新しい動画生成AIを使ってみた!Google imageFXとHailuoで作る映像の世界
最近、AI技術の進化が目覚ましく、特に画像生成や動画生成の分野での進展には目を見張るものがあります。今回は、GoogleのimageFXを使って生成した画像を元に、Hailuoの動画生成AIを試してみたので、そのプロセスと結果をご紹介します。
ソースとなる画像はGoogle ImageFX で生成
imageFXはテキストから画像生成が行える、Googleの画像生成AIツールです。2024年現在、Imagen3というAIモデルが使われています。
今回は簡単に犬の画像を作ってもらいました。
プロンプトはとてもシンプルに下記を与えました。
その中から1枚下記の画像を選び、これを動画生成AIに渡したいと思います。
Google Gemini で動画生成AIに渡すプロンプトを作ってもらう
海外の生成AIについてはまだ日本語に対応しているものが少なく、特に画像や動画生成AIについては、英語で指示したほうが良い結果になる事が多いです。Google AI StudioではGoogleの生成AIモデル Gemini を利用することができます。
上記の画像を添付して下記のプロンプトを渡します。
どのような動画にするかあまりイメージがついていないので下記のように指示しました。
いくつかプロンプトが作られてくるので、その中から自分が良さそうなシーンを選びました。「飼い主が呼ぶと、飼い主が写しているカメラに向かって走ってくる」というものにブラッシュアップして、下記のプロンプトを動画生成AIに与えることにしました。
Hailuoで動画を生成する
Hailuo(ハイルオ)は中国発の動画生成AIで注目されています。
上記の英語でつくったプロンプトと元の画像になる犬の画像を与えて少し末と完成します。その動画がこちらになります。
背景の切り替え部分に少し違和感があるものの、静止画からは想像できない動きが非常に滑らかでリアルな仕上がりでした。
動画生成AIはつくられる動画にまだガチャ感があるのと、有料なものが多いのですが、こうした技術がもっと手軽に使えるようになれば、クリエイターの表現の幅がさらに広がりそうです。