数年ぶりに海で泳いだら。

この間、休みの日に友人と海へ行った。
2人ともここ数年間、一度も泳いでいなかった。
海へは行くが、その波を見るだけで景色を楽しむだけで、
浮かんだり潜ったりすることはなかった。

2人とも結婚してないし、子供はいないし、
海で泳ぐということはなかなかきっかけもなかった。

そんな2人で海に行った。
もう、なんかずっと楽しかった。
海へ向かうバスの中も、小学生の夏休みのような。

海に着いたら、人はそんなに多くなくて、
田舎で海があって、本当にラッキーだっていう気分になった。

ずっと海に浮かんで、ちょっと泳いではなんでか分からないけど、
爆笑して、鼻に水が入ってフガフガ言っていた。

海がいろんなものを吸い取ってしまった。
自分の中のギスギスしたのとか、なんかそういうのを。
全部。

波がやってきて、少し足を浮かして。
それが楽しいよ！と興奮気味に教えてくれる友人と。
自分が知っている中で、幸せという言葉に1番近い感覚な気がした。

海が好きだ。

帰りのバスは、ふわふわしながら、生暖かい温度を保ちつつ帰る。
なんか一瞬だった。
また行こう、行くしかないね、と話した。

夏は短い。
また来週。