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東京ふらふら散策

3/4、3/5で東京へ行った。1日目は昭島で調査、2日目は自由行動だった。今回は2日目の感想を書く。

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朝は渋谷からスタート。泊まったホテルは高い割に質がそこまで高くなかった。ここで高いと書いたが京都と比べて、の話である。同じ系列のホテルでも京都は5000円でVIP感あったが7000円でこのレベルかあ、。と思ってしまった。渋谷の中では安いほうなので東京の物価の高さを思い知った。また、宿泊者のマナーがあんまり良くないのか壁が薄いのかわからないが声がよく聞こえた。2時にも6時にも目覚めた。

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さて、眠いなあと思いながらホテルを出て向かったのはミヤシタパークである。ミヤシタパークは少し前にリニューアルされた公園である。お腹が空いていたのでパンでも食べようかと思っていたがなんだろうおしゃれな人が多いというか、似たような人が来ていると言うかでなんだか自分が場違いなような気がしてしまってパンを食べるのを躊躇ってしまった。誰でもいけるのが公園だ!と思っていたのでどちらかと言えばミヤシタパークに対して一部の人が過ごせる場所、な印象を持っていたし今日もそう思ったのでうーんと考えてしまった。ただこれを書いている今思うことは、全ての公園が誰でも行ける場所じゃなくても良いのかもしれない、公園によって対象や性格を変えるのも良いのかもしれないということだ。ただ、今までその公園で過ごしていた人たちは今どこにいるのだろうか。もし自分が公園を管理する立場になるのなら丁寧に対応したいと思うがこれも現場のことを知らないから言えることなのだろうな。

怯えながらセブイレのホットケーキ食べた

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さて、逃げるようにミヤシタパークを後にし、向かったのは明治神宮である。代々木公園ではラジコンの操縦、ボクシングの練習(多分)、体操、ダンス、ランニング、デモ?(強引にチラシ渡されかけた)など多岐にわたるアクティビティが繰り広げられていた。都市計画を勉強する中で10のアクティビティが行われている空間は良い(ふわっとしか覚えてないが)という話があったのと、正直こちらの公園の方が身の回りの公園と同じような光景が見れて馴染みがあったので少し安心した。
明治神宮に向かったのは、設計者が100年後を想像して木を植えたということ、そしてその木が切られるかもしれないという話を聞いたからである。地元のある公園では100年後に森をつくるという構想がある。そこでなんか勉強なることあるかなあって思って行った。正直よくわからなかった。ただ思ったのは東京はあんなに都会なのに静かで敷地が広くて緑に触れられる空間が点在していることが羨ましいということである。渋谷の広告や看板の多さに情報が溢れすぎて疲れたが、明治神宮に行くと静かで鳥の囀りが聞こえて癒された。自然からの距離が近くて羨ましい。最近、公園や植物園などを再開発して収益が出るような施設にしようという計画が多く、特に木の伐採が話題に上がっている。長い年月をかけて形成された木やせっかく作った水の流れをなくしてしまうのはもったいないがなんとなく再開発をしようとする気持ちもわかる。開発をする側は結局はどのような意図で開発をするのかを説明することやその公園がどのような経緯でできたのか、どのように愛されてきたのかを知ることが大事な気がする。何もできないのにまた偉そうに書いてしまった。明治神宮でのお祈りごとが思いつかず少し考えて、緑が大切にされますように、にした。帰り道ふらふらと歩いていたら目の前に枝が落ちてきた。なんの意図もないとは思うがなんかあるのかなと考えてしまう。

立派な御神木。天気良すぎ。サイコウ。

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次に向かったのは日暮里駅である。目的は谷根千での散策である。なぜ谷根千かというと特に意味はない。散歩するのになんとなく楽しそうだったからである。谷中銀座では八百屋や魚やところてん屋といった長年営業していそうな店舗と新たにできた店舗が混在していた。近所の方や若者などが買い物しており、性格の異なる店舗同士が共存しているような気がした(実態は不明)。今考えればスーパーがなかった気がする。
くねくねしている道があったのでそちらを進むことに。左の住宅には台東区谷中、右の住宅には文京区千駄木と書いてあった。なんでこんなにくねくねしているのだろうか、と思いながらGoogleマップを見ると元々川だったのを暗渠化したと言うことがわかった。だから区界になっているのか、と納得した。くねくねした道の先には個人経営の小さなお店が立地していた。空き家改修のプロジェクトとか展開されているのだろうか。なんだか住んだら楽しい街なんだろうなって思った。住みたい。

このような店舗が点在していた


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突如、空腹に襲われたので近くのカフェに入った。2階か1階どうぞと言われ、お店の人を呼ぶのもわざわざきてもらうのもめんどくせえと思ったので1階のカウンターに座ることにした。ただちょっとなんか店員さんがいかつかったので正直少し後悔した。コーヒーもキッシュも美味しくて感動していると、店員さんに話しかけられた。大阪から来ていること、なんか良さそうなので谷根千に来たこと、など色々とお伝えしたところ、ミヤシタパーク周辺の話や上野公園の話をしてくれた。スカイツリーは上野公園に誘致する話があったらしいが恩賜公園ということもあり結局なくなったらしい。また上野公園にはピザ屋さんやよくわからない遊園地があったがあれは戦後になんとなくできたものでそれが最近まで営業されていたらしい。上野公園は行く予定がなかったが話が面白かったので行くことにした。最後に御茶ノ水の価値?についてきいてみた。具体的には御茶ノ水に行っているというマウント?のようなものを2年前に取られたものの関西人のわたしは価値がわからなかったのでスルーしてしまった、という話である。ずっとモヤモヤしていたが自分の中ですっきりした。そしてこのお店でまだ自分は人を見た目で判断してしまっていることを思いがけず気づく。気をつけたい点である。

自分の好きなブロッコリーとキノコ入ってた。美味しかった。

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お店を後にし向かったのは、緑の本や多肉植物を売っている古本屋である。Googleマップでみて魅力的だなあと思い行きたかった場所である。私が緑に触れる仕事をするものの植物の知識が皆無であったため覚えられるような本を買おうと向かった。緑の本が多岐に渡りどれを選べば良いかわからないレベルであったので、店員さんに聞いてみた。大まかな質問すぎて少し困らせてしまったが園芸の本や植物図鑑、歳時記に出てくるお花について解説している本など、多くの本を持ってきてくださった。その中から50年前の本ではあるが絵があってめくる気になりそうな図鑑を選んだ。お礼を言って扉を閉めると目の前に多肉植物が並んでいた。一目惚れして購入した。正直、大阪でも買えるかもしれないが東京で図鑑と多肉植物を購入したことは後悔していない。

道に置かれた多肉ちゃん

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さて上野公園に向かった。不忍池をしのばずいけと読むと知り、レ点やーん!とテンションがあがった。ふにんと読んでいた。地名ってむずい。不忍池にはアヒルボートが浮かんでいた。あの面積にあの数のボート、私やったら誰かとぶつかりそうやわあと思いながら眺めた。池には騒がしいカモメと全く動かない目の黄色い黒い鴨がいた。柵の上には鳩がいる。鳩の距離感近すぎた気がした。ここの公園はトイレに行きたすぎてあんまり覚えていない。ただ、公園内に複数の文化施設やお寺があるのが面白かった。なかなかあそこまで集結しているところはない気がする。どのような経緯であそこに集結しているのか少し気になるところではある。ホームレスの人の荷物が乗っている台車が複数台置かれている場所があった。本人はいなかった。日中はどこへ、夜はどこで過ごしているのだろうか。

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日暮里のロッカーに荷物を置いていたので上野公園から日暮里に戻ることにした。日暮里に行くまでに上野桜木あたりという建物を見た。「#家族募集します」のロケ地だったと知り写真だけ撮った。夕やけだんだんの写真をちゃんと撮ろうと思ったが疲れたので帰ることにした。

図鑑重たくて中には入りませんでした

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帰りの電車ではくしゃみが止まらない。花粉症の症状であれ。関節が痛い。図鑑を1日持っていたからであろう。noteを書きながら富士山でも眺めようと思っていたのに気づけば通り過ぎているし、優雅にコーヒーでも飲もうと思って買ったカフェラテは口には合わなかった。そして気づけば外は真っ暗で今は名古屋を出たところである。なんかいろいろ忘れていることはある気がするがとりあえずここまでとする。いやぁ充実した1日だった。楽しかった!!!!

ありがとう東京

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