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スペイン巡礼 銀の道 Vía de la Plata 28日目(Montamarta - Granja de Moreruela)

5月3日、Granja de Moreruelaまで22.6km。

前の日にお昼を食べたRestaurante Rosamariの店内に朝食は朝7時からって貼ってあったので朝食を食べてから行くことにしました。
店の前で待ってたら同じアルベルゲに泊まってたロスとベアもやって来た。
待つこと10分、お店の人らしきおばちゃんが1人来て、開くのは7:30だからと。
食べずに行こうかと思ったけど今日は長い距離でもないので待つことにしました。7時30分過ぎに開けてくれて朝食にありつけたのは8時前。
時間にのんびりなスペイン。

Montamartaから出て北に向かって行くと見れる壁画。

El Zangarrón(エル ザンガロン)は、年に2回、1月1日と1月6日に出現、街の若者がザンガロン仮面を被って扮装し、街中を走って新年を祝い寄付を募う、代わりに悪霊を追い払うと言う、もともとはローマ時代の夏至の変化のお祭りから来ているMontamartaで有名な伝統行事だそうです

Ermita de la Virgen del Castillo
(サンタ・マリア・デル・カスティージョ・デ・モンタマルタ教会/モンタマルタの庵)

Ricobayo Reservoir(リコバヨ貯水池)に囲まれている、12 世紀に建てられたロマネスク様式の庵。貯水池の水が多い時は建物全体が水面に反射して神秘的な写真が撮れます。この貯水池に水が張っていない時はここを通って教会まで行けたようですが、この貯水池上に架かる橋を越えた所からも行ける道がありました。

Ruinas de Castrotorafe(カストロラーフェの遺跡)

Montamartaを出発して約2時間、最初に通過するFontanillas de Castroの町に入る20~30分手前、左手にSan Cebrián de Castro(サン セブリアン デ カストロ)の古代都市の遺跡を見ることができます。この要塞は 17 世紀の終わりに廃墟になったそうで、 2世紀半にわたって放置された状態が続いた後、1931 年に国定記念物に指定されたそうです。周りに何もないところにぽつんと立っています。
中には無料で入れるみたいで僕らが通った時、何人かPeregrino達が巡礼路から外れて見に行ってました。

途中コーヒー休憩で立ち寄った小さな村、
Fontanillas de Castro
Granja de Moreruelaが近づいて来ました。
午後2時前到着。
写真はアルベルゲ近くにある
La iglesia parroquial de San Juan Bautista(サン ファン バウティスタ教区教会)

ホセ達と歩いた前日は歩くペースが早かったけど、この日はとにかくよく喋るベアが時折止まって喋ったり、途中でコーヒー休憩も入れたのでかなりのスローペースで約23kmを7時間くらいかけて歩きました。
アルベルゲに着いた時はすでに半分以上のベッドが埋まっていてかろうじて2段ベッド下を確保することができました。

それにしてもこの前日僕が泊まったアルベルゲには6人だけ、別のところに泊まっていたPeregrino達もそれほど人数がいなかったはずなのに何故にこんなに見たことのない顔のPeregrino達がいるのだろうかと思っていたら、ベアがそれはここからCamino Sanabres(サナブレスの道)を歩き始める人達がいるからよと。
サナブレスの道とはここGranja de Moreruelaから西北に上がってSantiago de Compostelaへと続く道。
Via de La Plata(銀の道)のルートはAstrogaまで繋がっていて、そこでCamino Francés(フランス人の道)に合流。フランス人の道を西に歩いてSatiago de Compostelaに至る道。
Granja de Moreruelaの町はSantiagoへ行く2つのルートの分岐点。

どちらにしようかと考えた結果、フランス人の道は年齢層も若く、人が多いと聞いていたのと僕が出会ったPeregrino達は皆口を揃えてどちらかを選ぶならCamino Sanabres。と言うので僕もそちらを選びました。
巡礼初めてだったので、他のCaminoと比べることはできませんが、
僕はCamino Sanabresにして正解でした。

アルベルゲに泊まる鍵をピックアップするバルにあったピカピカに光ったビアサーバー
店の壁にはPeregrino達が置いて行ったであろう様々な国のお札が飾られてました。

アルベルゲの受付を済ませ、鍵をもらってからそのままこのバルでお昼を食べてからアルベルゲに戻ったら、アルベルゲの建物前でロスが迎えに来てた奥さんと合流してた。Bilbaoの東南に位置するDurangoから4時間かけて運転して迎えに来たらしい。優しい奥さんです。Peregrinoの出立ちからシャツとジーンズに着替えたロスはなんだか別人に見えた。
この先の道の報告の約束を交わした後、大きなハグをして別れました。
彼も来年また続きを歩きに来るそうです。

この日泊まったアルベルゲ:
Albergue de peregrinos de Granja de Moreruela €6
Montamarutaと同じ公営アルベルゲ。ベッド数は20。
寝室は1階と2階にありますが、トイレとシャワーは同室内で1階にあり、男女別。洗濯物を洗う場所はなく、皆トイレのシンクなどで洗って干してました。
2階の寝室横に電子レンジ、テーブル、椅子などがあって食べれる場所はありましたが、調理するキッチン施設はついてませんでした。
食品などを売っている小さな商店、薬局はありましたがスーパーはなかったです。
バーは数軒ありました。
ちなみに僕はヒーターの横のベッドを確保できたので寒くありませんでしたが、
夜中トイレに行く時、階段や廊下エリアは寒かったです。


残り、374.9km。





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