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大きな出来事というのは集中して起こる~ホロスコープから見る社会 byALLIE

2020.8.28は金曜日ということもあってか激震が走るような出来事が多い日であったように思う。
特に、一番の大きな出来事と言えば、総理の辞職表明。
個人的にはこれまで総理の出生図をざっくりとであるが数回ほどしか観たことしかなかったし、また出生図を基に運行図と総理の太陽回帰図と実際の出来事を照らし合わせる事はあまりしてなかったが(総理個人のホロスコープを見ても日本の動向に関わってくる率は少ない・低いことが多い。個人的意見)、今更だとは思いつつも漸く観てみた。

トランジット(現在進行形の状態)火星-トランジット冥王星のスクエア(90°)の座相が第一次内閣の時は総理の出生の太陽(以下、「出生」のみで表示)にTスクエアとして絡み、そして、この度のような出生の月が火星ー冥王星のスクエアと絡み合う形になるという縮図は、2020年の出生の太陽回帰図でもほぼ変わらないことに驚愕した。また、今回はトランジット土星と若干角度が緩い位置に居る木星も、そのTスクエアに加わってる点も見逃してはならない。この土星は史上最長の首相在任記録を更新した事にも山羊座の土星の持つ象意そしてそこから影響される運気に関わっているかも知れない。

しかも今回のような社会の混乱期の渦中に、先述のTスクエア(T字相)はかなり大きな動きとなった。また、第一次の2007年と今回第二次(在任期間約4年8か月)の2020年の辞意表明発表の日の2、3日前に、何れも下弦の月(太陽-月の、太陽から見て下方でのスクエア90°)を迎えていた事も興味深い。しかも今回は出生の月に水星(出生の太陽の乙女座の支配星)が載っていることから、どうしようもない身体(特に神経や胃腸←乙女座の象意)の酷使と摩耗に耐えられない限界だったのかと慮った推測をしてしまう。
しかしながら、今年の東京を起源時刻とした日本の春分図は、第6室に山羊座20度台の惑星集合、第8室に海王星、第10室の天王星が山羊座土星とスクエアの座相、吉凶どちらもあり得るような半ば不可解な配置だったのだ。これがどんな意味するのか、拙ブログ「Allie's HOROreport」の記事「春分図から今年の行く末を見る 2020」において鑑定から見た考察を書いたが、それでも少々不完全燃焼ではあった。特に、第6室そして第8室というどちらかと言うと引っ込み思案な状況を表すようなハウスは意外にもなかなか読みにくいものなのだ。
ただ、今更思えば…の話なのだが、第6室の支配星座は乙女座だ。総理の出生の太陽は乙女座にある。そして、保健衛生や医療や治療そして福祉や公衆に関する問題全てがこの第6室の象意とされる。その第6室に、山羊座の火星・木星・土星・冥王星の4天体が集中して後半度数でステリウム(惑星集合)を成している。社会活動や政治や成功・発展の意味を持つ山羊座で社会活動と発展をを表す火星・木星のコンジャクション(0度)そして土星・冥王星のコンジャクションが織り成す「創造と破壊、そしてゼロからの出発、再生」の象意は第6室で大いに暴れまくる事態となった。第8室の魚座の海王星もそのステリウムを援護する位置におり第8室という一見捉えどころのない中にも真実を、そして人類にとって究極のテーマである「生死の問題」のその輪郭をくっきりと明確に示す、そんな不気味な配置に在る。それは今年の世相を如実に表していると言える。

実は、少し楽観気味に観ていた今年の春分図だったが、何が加速するのか何が破壊殲滅され何が創造されるのか、正直見当がついてなかった。年末に此処noteや拙ブログで今年一年を総括する予定ではいるが、その「運というもの」をより深いところまで見極めようとすると途端に霧がかかって先が見通せない状況下なのは、社会も個人も、そして私の見立ても同様なのだと思わざるを得ない。

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