Dreaming Owl Series
Dreaming Owl series『夢路の梟』
このシリーズは主人公の少年・ノウルとその仲間達がそれぞれの夢を求めて旅する物語を軸に作品を展開していくファンタジーコレクションです。
この物語はASARIが2011年より創作していた作品です。
なのでイラストと共に1つのショートストーリーを読んだような、そんな楽しみ方をして頂けるように制作して参ります。
□ キャラクターコンセプト
それぞれのキャラクターにはデザインの元となる動物、そしてそれぞれが抱える"欲"をテーマにデザインされております。
例
名前:ノウル =アンバート
性別:男
年齢:18
テーマ:知識欲
動物:梟
□ この作品の楽しみ方
このコレクションにおけるメインシリーズ作品にはショートストーリーや裏設定を用意する予定です。
ここはそのお話を楽しめる場所となっております。
・メインシリーズ:物語の主軸となる出来事やストーリーを描いた作品です。価格帯は0.1ETH(1/1)
・ショートシリーズ:間幕や登場キャラクターのみに重点を置いた作品です。価格帯は0.05ETH(Limited 3edition)
登場人物一覧はこちら。
MAIN STORY
#01 『Prologue』
🖼 https://anifty.jp/creations/1511
「外の世界はどんなだろう」
ノウル少年はそんな独り言を吐いては飲み込み暮らしていました。
彼は言葉に願いを込めることでどんなことも叶えられる有名な魔術師の一族の生き残り。
そう育ての親から聞かされたのは15歳を迎えた3年前でした。
国でも有名な魔術師の一族アンバート家。
多くの人の幸せを願い国に尽くしてきた一族です。
願いを込めて放つ言葉によってどんなことも叶うとされた魔術師の一族でしたが、その脅威から国に滅ぼされました。
ノウルも生まれて間もない時に1度その粛清により命を落としたが、母がその命をかけて呪術で生き返らせてくれたのです。
この呪術には出来ないことはありません。人を操ることも殺すことも…生き返らせることも出来ます。
しかし願う未来が大きいだけ術者には大きな見返りが必要でした。命には命を、それだけにこの呪術は慎重に使わなくてはなりません。
しかし国はこの一族を使役しようと画策していました。
もちろん彼らはそれを拒否し、その結果がこの粛清となってしまったのです。
こうして命を救われたノウルは森の奥深くでとある魔術師の男に育てられます。
そして15歳を迎えた年の冬、育ての親であるその男は「街に行く」と出て行った以来家に帰ってこなくなりました。
ノウルは森の外に出たことがなかった為、探しに行く勇気がありません。
小さな頃から人と関わったことのない彼は森の奥の小さな小屋の、本に囲まれた小さな部屋だけが自分の世界でした。
しかし彼は世界を知りたい、自分の過去が知りたいと願いながら暮らしています。
「外の世界はどんなだろう」
また独り言を呟きながら。
そんな時ノウルは、森の中で1人の少女"クリア"と出会い……
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