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当館がお客様の写真を撮らない理由

ゲストハウスって、外観や交流スペースでお客様とオーナーが一緒に写っている写真をよく見かけませんか?

ゲストハウスのアットホームさ、楽しさ、フレンドリーさなどを伝えることができて、とても素敵だと思います。

お客様に「ゲストハウスはじまりでは写真を撮らないのですか?」と聞かれることがありますが、

当館では、こちらから写真を撮ろうと呼びかけることはこれまでもなく、これからもするつもりはございません。(お客様側から一緒に撮りたいと言われれば、もちろんOKです!)

なぜなら私は、

「ご宿泊者様全員に、同じ応対をしたいから」

「写真を呼びかけた方、呼びかけてない方という区別を作りたくないから」であります。

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こうした考えに至った背景は、私の幼少期の体験にあります。

元々私は引っ込み思案で目立つのが苦手で、人見知りが強い人間です。

(この話をするといつも驚かれるのですが・・・笑)

でも楽しそうに集まっている輪に入りたいという思いはあったので、

物陰から楽しそうな輪を羨ましく見て、誘ってくれないかなーと待っているようなタイプでした。

そんな自分でもその楽しそうな輪に誘ってもらう機会はあり、自分ではとても楽しく過ごしたつもりでした。

ただ後からたくさんの写真を見ると、だいたい自分は写ってないことが多かったなと。

楽しいと思っていたのは自分だけだったんだと、悲しい思いをしていました。

リサイズ交流スペース洋室

そんな私が今はゲストハウスのオーナーに。

楽しい輪や空気を作り出す側の立場になりました。

私と、またはお客様同士楽しくお話する方もいれば、チェックイン以降ずっと客室にいらっしゃる方もおられます。

お客様と楽しくお話することは好きなので、お話したいなーという気持ちはありますが、それよりも

「当館で快適に過ごしていただきたい」という気持ちがあります。

当館でそれぞれの楽しみ方があっていいと思いますし、交流することがゲストハウスの魅力の全てではないと思っております。

ぐっすり眠っていただくことも、布団でYoutubeを快適に見るのもアリだと思っております。

(快適にお過ごしいただくだけの設備や清潔さには自信があります!)

そんな中で、例えば交流を楽しんだ方だけを選んで写真を撮るようなことをすると、

昔の自分と同じような悲しい思いをする方がいらっしゃるのではないかと思ってしまうのです。

(実際、必要以上の交流はなくてもリピーターになっていただいている方はたくさんいらっしゃいます。それは交流以外の部分で気に入ってくださったからだと思っており、とても嬉しく思っております。)

以上のことから、オープン以来写真を一切撮らないようにしようと決めました。

※写真を撮影されているゲストハウスさんを否定する意図はございませんので、ご理解ください。

リサイズ交流写真

じゃあホームページにあるこの写真はなんやねん!という話ですが、

こちらの方々は皆私の友人であり、オープン前に交流をイメージできるような写真を、と思い撮影したものです。

お客様ではありません。笑

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