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スペイン巡礼 銀の道 Vía de la Plata 29日目(Granja de Moreruela - Villanueva de las Peras)

5月4日、Villanueva de las Perasまで39.2km。

久しぶりに早起きして朝5時前にヘッドライトを装着してアルベルゲを出発。
ベア、コロンビア人のマルタ、アメリカ人のピーターも僕に続いて出発。
暗闇の中、静寂を独占して歩くつもりだったんですが。。。

Granja de Moreruelaの町を抜けるところに分岐点の標識がありました。
僕はCamino Sanabresの左Ourenseを選択。
最初の通過町、Faramontanos de Tábara前に
1920年にRío Esla(エルサ川)に架けられた道路橋、
Puente Quintos(クイントス橋)を見る予定が日の出前で真っ暗すぎて殆ど見えず。

Faramontanos de Tábara町の中心部にやたらとあったこの建物。調べるとBodegas en Faramontanos de Tábaraと出てきました。地下ワインセラーだそうです。
以下、見つけたサイトに書かれてあった説明文:
三角形のファサードと頑丈な木製のドア、美しい錬鉄製の錠前を備えた建築物です。これらの構造はワインを保存するために作られており、ワインを 14度または 15度に保ち、温度を一定に最適な状態に保ちます。

現在も使用されている感じは見受けられませんでした。

Iglesia de San Martín Obispo(サン マルティン オビスポ教会)

朝アルベルゲを出発してから4時間、朝食取らずに歩き始めたのでお腹が空きまくっていたけれど、あいにく街中で営業しているカフェはなし。
諦めて歩き続けました。

Tabaraの町が見えてきました。
朝10時過ぎ、歩き始めて約5時間、ようやく朝食にありつけました。
僕の前に並んでいた人が頼んでいたのと同じのにしてみた。
挽肉とチーズのホットサンドサンドみたいなの。旨かった!

途中までベア、マルタ、ピーターと歩いていて彼らと話に夢中になって道を間違えたりしたけど、Tabaraまで25.1km結構良いペースで歩けました。

Iglesia de Santa María(サンタ マリア教会)
1931年に国宝に属する歴史芸術記念碑に指定された教会。

朝食を食べた後に少しTabaraの街中を散策。この教会で何やら展示会をしてました。クレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプをもらい、ついでに教会の中も見学。

散策して、教会の見学を終えて時計を見たらまだ11時過ぎ。当初の予定では
このTabaraで宿泊する予定でしたが、時間も体力もあったので予約していたアルベルゲにキャンセルの電話を入れ、教会脇にあったスーパーで水と食調達した後、
先を目指して歩きを続行しました。
巡礼路上の次の町、Bercianos de Valverdeにはアルベルゲはないので、
巡礼路から外れたVillanueva de las Perasまで行きます。
おそらくほとんどのPeregrino達はTabaraで留まるプランだろうからベッドは確実に確保できるはずと願い歩きました。

景色を楽しみながら30km超えても調子良く歩いてましたが、、、
歩行距離35kmをあたりから疲れが。。。歩けどなかなか目的地が見えて来ず、
おまけに途中から1匹の蜂に執拗に追いかけられた笑
ようやくVillanueva de las Perasの巡礼標識!
Tabaraを出て約3時間、午後2時30分に到着。
Wikipediaで見ると人口はわずか83人(2017年時点)の小さな村。
この日のアルベルゲは民営。
綺麗な施設でした。

巡礼路から外れた場所にあるアルベルゲだったけど、来て正解でした。なぜならこの日の宿泊者は僕以外なんと四人のみ。
このうちチリ出身でスペインに住んでいるアンドレスとエミリオは二人部屋を予約していたので大部屋は僕とブラジルから来てたアナヒと彼女の友人の3人だけ。なので2段ベッドは独り占め、快適に眠れました。
村には1軒バーがありましたが、お昼、夕ご飯共アルベルゲのオーナーのパトリシアが用意してくれるということだったのでアルベルゲで食べることにしました。

共同寝室
キッチンエリア

有料だけど洗濯機があったのは嬉しかったです。サラマンカ以来手洗いだったのでこうして洗濯機があるアルベルゲに当たるとテンション上がります。
この日のステージは巡礼を歩き始めてから最長距離でした。
相当疲れたけど、当たりのアルベルゲに泊まれたし、歩いた甲斐がありました。

この日泊まったアルベルゲ:Albergue Alameda €12 
予約可能。
この町唯一のアルベルゲです。
バーも一件のみ。
アルベルゲでオーナーのパトリシアが昼、夜の食事を用意してくれました。
*お昼と夜で合計で€18払いました。多分内訳的には昼が€6で夜が€12かと。朝食は頼みませんでしたが、おそらく可能。
トイレとシャワー同室、2つあってシャワーの水圧も最高!
洗濯機付き(有料€2)
個人部屋は€20、二人部屋が€30なので誰か一緒に部屋をシェアできる人がいるならたった€3多く出せば2人でのバスルームシェなので2人部屋はお得。
パトリシアが滞在の記念に巡礼者のシンボルのホタテ貝のアクセサリーをくれます。

本来泊まる予定であったTabaraの民営アルベルゲ:Albergue El Roble€12
Tabaraに滞在したベア、マルタ、ピーター、数日後にTabaraに着いたドイツ人のグンテルもここに泊まったって言ってて、皆良かったと言ってました。
有料で朝食と夕食もつけることが出来、ご飯も美味しかったと言ってました。

Tabara公営のアルベルゲは寄付制で朝夕食付き、しかも一段ベッドもあるそうなので民営より断然条件は良いですが、その分ベッドが埋まるのも早いそうなので公営のアルベルゲに宿泊予定の人は確実に早くに着けるよう目指して歩くことお勧めします。

残り335.7km。

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