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スペイン巡礼 銀の道 Vía de la Plata 37日目(Xunqueira de Ambía - Ourense)
2024年の4月初旬から5月中旬過ぎにかけてVia de la Plataを歩いた記録を綴っています。
5月12日、Ourenseまで21.8km。
この日は6時30分過ぎに出発。
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心に響きます。
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日曜日なので朝早くから開いているカフェはないだろうなぁと思って歩いてたら、村を抜ける手前で開いてるカフェを発見。
中に入ったら先に出発したロベルトがいた。
その後ホセ、エラディオ、グアルティエロ、マヌエル、バルバラもやって来た。
歩く前の腹ごしらえは大事。
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空がどんよりしてきた。
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普段の行程は山道や森の中を歩くことが殆どだけど、この日の行程では数キロ毎、数十分毎に村を抜ける巡礼路でした。
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巡礼Youtubeを数本見たらその全てに登場してた笑
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ガリシア州で最も古い工業団地で、総面積はなんと4,800,000平方メートル、320社が拠点を置いてて、8,000人以上の従業員が働いているそうです。その企業は、冶金から繊維、商業、建設を含む木材産業まで至るそうでオウレンセ県で最も重要な産業の中心地だそう。
巡礼路にはそぐわない風景でなんだか不思議な感じでした。
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(サン ブレイショ デ セイシャルボ教区と墓地)
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写真は20世紀のカトリック寺院、Parroquia de San Pío X(聖ピオ十世教区)
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チェックインした後、まずコインランドリーで洗濯。その間に散髪したかったけど、近くにあった床屋に入ったら予約でいっぱいで断念。ひと月以上も散髪していないのでさっぱりしたかったけど、弦担ぎでこのままゴールまで行くことにしました。
洗濯を終えた後は街中の散策。
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1999年にRamón Condeよって製作された、Estatua de La Lechera(ラ・レチェラ像)
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フクロウの背中に乗った牧神、O Mouchiño(オ・モウシーニョ)の彫刻
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この他多くの彫像が街中にありました。
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スペイン内戦で戦死した兵士を追悼して建てられた"聖ラザロの堕天使"
Francisco Asoreyが1951年製作
Ourenseの町はEl río Miño(ミーニョ川)を挟んで南北に位置。この川に架かる3本の主要な橋。
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湾曲している部分は歩けるようになっているようです。
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13 世紀に再建され (そのため、高さが目立つ尖頭アーチになっているそうです)、
17 世紀に補強され、1961年に歴史的建造物に指定。
Ourenseに来たら温泉♨️は行くべし!と日本人のPeregrinaの方に勧められてたので散策を切り上げ、温泉に行くことにしました。
水着を持って来てなかったのでホスタルに戻ってフロントの人に何処か売ってるところないか尋ねたら、日曜日なので開いているかどうかは分からないけどここなら売ってるかもと言う数軒を教えてもらい水着探し。
教えてもらった2軒は開いてなくて唯一開いていたのがここ。
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スペインではある程度大きな町なら必ずと言っていいほどある中国系の何でも売ってる店。
とにかく半端なく安い!
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サイズもデザインも全てバラバラに陳列されてる中を探しに探しまくって厳選したこの二つ。どちらにしたかは、、、どちらも似たようなもんですが笑
まぁ知ってる人もいないし、良いんです。
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Ourenseの旧市街に1箇所、文化遺産にもなっているAs Burgas(アズ・ブルガス)のTermas(温泉)もあるけれど、僕は勧められた郊外の温泉に行くことにしました。
無料と有料の二つあってどちらも同じ5番のバスで行けるとのこと。
バスを降りたら、進行方向の川沿いの小道を行くと橋があって、それを渡って下にあるのが無料の温泉、右に少し行くと温泉と書いた看板のある建物があって、これが有料で日本人の大工さんが作った露天風呂の屋根があるらしい。
ラッキーにも泊まっていたホスタルの近くに5番のバスが停まるバス停があったからバスが来るのを待っていたけど、日曜日で本数も少なく、なかなか来ないので結局タクシー(€9)を捕まえて行きました。
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脱衣所とトイレと荷物置き場がありましたが、皆自分の視界範囲に置いて温泉に入ってたので僕もそうしました。ライフガードではないけど監視員もいました。ちなみに施設内での写真撮影は禁止(ホセ達は僕が帰った後に来たらしく普通に写真撮って送ってきたけど笑)。
日本の温泉に比べるとそこまで暑くなく、温水プールのような感じ。
時間帯なのか曜日なのか行った時アジア人は僕1人だけでかなりの視線を浴びました。それとも着てた水着の柄のせいか?
約30分くらい堪能した後、脱衣所に入ってタオルを忘れたことに気付いた。水着🩳のことだけしか考えてなくてタオルの事全く頭になかった。
どうすることもできないから濡れたまま服着用。バス停にバスがちょうど停まっていたので帰路はバス(€0.85)で。
バスの席が日本みたいに布製じゃなくて助かった。席をびしょ濡れにするところでした。
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Ourenseで出されるタコ料理は”フェイラ風タコ”と呼び、
茹でたタコをオリーブオイルと粗塩、パプリカパウダーだけのシンプルな味付け
この日の夜は、グンテルが体調を崩して数日休んだために予定の日程より大幅にずれたから他の町をスキップしてバスでOurenseまで来たで!とWhatsAppストーリーに上げてたから久しぶりに会おうよ!と連絡。
グンテルと同郷(ドイツ)のエビも誘って3人で一緒に夕飯。
Ourenseに来たら温泉ともう一つするべき事で言われたのが、
それはタコを食べる事!
本当は屋台のタコを食べたかったんですが、工業地帯を抜けた後くらいに屋台を見かけたのになぜかその時屋台のこと言われてたのをすっかり忘れてて素通りしてしまった。
なので夕飯でタコを注文。
柔らかくて美味しかったけど、屋台で食べたかった😭
Ourenseは人口10.5万人、ガリシア州で3番目の自治体でガリシア州の内陸部では最も人口が多い大きな町だそうです。
多くの歴史的建物や彫像が街中に点在してて、旧市街と郊外に温泉もあって、タコも美味しく想像以上に訪れた価値のあった街でした。今思えば当初の予定通り2日費やしてゆっくり街の散策して温泉♨️のはしごをしても良かったなぁ。
さて、このOurenseの町からSantiago de Compostelaまで残り約100km。
Santiago de Compostelaに到達する日が見えてきました。
歩き始めた当初は果たしてゴールまで辿り着ける日が来るのだろうかと思っていたのが現実味を帯びてきた。
しかもこの調子でいけば予定していた日程より4日も早く着ける。
当初はOurenseにもう1日滞在する予定でいたけど、前日ホセ達が5月16日にSantiago de Compostelaに到着するつもりだと言ってたので僕は急遽プランを変更しました。
1人で参加した巡礼の道だけど、ここに来るまで何度となく時間を共にした彼らと一緒にSantigago de Compostelaに到達をしたいって気持ちが溢れてきた。
ここまで歩いて来れたのも、こんなに楽しい時間を過ごせたのも彼らのおかげだから一緒にゴールして達成した喜びを分かち合いたいって思った。
この日のホステル:Hostal Lido €36.41
こぢんまりとした部屋でしたが、値段に見合った綺麗な部屋で快適なベッド。中心からは少し離れていたけど、カフェ、バー、レストランやスーパーなど揃っていて、観光客も少なかったので夜も静かだったし、翌日巡礼路に戻るのには便利な場所に位置してたので良かったです。
ちなみにOurenseの公営アルベルゲはマヨール広場とAs Burgasのちょうど中間に位置しているので街の散策をするにはかなり便利な場所。
残り113.55km。