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「有終完美」と「全力前進」 竹内朱莉 ANGERME FINAL LIVE

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こちらは #竹内朱莉アドベントカレンダーファイナル 参加記事になります。


2023年6月21日 横浜アリーナ
ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE
竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」

ライブから四日経っても余韻の中にいる。
思い出されるシーンや、その時に抱いた感情、浮かぶ言葉はあるけれど、それらは断片的で、ふわふわとしています。
アドカレの主催として、記事を書こう!と思うものの、言葉にしたくないとどこかで思っていたりする。
あの日、横アリで生まれたくそデカい感情を言語化して型に押し込め、引き出しにしまいたくないという気持ちがある。まだ脳内で、胸の中で渦巻いている感覚感情に翻弄されていたい。そんな段階。

と、そんなことを思っていても。
揺さぶられた記憶は薄らいでいくもので、かき乱された感情だって徐々に凪いでいく。そうしたら「あの嵐はすごかったねー」って感想しか言えなくなってしまう。くそデカい感情がどんなものだったのか、その感動や痛みや寂しさを、霧散してしまった空を掴むようにして語るしかない。

なので、現時点の、まだそんなに寂しさを覚えていない感情を語りたいと思います。
ひたすらに圧倒された、竹内朱莉さんの「有終完美」と、その先を期待させる「全力前進」を。


最高最強アンジュルム

アンジュルムは最高最強でした。始まって数曲で「横浜アリーナが庭みたいだ」って感じた。メインステージもセンターステージも外周だって使いこなしていて、とても楽しそうで、キラキラしていた。
全員の歌声が横アリを響かせ、ダンスのオーラも横アリを満たしていた。

ギラギラとした気合、眩しいほどの煌めきに圧倒され、幸せなシーンの瞬間に心が震え、それが刹那になっていくことに寂しさを抱えていました。

アンジュルムとしての竹内朱莉さんは強く逞しく輝いていた。
この辺りを語ると長くなるので今回は省略。別の機会で語れたらいいな。


行かなくちゃ

結局はこの曲なんです。
この曲を聴いて、歌う姿を見て、ステージでの在り方を目の当たりにして、圧倒され幸せになって寂しくなって泣いた。

卒業のソロ曲だから、冒頭を歌ったら外周を歩いてお手振りをしていくんだと思っていました。けれど違った。
メインステージから動かず、横浜アリーナ中の意識を一身に集めて、ガチの歌唱。ファンのひとりひとりへ歌を届けるように歌っていた。

「ドレスを着るのはやめた」と言っていたのに、美しいドレスを纏って登場した時の驚きと歓喜。

登場する前のアンコール、ペンライトがほぼ青一色に染まる中でわずかな赤があった。そこからの流れがあってからのドレス姿はあまりにもドラマティックで。

ファンと竹内さんが通じ合ったような感覚になって、もうここで泣いていた。

スマイレージのメンカラ赤とアンジュルムのメンカラ青、スマ衣装を想像させるチェック柄、胸元に天使の羽を思わせる刺繍、自身のアイドル人生を表すドレスを着て輝くように笑っていた。なんて完璧なのか。

(このドレス、刺繍の感じからtanakadaisukeさんデザインかな?と思うのですが、どこかで発表ありましたか?)

イントロなしでいきなり高音を横アリ中に響かせ度肝を抜いたのに、サビになったら踊って、その振付がとてもかわいくてめちゃくちゃアイドルなの。とてもとてもアイドルなのに、歌う声の伸びと響きが尋常じゃない。だって横アリだよ? それをソロで!!

けれど、磨き続け練り上げた歌声は決して押し付けがましくなくて、煌めきで覆って歌をまっすぐ届けてくる。

凄みがあるのにまぁるい。
剛速球を投げられて、普通なら捕れないはずなのに、こちらが何となく構えてる所にズバっと投げてくるから容易にキャッチできてしまう。凄さを受け止めやすくしてくれるから、その凄みに気づかせない。そんな感じ。(どんな感じよ)
そして、キャッチしたら「ナイスキャッチ!うまいじゃん!!」って笑うような人なのよ。投げている方が圧倒的にすごいのに、簡単だと、受け止める側が上手なんだと錯覚させてしまう。

ananの記事で、「泣いてしまうからレコーディングは淡々と歌った。ライブでは気持ちを込めて歌いたい」とあったから、歌を心で届けるために集中して全力を注いだんだな。

アンジュルムとしても全てが勝負所のようだったライブで、どのシーンもハイライトとなるぐらいバッチリ決めていた。(外周の立ち位置を後輩に教えてもらっていたけど、それすらも竹内さんの魅力を伝えるという意味では勝負に勝っている)

そのうえで、ソロ曲も勝ちにいくんだ、むしろソロだからこそ完璧に勝ちにいってる!!って、その凄みに震えた。
もちろんそれは第一にファンへ歌を届けるためであり、持てるものすべてを全力で見せくれて、それがめちゃくちゃ伝わってきた。

そして客席にいる堂島さんを始めとする制作陣へ向けて、楽曲に関わったチームのアンカーとして勝利と感謝を捧げた瞬間でもあったと思う。

堂島さんがどのように受け止めたのか気になっていたけど、横アリ翌日のスペースでお話がきけて良かった。改めて、竹内さんがあのようにステージに立ち、歌声を届けてくれる楽曲をありがとうございました。

けれど、そんな素晴らしい楽曲とパフォーマンスを目の当たりにして、竹内さんの凄みとアイドルとしての在り方に圧倒され感動で震えながら、こんな風に華々しくステージで歌うのはこれが最後かもしれないなんてあんまりだと寂しさも生まれていた。
こんなにすごいものを見せて聴かせておいて、バーイベのラストみたいに「ばいばーい」って軽やかにステージを後にするかもしれない。
鮮やかでカラフルで明るく希望にあふれる歌声を聴く機会がいつになるのか、ましてやあるのかすらわからないなんて……!!

歌うことは「検討中」だとおっしゃっていたけれど、その時点で確かなものは何もなかったから。

だからスピーチで「みんなが喜ぶことを一個言ってあげようかな」って、いたずらっぽく笑って言いだした時は胸が高まった。
もしかして、もしかして??


「これからも歌いまーす」

「踊りまーす」

「ステージへ戻ってきまーす」

やだもう好き!!! 大好き!!!!


完全に手のひらの上で転がされてるけどいいの。幸せだから!!
嬉しいお知らせを伝えるタイミングも最高すぎる!! さすたけ!!


歌だけでなくダンスも続ける宣言で、ファイナルライブが一気に幸せなものになってしまった。
「歌ってほしい」と伝え続けたのはファンだけでなく、関係者からも多かったとご本人も話していた。堂島さん、sonyの記事のインタビュアーさん、ラジオでのDJ kooさんも。他にも私が知らない所で竹内さんの歌声とダンスは惜しまれて、その声が本人に届けられたんだろうな。ありがとうございます。

そして、その声をすくいあげて続けると決断してくれた竹内朱莉さん、ありがとうございます。どこまでも誠実でファンに甘くて優しい。
卒業前に「オタクの夢をことごとく叶えていくやん…!!」って感動していたけど、まさか卒業後も叶えてくれるなんて。感謝で胸がいっぱいです…
どのような形で歌とダンスを届けてくれるのかわからないけれど、嘘はつかない人だから言葉にしてくれたのなら信じられます。待っていますね。

圧倒的で完璧な「有終完美」から、「行かなくちゃ」と軽やかに駆けだす「全力前進」へ

どちらも、初の書道個展「煌々舞踊」で飾られていましたね。
素晴らしい有言実行です。


幸せの余韻

とまぁ、こんな感じでライブ後の余韻はわりと穏やかに過ごしています。
あの歌声とダンスに再び出会える約束をもらえた事がとてもとても大きかった。

アンジュルムとしてのラストが鮮烈でドラマティックだったにも関わらず、振り返れば「行かなくちゃ」が脳内を埋め尽くしている。
楽曲、歌声、笑顔、キラキラ、要素はたくさんあるけれど、私が一番やられたのは佇まいというか、ステージでの在り方
カッコいい。めちゃくちゃカッコよかった。

アイドルとしての生き様をファイナルライブの自身のソロ曲で見せつけてくるの、さすがだった。圧倒されながら感動で震えていた。ひたすらに竹内朱莉を受け止めていた。

あぁやっぱり
私は竹内さんと隔てられたいんだ。ステージと客席という区切りで。今後はアーティストとファンという関係で。

ライブはツアー中に多くて2回ほど。(さすがに春ツアーは4回、中野1回、リリイベ1回)
個別もあまり積みません。
竹内さんとお会いする機会が元々少なかったから、会えるのが少し先になってもまだ耐えられています。
ですから、私は今まで竹内さんを長く深く支えてきたファンの皆さんの心情を推しはかることはできません。

ただ申し上げたいのは、そういった熱烈に竹内さんを応援してきた方々がいらっしゃったからこそ、私も竹内朱莉さんを見つけて辿り着きました。
横浜アリーナのチケットが立ち見席を出してまでも完売したのは、アンジュルムメンバーの努力と共に、そういったファンのみなさんの継続的な情熱の結果でもあると思います。

私を横アリへ連れていってくださり、ありがとうございました。とても素晴らしい景色を、時間をありがとうございました。

今はまだ、竹内さんもファンもroundaboutでぐるぐると回っている所ですね。私は竹内さんをまだまだ追いかけます。恐らくそういった方も多いと思いますが、それぞれが選んだ道の先で、またお会いできたら嬉しいです。


竹内さんもしばらくはゆっくりできるといいな。
かなりタイトなスケジュールの中で、節制して追い込んでいらっしゃったので。(non-noの腹筋、美しかった…)

Instagramをちょこちょこ更新してくれるの嬉しい。優しい。大好きです。
スポットライトが、雲間から光射す天使の梯子みたいね


そして、
竹内さんの新しい旅立ち、次のステージが楽しみであると同時に、新生アンジュルムもとても楽しみです。
竹内さん自慢の妹達、そして初々しく賑やかな新メンバーの二人。
早く初陣が見たくて仕方がない。

推しがグループから卒業しても、グループが好きなままなのって楽しいね。
「好き」の世界が広がって、ワクワクだ!!

BIG LOVE!!



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