天気図から風と波を予想していい波をあてる!(前編)
サーフィン×気象の波乗りブロガー
気象予報士のはるべえです。
「週末サーファーのための波乗り気象学」
というブログを運営しています
このブログは、主に週末サーファーの方を読者として
サーフィンと天気・気象に関する内容で構成されています。
また千葉・湘南エリアの週末の波の状況/予想についての
記事も毎週末更新しており、その日の風と波・潮回りと
気象の知識について解説しています。
毎日の天気図と空と波を見ての記事更新を継続してきており
ブログ更新は6年目に突入、記事数は1,500本以上にもなりました
はるべえのプロフィールはこちら
~
こちらのnoteでは
ブログ記事に投稿した内容をベースに
「天気図から風と波を予想していい波をあてる」
をテーマとして
週末サーファーがいい波をあてるために必要な
気象・海の知識と経験則を体系的にまとめた内容
となっています
サーファーが海に入る前に必ず知っておきたい
風と波の基礎知識から、サーファー目線での気象に関する知識、
いい波をあてるためのこれまでの経験則も交えて
サーフィン初心者の方でも理解できるように
図やイラストを用いてわかりやすく解説しています
~
本noteは「天気図から風と波を予想していい波をあてる!」
というタイトルで出させてもらってますが、
かなりのボリュームになったことから「前編」「後編」の
2つのnoteとしてまとめました
「前編」のもくじはこちらです
「後編」のもくじはこちら
前編・後編ともに約25,000文字で構成されており
トータルで約50,000文字の内容となっています
それでは「前編」の本編に入っていきましょう
サーファーにとっての2種類の風
早速ですが、最初のテーマとして
についてお話していきます。
サーフィンは
自然の現象である波にのって
楽しむスポーツであることから
波があるところは一定ではなく
そのときの気象状況や潮回りにより
常に変化しており
またその波の元となる「風」も
その日その時によって
風向や風速が変わることから
波のコンディションというものは
刻々と状況が変化している
ということになります。
機械で波をつくる
ウェイブプールであれば
常に一定の波質で繰り返し
の反復練習ができるのですが
海の中でのサーフィンは
上記のとおり刻々と波の状況が
変化していることから
反復練習がなかなかできません
ここがサーフィンの
難しいところであり
また奥深く楽しいところでも
あるかと思います。
~
まず今回からは
その刻々と変わる波のコンディションの
元となる「風」についてのお話です。
サーファーにとっての風は
大きくわけると2種類の風が
あります。
2つの性質が異なる風があります
この2つの風とは
どういうものなのでしょうか?
1.サーファーにとっての2種類の風①~波をつくるための風~
まず1つ目の
「波を作るための風」
とても基本的なところから
のお話になってしまいますが
この後の内容の理解をする上でも
ベースとなる知識となります。
~
波はどうやってつくられるのか?
そもそもですが、
波はどうやってつくられるのか?
というところからですが
これはもうご存じの内容かと
思いますけど・・・
我々サーファーが乗る波は
海上で風が吹くから波が発生します
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