VCG 環境考察レポ 2/2

初めましての方は初めまして。そうでない方はおはこんばんにちわ。あさか@asasart09230422)と申します。

この記事は2本立てでお送りしていますので、前回の記事を読んだうえで閲覧することを推奨します。

それではどうぞ。


新弾注目カード

大会からしばらく経ち、VCG第二弾が発売されました。その内容として、前弾で強かったアグロとミッドレンジに強化が入ったり、汎用スパチャが実装されたりしました。

また、新たにメタやエクストラターン獲得、特殊勝利カードも追加され、デッキ構築の幅が今まで以上に広がりました。

こちらも、前回に引き続きTier表を作ってみました。

その中でも筆者が注目しているカードを紹介したいと思います。

「急なアカBAN」
相手の墓地に干渉できる唯一のカードです。このカードのおかげで、「メツキ」と名の付くカードを試合から除外することができ、「忍び寄るメツキ」のバーンダメージにおびえる必要が無くなりました。

また、火力の高いVtuberを除外しておくことで、「APG!」で盤面を並べられることも無くなります。

他にも、自壊して1枚ドローすることもでき、腐ることなく仕事をしてくれる優秀な一枚になっています。

とはいえ、このカードは確定枠にはならず、プレイヤーの好みで採用が分かれそうな気がします。

「流難の者ほなみ/流難の転生者ほなみ」
所謂スパチャメタのカードです。このカードが場にある限り、相手のスパチャのコストが1上がります。

また、追加コストを支払うことで裏返すことができ、裏返したときに、自身の墓地からスパチャを1枚回収できます。バトスピの転生カードを彷彿とさせるカード。

さらに、裏面の場合相手のスパチャのコストが上がるだけでなく、自分のスパチャのコストが1下がります。

これにより、今まで以上に低コストのスパチャを使用することが可能になりました。このカードを複数並べられれば、大型スパチャを早期に発動できたりと、メタの役割はもちろん、新たに「スパチャ軸」のデッキを組むことができるなど大きな可能性を持ったカードとなります。

「放浪者メツキ/刹那の放浪者メツキ」
相手のファンに触れることのできるカードです。登場時、自分のファンを1枚起こせるので、このカードのコストは実質2コストといっても過言ではありません。

追加コストを支払って裏返すと、相手のファン2枚を1ターンの間止められます。そのうえ、攻撃時に相手のVtuber1体を破壊することができます。

スタッツが高く、こちらのファンも止められてしまうため除去し辛いため、「メツキミッドレンジ」にて見ることになるであろう一枚となっています。

「んーーーまっ♡」
Vtuber一体を確定除去できるカード。4コストの「ヤンデレ」と採用が分かれそうなカードになりそうです。まぁ、こちらの方が使い勝手はいいのですが……。

このカードの登場により、スタッツの上がりすぎた「同級生メツキ」や高スタッツのVtuberを簡単に破壊できるようになりました。「ほなてぃや」は確定枠ではない。

「高級マイク」
配置時、相手Vtuberを1体破壊でき、4ターン後に特殊勝利できるカード。

このカードは、第二弾の中で筆者が一番注目しているカードです。8コストとやや重いですが、デッキ構築さえ寄せてしまえば簡単に特殊勝利を狙える可能性の塊。

思うように打点を出せないデッキは、このカードを1枚差しておくだけで勝ち筋が増えます。

他にも、強かったり面白い効果を持ったカードがいくつも収録されているので、皆さんもいろいろなカードを試してみましょう。

新環境考察

新環境では、前環境で強かった「アグロ」「メツキミッドレンジ」が火力を上げて居座り続けることが予想されます。

構築も、デッキタイプに寄った前のめりなものが増えてきそうです。

また、それらに加え、「高級マイクコントロール」という新しいデッキタイプが登場すると考えています。

「萌え声」「んーーーまっ♡」といった優秀な除去カードが増えたり、配信機材をピンポイントで回収できる「ネットショッピング」といったカードが追加されたりしたため、コントロールデッキが容易に構築できるようになりました。

実際に、筆者が上記の3種のデッキを使用して対戦したところ、面白い発見がありました。それは……、

「メツキミッドレンジ」→「アグロ」→「高級マイクコントロール」→「メツキミッドレンジ」……

と、三すくみの関係になったことです。いやはや、まさか自分が環境を作ることになるとは……。

他にも、妨害カードや全体除去のカードがいくつか収録されたことから、相手の行動の妨害を第一としたデッキなんかも組めそうです。

以上のことから、第一弾環境のようなメツキ1強環境は終焉を迎え、様々なデッキタイプが活躍できる環境になると筆者は結論付けます。

サンプルデッキレシピ

さいごに、本記事の内容を参考にしたサンプルレシピと簡単な解説を置いておきます。

アグロデッキ
「サボりはほなみ」3
「同級生メツキ」3
「ガチ恋距離」3
「萌え声」3
「妥当な経費」3
「回収屋メツキ」3
「お願いッ♡」3
「楪帆波」3
「ほなてぃや」3
「APG!」3

基本的な動きは第一弾と変わりません。しかし、「回収屋メツキ」「萌え声」などを採用することで、4ターン目以降も安定して顔を詰めることができます。

メツキミッドレンジ
「同級生メツキ」3
「萌え声」3
「初めての登録者」3
「回収屋メツキ」2
「お泊りメツキ」2
「お願いッ♡」3
「放浪者メツキ」3
「んーーーっま♡」2
「柊メツキ」3
「わがままなメツキ」3
「忍び寄るメツキ」3

汎用除去カードだけでなく、相手のファンに触るカードを採用しました。これにより、前弾以上に相手の動きを止めつつ自分の盤面を固めることができます。

高級マイクコントロール
「同級生メツキ」3
「萌え声」3
「妥当な経費」3
「ネットショッピング」2
「初めての登録者」3
「広告収入」3
「お願いッ♡」3
「放浪者メツキ」3
「んーーーっま♡」3
「収録風景」2
「高級マイク」2

とにかく「高級マイク」を着地させることに重きを置いた構築です。除去やドローできるカードをふんだんに採用し、5,6ターン目以降から特殊勝利の準備を進められるようにしています。

以上、サンプルリストでした。

第3弾以降のカードについて

ここでは、第3弾以降で登場してくれたらうれしいカードを載せていきます。

墓地利用カード
・墓地のVtuberの枚数、召喚コストが下がるVtuber。
・墓地の枚数が一定以上あればコストを支払わずに召喚できるVtuber。
・墓地から召喚できるVtuber。
・召喚時、墓地の低コストVtuberを複数場に出すVtuber。
・墓地を肥し、墓地からカードを回収できるスパチャ

このゲームはデッキや手札の消費が激しく、使いたいカードが使えないまま試合が終わるということがしばしばあります。

そのため、上記のような墓地に置かれたカードを役立たせるカードがもっと登場したら、新たなデッキタイプが増えて様々なカードが活躍できると思います。「刹那への介入」はコストが重すぎて使えない。

手札破壊カード
・相手の手札を破棄し、自分がドローできるスパチャ
・相手の手札を大量に破棄できるスパチャ
・攻撃時、相手の手札を破棄できる低コストのVtuber

手札破棄のカードは過去にも収録されていましたが、正直使い辛くストレージの肥しになっていました。

なので、有用な手札破棄のカードがもっと増えたら、試合展開がより複雑になって面白いと感じました。

ドローカード
・n枚ドローし、手札をn枚捨てるスパチャ
・手札をすべて捨てることで、同じ枚数ドローできるスパチャ
・ドローのみのスパチャ
・出たときや攻撃時にドローできる低コストのVtuber
・手札をn枚捨てることでデッキから好きなカードを持ってこれるスパチャ

ドローカードも過去に複数枚収録されていました。しかし、このゲームは手札が7枚超えると、超過分は破棄しなければいけません。

そのため、補充というより手札交換できるカードが増えることでデッキの回転率が上がり、デッキ内のカードを使う機会が今まで以上に増えると思いました。

召喚に干渉するカード
・相手が登場時効果を使うときに、ゲーム中1度だけコストを支払うことで召喚を無効にするスパチャ
・相手のVtuberの召喚コストを1上げるVtuber
・1ターンの間、召喚を禁止するカード

第2弾でスパチャに干渉するカードが出たので、第3弾以降ではVtuberの召喚に干渉するカードがあってもいいのではと思ったので。ただし、メツキではなく帆波で出さないとバランスが……

ここで挙げたカード案のほかにも、各々が感じた欲しいカードはたくさんあると思います。

ですので、こういった声をツイートなどで御本人様方に直接届けたりするのがいいでしょう。そうすることで、次弾以降の開発に大いに役立つと思います。

あとがき

以上、2本に渡る環境考察レポートでした。

サンプルのところで載せた構築は、あくまでプロトタイプです。ですので、皆さんはこのレシピをもとに対戦や考察を重ね、デッキを改造して自分だけの構築を編み出していただけたらと思います。実際、筆者の使っている構築は全然違う。

筆者も、ここまで来るのにかなり時間を要しました……。ですが、デッキを考えるところや対戦しているときなど、このカードゲームをしている時間はとても楽しく幸せなものでした。

様々なカードゲームをプレイしてきた筆者ですが、ここまで熱中したゲームは初めてかもしれないです。

そんな、めちゃくちゃ面白いVCGですが、プレイ人口がとても少ないのが現状です。私は悲しい。

ですので、この記事を読んで少しでもVCGに興味を持ったり、VCG熱が再熱したら周りの方と対戦してみたりしてください。まだ在庫は残っていますし、他のカードゲームに比べて全てのカードを安価でそろえることができます。

カードを持っていなくても、BOOTHにて全カードリストのPDFファイルがありますので、それを印刷すれば遊ぶことができます。

そうして、もっといろんな人と対戦したくなったら、ぜひ筆者と対戦しましょう。ボコボコのボコにしてあげます。あの、まじで対戦したいのでディスコードやDM来てくれたら行きます。

筆者は、こういう形でしかVCG界を盛り上げることしかできないので、この記事で少しでもプレイ人口が増えたり、ご本人様方の目に留まれば幸いです。

長文かつ駄文でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。最後はこの言葉で締めたいと思います。

いくぞ、VCG―!!


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