見出し画像

スペイン巡礼 銀の道 Vía de la Plata 33日目(Puebla de Sanabria - Lubián)

5月8日、Lubiánまで28.1km。

前日12km先のRequejoに泊まったエビと一緒に歩こうと話していたので朝早いうちに8時過ぎ頃までに着けるようにと6時前に出発。

この日はなんとも綺麗な朝焼け空でした。
La iglesia de Santiago Apóstol de Terroso y San Martín del Terroso
(サンティアゴ・アポストル・デ・テロソ教会と
サンマルティン・デル・テロソ教会)
朝8時前、Terroso通過。
民家の壁に素敵な牛の壁画がありました。
これはロバかな?
Terrosoを通過後、舗装道路を外れて巡礼路の林道を抜けます。

この日はPuebla de Sanabriaからこの村まで鋪道を歩いて行きました。前日
Requejoまで歩いて行ったエビが、Puebla de Sanabriaを出て2kmくらいから歩く川沿いの巡礼路の道はかなりぬかるんだ道だから舗道沿いを歩いたほうが良いよと勧めたからです。僕の靴は通気性には向いているけど、耐水性はないので助かりました。

Requejoが見えてきました。
Ermita de Ntra. Sra. La Virgen de Guadalupe(グアダルーペの聖母の庵)
1747年にインド人のホセ・サンチェス・コルネホによって設立されたそうです。

Puebla de Sanabriaを出てから約2時間30分、8時30分にRequejo到着。
エビと合流してRequejoの町外れのホスタルの1階にあったカフェで朝食。
オープンしてから一度も改装していないのかと思うくらい内装がレトロなカフェでした。朝だからか、お爺さんが1人で切り盛り。かなりリーズナブルな値段でトーストも美味しかった。

山の上に風車!と思ったら
その後風車の羽根を運んでいるトラックを見かけました。
当たり前だけど、めっちゃデカかった。
11時過ぎ、Padorneloの村を通過。
Padorneloを抜けた後、Aciberosの村に入る前の巡礼路。
重いバックパックを担いでいるので
すっ転ばないようにトレッキングポールを使って慎重に渡ります。
Padorneloから約40分、Aciberosに到着。
Ermita de Santa Ana(サンタアナのエルミタージュ)
15世紀に建てられた水車式製粉工場だそうです。
Aciberosが位置する土地の顕著な凹凸が水の力を利用した水車の建設に向いていたそうです。
小川の水の力を利用して車輪を動かすために、斜面に建てられたそうです。

Aciberosの村を抜ければLubianまであと約4km。あと1時間くらいと思って歩いていたら、前から途中で僕たちを追い越して先を歩いていたPeregrinoが引き返してくる。
どうしたのかと聞いたらこの先の道が工事をしていて通過させてもらえなかったと言う。
マジか。。。お昼に差し掛かっていて気温も高くなってきていたので
迂回せずに何か策はないものかと思って、4~5日前にこの村を通過した
Peregrinaに尋ねたら、彼女も通れなかったからタクシー呼んでLubianまで行ったと言う返答が来た。
巡礼路で乗り物を使用するのは僕の中では選択肢にはなかったので仕方なく迂回することにしました。

これが本来歩きたかった道。
これが歩いた道。Lubianの村に入るにはこのルートのみ。
ヘトヘトで歩く中、迂回路で見たこの景色に癒された。

エビはRequejoからのスタートなので疲れていなかったけど、この日Puebla de Sanabriaからスタートの僕はエビより12km多く歩いていた上に暑さで倒れそうでした。

Aciberosを出て約2時間、午後1時30分にようやく到着。

本来なら1時間で着けるところがその約倍の時間歩くことになりました。
そこまで長距離ではないけれど、高低差の激しい道だった上に、余計に歩くことになったのでいつも以上に疲れました。
結局この日歩いた距離は31.95km。約4kmの迂回。

村の中心部にある18世紀末に建てられたIglesia de San Mamés de Lubián(サン マメス デ ルビアン教会)
ここにも人懐っこい犬が。
スペインの犬が元々そう言う気質なのかと思うくらい見かける犬は全て人間慣れしててマジでかわいい。

この日は公営のアルベルゲのベッド数が16個しかなく、争奪戦になると予想していたので事前に民営のホステルを予約してました。1人で宿泊の予約でしたが、ベッドが二つあると言うのでエビとシェアすることに。僕も宿泊代が安くなるので
ラッキーと思っていたら、受付の時にもう1人寝るならその人の分ももらうと言われ、エビも僕と同じ料金を払わされた。僕1人で受け付けをして後からエビを入れてあげればよかった。

シャワーを浴びた後、村のカフェに行ったらホセ、エラディオ、グアルティエロがカフェの外のテラスでビールを飲んでた。僕らより少し遅れて着いたけど宿探しよりまずビールだったらしい笑
このカフェのオーナーが貸しアパートを持っていたらしく、3人はそこに泊まることに。キッチンがあって夕飯作るから食べに来いと言われたので夕飯は彼らと。

エビはホステルに泊まっていた他のPeregrino達8人くらいでカフェの隣にあったレストランで夕飯。

夜9時過ぎ、ホステルに戻ってきたらエビがなんだか胃の調子が悪いと言うので持っていた太田胃酸をあげた。

この日皆とレストランでご飯を食べずにホセ達と自炊したご飯を食べたのが幸いであったことを後日知ることになる。。。


この日泊まったホステル:Casa Rural Irene €33.30
Booking.comで予約を入れて1人宿泊でこの値段だったのに、エビも同じ値段を請求されてた。最初に2人分で部屋を取っていたとしても€60以下であったであろうにこの日どこも満室で部屋がなかったのを良いことに通常以上の値段を請求。景色はよかったけれど、部屋が特別によかったわけでもなく、シャワーもいまいちだったので、もしこの村に宿泊するのであれば、€5の公営のアルベルゲ(ただ寒い時期は避けた方が良いかもです。ここに泊まったPeregrino達が夜はめっちゃ寒かったって言ってました)に泊まるか、別のホステルをお勧めします。
なお、村には小さなスーパーもあったので、公営アルベルゲに泊まるか、ホセ達が借りたような貸アパートであれば自炊もできます。


残り、226.05km。

いいなと思ったら応援しよう!