダ、
または単にア・カンダと言われるらしい)
ここからCastilla y León自治州からSantiago de CompostelaのあるGalicia自治州へと入ります。
SevillaのあるAndalucía自治州から歩き始めてExtremadura自治州を抜け、Castilla y León自治州を歩き終え、とうとうここまで来ました。
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この日は山道をずっと歩いていたと言うのもありますが、ガリシア自治州に入ったら何だか一気に緑が増えた感じがします。
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Ermita de Nuestra Señora de Loreto(ロレト礼拝堂)
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前を歩くのは途中で出会ったアイルランドからのPeregrinoで
Anahiは以前どこかの行程で会ったらしく知り合いでした。この辺りまで来ると区切る行程が皆重なるのでこうしてどこかしらでまた出会ったりします。
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奥に見えるのはIglesia de Santa Maria de O Canizo(サンタ マリア ド カニーソ教会)
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約24kmの中距離でしたが、約6時間も掛かりました。なかなかハードでした。
アルベルゲでチェックインを済ませてベッド確保に行ったら、久しぶりにポルトガル人のマニュエルとヴェネズエラ人のベア、Puebla de Sanabriaでメキシコ人のビクターと一緒に歩いてたアメリカ人のフランク達もいて、再開祝いに一緒にアルベルゲ近くのカフェでランチしました。エビは体調がすぐれないからとベッドで休憩。
A Gudiñaは人口わずか1,200人の小さな村ですがアルベルゲ以外の宿泊施設や、カフェ、バー、レストラン、スーパー、銀行、車の修理屋など、結構色々なビジネスが揃ってました。
ランチ食べ終わってアルベルゲに戻ったらホセ達もいて、彼らは床屋に散髪に行ってた笑
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彼の没後400周年を記念して2000年にこの町に寄贈されたそうです。
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(サン マルティーニョ デ ア グディーニャ教会)
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石の壁は熱を通しにくく、夏の昼間に30℃を超える気温でも、冷房はほとんど必要ないらしい。確かに日差しの強いめっちゃ暑い日でも室内に入るとひんやりするくらい寒かった。逆に寒い冬場は室内の熱を外に逃がさないというどちらの気候にも適しているそうです。
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さてこのA Gudiñaからまた二手に道が分かれます。この二つの道はOurenseで合流するのですが、Lazaへ行く道が標準のルートで伝統の巡礼路。もう一つのVerín行きは代替えのルート。こちらは距離が長く、宿泊所などが少ないのでその日歩く距離の綿密な計画が必要。でも自然が多く、静かな道を楽しむことができ、人気がない分人も少ないのでベッドの争奪戦の心配が減ると言う利点がある。しかしその距離の差は30.4km。
GronzeのモデルではLazaからOurenseを88.8kmの3ステージ。 Verínからだと119.2kmの6ステージで区切っています。仮にVerínのルートを取っても6ステージに分けて歩きはしないと思うけれど、いかんせん僕も初心者ですし、初めての巡礼なので伝統の巡礼路を取ることにしました。
Anahiと彼女の友人、今日途中から一緒だったアイルランド人のPeregrinoは混雑を避けてVerínのルートを取ってました。
エビは結局この日食事もできないほど体調がすぐれず、ずっと寝込んでいて、明日は次の目的地までタクシーで移動することに。2日間も体調が回復せず、自分でも何が原因なのか分からないと言ってた。
この日泊まったアルベルゲ:Albergue de peregrinos de A Gudiña €10
ガリシア州に入ってから公営のアルベルゲの質がめちゃめちゃよくなりました。値段は倍くらいになったとは言え、それでも€10。高くはありません。
まず建物が新しい。シャワーの数も男女別で少なくとも2つあるし、トイレとシャワーが別々にあるので1人以上が同時に使用できる。
2段ベッドは相変わらずですが、暖房も効いていて快適に眠れる。有料だけど必ずと言って良いほど洗濯機と乾燥機がある。
唯一の欠点はキッチンと食堂はあるものの、食器や調理器具などが揃っていないこと。なのでレンジで調理する以外の自炊が難しい。
ガリシア州のアルベルゲについての補足:ガリシア州にとって、サンティアゴ・デ・コンポステーラは巡礼の最終目的地であり、州全体が巡礼者を歓迎する文化を持っていて、このことから州政府がアルベルゲの質の向上に積極的に取り組んでいるので州政府が直接管理・運営している公営アルベルゲが多く、設備やサービスの質が安定しているそうです。
残り202.35km。