ランターンというポケモン
全国図鑑No.171 ランターン 分類:ライトポケモン
ランターンのだす 光は 5000メートルの深さ からでも 水面まで 届くほど 明るい。[ポケットモンスターソード 図鑑説明より]
強い 光を 放ち 獲物の 目を 眩ませる。隙が できたら 電撃を おみまいする。
[ポケットモンスターシールド 図鑑説明より]
初めまして、鯏(あさり)®です。note初投稿ということで拙い点もあるかと思いますがお手柔らかにお願いします。
記念すべき1発目のnoteということで、私のTwitterアイコンにもなっているランターンというポケモンについてお話ししようと思います。
※ポケットモンスターシリーズは世代で表記されることが多く、このnote中でも世代表記を使用させていただくことをご了承下さい。以下に世代分けを載せておくので必要があればこちらで確認ください。
赤・緑・青・ピカチュウ → 第1世代
金・銀・クリスタル →第2世代
ルビー・サファイア・エメラルド → 第3世代
ダイヤモンド・パール・プラチナ → 第4世代
ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2 →第5世代
X・Y → 第6世代
サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン → 第7世代
ソード・シールド → 第8世代
1.ランターンというポケモンについて
ランターンはシリーズ2作目となるポケットモンスター金・銀で初登場したポケモンです。
上記の画像からもわかるようにチョウチンアンコウをモデルにしたポケモンで、水中に生息しているためGetするには釣竿を使い、釣りで出会う(後のソフトでは秘伝技ダイビングを使用することで、水中の草むらで出会える場合もある)しかありません。
みず・でんきタイプという登場時では初となる複合タイプを持ち、この組み合わせは第8世代まで進み、900匹を超えるポケモンが登場しているポケットモンスターシリーズでランターンを含め下記の3匹しかいません。
チョンチー
ランターン
ウォッシュロトム
さらにこの3匹のうち、ウォッシュロトムはロトムというポケモンがフォルムチェンジという特殊な過程を踏むことによりこのタイプに変化するため、純粋にみず・でんきという複合タイプを持つのはランターンと進化前のチョンチーだけです。これはポケモン界においてかなりの個性であるといえます。(ランターンすごい、かっこいい、つよい、かわいい)
第8世代のソード・シールドではハードがDSからSwitchへ移行するということもあり、グラフィック関連の問題から全ポケモンが登場できないという、通称”リストラ問題”が起き大騒動となりましたが、ランターンは無事入国審査を突破し第8世代の舞台、ガラル地方へと入国を果たしました。よかったです。(ちなみにリストラ問題が起きたことで海外ではソード・シールドの不買運動も起きたみたいですが、結局全世界で2300万本以上売れる大ヒット作となりました。手のひらの返し方が阪神ファンみたいで良いですよね。)
https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/software/index.html ←売り上げはこちらから確認できます
2.ランターンが好きな理由
そんなTwitterアイコンまでランターンにしてしまうということは、さぞかし「ずっと愛用している」「ストーリー攻略をするときは毎回パーティに入れている」と思われるかもしれませんが、実はストーリー攻略で使用したことはほとんどありません。というのもランターンもしくは進化前のチョンチーと出会えるころには、大抵手持ちにみずタイプ、でんきタイプともに1匹は既に入っていることが多く、出会っても「育てるの面倒だしいいか」となることがほとんどでした。
じゃあなんで好きになったんだよというお話なのですが、時は第5世代、ポケットモンスターブラック・ホワイトでの出来事です。個人的に第5世代は思い入れの深い作品で、というのも学校の友人に誘われ本格的に対戦(いわゆるガチ対戦)をやるようになったからです。ストーリーを楽しんで終わりだった私にとって対戦は未知の世界で、やはり最初はなかなか上手くいきませんでした。そこで参考にできるものはないかということでポケモン対戦の様子を動画投稿している、いわゆる実況者の動画を見るようになり、色々な実況者の動画を見ていく中で1人めちゃくちゃ強い実況者の方がいたのですが、その方がランターンを使っていました。正直自分はランターンを強いポケモンだとは思っていなかったので、この方がランターンを使い勝利を重ねているのを見て「ランターンすげえ」「コイツめっちゃ強いやん」と思い、自分も使ってみたくなりランターンを愛用するようになりました。部活も休みで珍しく暇だった休日に、1日かけてランターンを育成していた時は達成感と同時に「何してんだ」と思いました。ですがそんなランターンを使って対戦に勝利したときは嬉しかったですし、実況者の方と同じような勝ち方なんかができた時には道頓堀に飛び込むレベルで嬉しかったです(私は関西在住ではありません)。
この第5世代での出会いがなければおそらくここまでランターンを好きになってはいないでしょうし、なんならポケモン自体もうプレイをしていないかもしれなかったので、対戦やろうぜと誘ってくれた友人、ランターンを使っていた実況者の方には感謝しかありません。
3.ランターンは対戦で強いのか
ここまでの話の中でもしかしたら気になっている方もいるかもしれませんが、ランターンは対戦で強いのかという点です。正直に申し上げるとそこまで強くないです。中の中、お気に入り補正がかかって中の上といったところではないでしょうか。話と違うじゃねえかと思うかもしれませんが、ちゃんと理由があります。ランターンは野球でいうエースや4番打者ではなく、決まった場面で最大限の力を発揮する存在です。私は阪神タイガースファンなのですが、その阪神でいうならば試合終盤に絶対盗塁を決めて欲しい場面での植田海・熊谷敬宥・島田海吏ら俊足トリオのような存在です。
先にも述べたようにランターンはみず・でんきという独特のタイプを持ち、またポケモンがそれぞれもつ”特性”という要素では、
でんきタイプの技を無効化し自身の体力を回復する ”ちくでん”
みずタイプの技を無効化し自身の体力を回復する ”ちょすい”
という2つの優秀な特性を与えられており、育て方次第で圧倒的な能力差がある相手にも立ち向かうことができます。
特に現在の対戦でよく使用されている下記のポケモン2匹には相性がいいです。
・サンダー(2022年3月現在における対戦での全体使用率2位)
第1世代で登場した伝説のポケモンであるサンダー。このポケモンは現在の第8世代対戦環境で猛威を振るっています。対策をしていないとサンダー1匹でこちらのポケモンが全滅なんてこともザラにあるのですが、ランターンはこのサンダーにめっぽう強いです。でんき・ひこうタイプであるサンダーのひこうタイプの技は威力半減、でんきタイプの技はランターンの特性がちくでんの場合無効化されてしまうため、ランターンに対して有効な技がありません。対してランターンはこおりタイプの技で効果抜群、タイプ一致補正で威力の上がるでんきタイプの技で攻めることができるので、サンダーに対して強く出ることができます。
・カイオーガ(2022年3月現在における対戦での全体使用率7位)
第3世代で登場した伝説のポケモンカイオーガ(ポケットモンスターサファイアのパッケージを飾っているポケモン) 。このカイオーガもサンダーと同様に現対戦環境で暴れているポケモンです。高い攻撃性能から高威力の技を繰り出してくる非常に厄介なポケモンの1匹なのですが、このカイオーガに対しても強く出れるのがランターンです。カイオーガが使用してくる技にはみず・こおり・でんきタイプが多いです。これらのタイプの技もランターンが持ち前のタイプ・特性を活かして相性よく受けてくれます。
対カイオーガでは、カイオーガの繰り出すみずタイプの技が非常に強力なため特性ちょすいを推す人もいますが、
「でんきタイプの技でダメージを受ける」
「サンダーに対して弱くなってしまう」
の2点から、私は特性ちくでんを使うことがほとんどです。
ポケモンの対戦ルールは6on3(手持ち6匹から3匹を選出して戦う)が基本で、こちらの手持ち6匹の中にランターンを入れておくことで、相手の手持ちにサンダーやカイオーガがいたとしても戦う3匹に相手は選びにくくなり、対戦の前からこちらはアドバンテージを取ることができます。(ランターンすごい、かっこいい、つよい)
すべてのプレイヤーがサンダー・カイオーガを使用しているわけではないので、この2体を使用していないプレイヤーとマッチングした際には腐ることもありますが(選出しなくてもかわいいからOK)、使用率の高い2匹に対して選出段階で牽制をかけられるためパーティに入れてもあまり損はしないと思います。使いどころさえ間違えなければランターンは対戦でも充分に活躍できるポケモンだと思います。
4.終わりに
いかがでしたでしょうか。ポケモン界でも非常に珍しいタイプを持つランターン。リストラ問題を尻目にしれっとガラル入国を果たしたランターン。決して高い能力値を持つわけではないけれど、育て方次第で能力差を覆して勝利できるランターン。2020年に行われた人気投票では第2世代上位30位外だったのに、昨年の人気投票で第2世代内18位まで順位を上げてきたランターン。なんだかすごいポケモンに思えてきませんか?
2022年2月27日のPokémon Day ではポケットモンスターシリーズ完全新作である、
ポケットモンスター スカーレット
ポケットモンスター バイオレット
の全世界同時発売が正式発表されました。これまでのポケモンのシステムはそのままに、オープンワールドの世界観となることが公式で発表されており、今後の続報を楽しみにしていますが、私としては第8世代のようなリストラ問題が起きないか少し不安です。仮にまた全ポケモンを登場させることができないとなった場合でも、ランターンはどうにか登場させる方向でゲームフリークさんよろしくお願いします。(本当にお願いします。)
note初投稿ということで拙い点もあったかと思いますが、このnoteを通じて少しでもランターンの魅力が皆さんに伝われば嬉しいです。
ご一読いただきありがとうございました。あと最後にかわいいランターンを見ていってください。
5.参考webサイト
・ポケモンwiki ランターン https://wiki.xnrckteqa2e.com/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3
・ポケモンバトルデータベース
https://swsh.pokedb.tokyo/
・ピクシブ百科事典 Pokémon day
https://dic.pixiv.net/a/pokemonday#h2_2
・ポケットモンスター スカーレット・バイオレット公式サイト
https://www.pokemon.co.jp/ex/sv/ja/
・ポケモン徹底攻略
https://yakkun.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?