自由を手に入れる旅へ 出発の時〜射手座の新月・皆既日食、そして「風の時代」へ
http://allie-astrology.blog.jp/archives/1078283536.html 拙稿より転載
投稿日 2020年12月15日 午前1時16分
AM1:16に新月(射手座の太陽と月のコンジャクション 23°08' )となります。この新月は皆既日食(チリ・アルゼンチンで観測、日本では観測不可)を伴い、今後半年間に渡って影響を与えていきます。
この新月は太陽と一緒に射手座を運行している水星と共におり、この太陽・月・水星は牡羊座の火星とトライン(120度)、魚座の海王星とスクエア(90度)を形成、「何が何だかわからないうちに渦中へと巻き込まれていく」という状況で、この後に次々と起こる星の動きに合わせて変革と転換の真っ只中へと入っていきます。
また、この射手座の新月は、水星そしてドラゴンテイルを巻き込み、第5室と第6室のカスプ(境目)にいる魚座の海王星とスクエア(90度)を形成しています。ドラゴンヘッドも入れるとTスクエア(丁字相)を形成することとなります。コミュニケーション不足による混乱、自由という権利の侵害、世の中の不安の増幅など、次の「風の時代」突入に向けて、人々に「乗り越えるべき課題」を突きつけてきます。人は言葉という武器、言葉を伝達する道具をそれぞれ持っています。コミュニケーション無くしては人と人との繋がりは成しえない、わかり合うことが出来ない、それは人間同士が対等に渡り合う為には大切なものの一つなのです。来たる「風の時代」に向けて、私達は今一度、考えなくてはならない時を迎えているのです。
今回の新月からの1週間は間髪を入れずに星の動きは慌ただしく激しく動きます。12/16の金星の射手座入り、12/17の土星の水瓶座入り、12/19の木星の水瓶座入り、そして12/22の木星・土星の水瓶座0度でのグレート・コンジャクション(木星・土星のコンジャクション 0度、約60年に一度起こる座相)を迎えるに当たり、その火蓋を切って落とすトリガーのような存在となります。
今年は山羊座に木星と土星が重なるグレート・コンジャクションが起こりました。このグレート・コンジャクションは冥王星とも重なり、非常に強力な変革そして創造と破壊を促してきました。約200〜220年ほど、このグレート・コンジャンクションは、若干の例外はあるものの殆どが「地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)」で起こってきました。それが、いよいよこの12/17から土星そして木星が水瓶座0度で重なり共に歩み出します。このグレート・コンジャクションは今後「風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)」において約200年(二百数十年)もの間、20年ごとに一度巡り来る木星・土星のコンジャクションを形成していくようになります。
これまでの約200年間ほど、私達は地の星座が表す物質、金銭・経済・勤労・権利義務・伝統・政治等を重点的に見るのが人の世の常そして人として生きる常識というような、ある種厳格なシステマチック化された社会規範に則った制度の中に安定を求めて生きていくのが正しさという価値観が形成された時代の中を生きてきました。
そしてこれからは、それこそ徐々に変化していく人の心や社会のあり方の捉えどころの無い部分を掴み構築していく、流動的な生き方を認めるような方向性へ変わっていくことでしょう。その風の吹くままに軽やかに流れ流されていきつつ、能動的に社会に対等に渡り合っていく「本物の自由と平等」を手に入れることを良しとする時代へと移り変わるでしょう。それはまさしく「社会至上の時代」から「個の樹立の時代」へと人々の意識が変わっていく、それを促す流れへと入っていくという社会という集合体や人々の生き方の組み換えのような「変革」…今回のグレート・コンジャクションは言わば「偉大な歴史的転換点」を迎える切っ掛けとなりうるのです。