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現代4コマ展が東大で!?

2024年11月22日〜24日、東京大学駒場祭が開催された。
駒場キャンパスのとある建物の一角では現代4コマ展が開催されていたのである!
現地に行ってきたので備忘録として書き殴っておく。

1日目

13:30くらいに会場につくと、数人の作家がすでにいた。
壁面には過去作、匿名投稿の作品がズラッとならび、机には立体作品、すでに来場したお客さんの4コマ作品が置かれていた。
機材準備の関係でまだ映像作品は流されていなかったが、機材に強そうな方々のおかげで映像作品が流された。
その場にいた作家やお客さんとともに映像作品鑑賞会が行われた。
計27分にも及ぶ合作大作。
半分くらい「は?????」といい、半分くらい笑ってたと思う。
今後どこかに公開されたら見てほしい。

天才爺

歓談中におもしろい客が来た。
「なんなんだこの4コマ漫画は!東大生の頭を使う4コマ漫画は爺さんの頭じゃ理解できないよ!頭を使うやつじゃなくて心にグッと来る4コマ漫画を書いてくれよ!」

道場破りの破られる側はこういう気持ちになるんだろうか。
一同の口が塞がらず、呆然の4コマになっていた。

4コマ漫画は頭使わないし、心にグッと来る4コマ漫画とはなんなんだと思いつつ、作家の一人がこう返した。

「漫画ではないんですよ。あくまでも”4コマ”なんです。」

爺「ああ、そうか。そういうことなのか。」

なぜその一言で全て理解した顔ができるんだ!
素質アリ!!!!!!

気持ちが昂っていた爺は突然冷静になり、講義室においてあったチョークの箱を並べて
「これで(自主規制)の四コマになるな!ほら、あのマークだよ!」
と即興で4コマ作品作った。
素質はあったが大変触れにくい作品を残していった。
東大の学祭らしさを垣間見れた。


1日目終了後、4人の作家とともに駒場東大前駅から渋谷へ徒歩でいくことに。
後ろ姿がなんかかっこよかったので作品として記録しました。


匿名の壁コーナー


2日目

2日目は土曜日であり、1日目以上の混雑を予想していたが、想定の4倍は人がいた。
あまりに多すぎて会場にたどり着くまでに一苦労。

会場につくと、私が期待していたことが起きていた。

作品増えてね????????????

私はこれを見るために日にちを跨いで参加したと言っても過言ではない。
この日起きたことをいくつかまとめる。

・言葉遊びコーナー

自由に怪文書が作れる言葉遊びコーナーができており、暇さえあれば各々自由な発想で言葉を作っていた。
4コマ要素どこやねんというツッコミすら忘れるくらいに、盛り上がっていた。

・トウソクジンさんの現代4コマ講義

突然、講義が始まった。
内容は現代4コマを言語学から切り込んだ学説といったところだろうか。
大変興味深い内容で、現代4コマを論理的に言語化されており真剣な講義に、周りで聞いていた数人も真剣な眼差しであった。
講義終了後、講師と「サーモンおいしい」を作った人が同一人物である事実に気づき頭がさらに混乱した。

・「現在4コマ」展示

1日目の夜あたりに面白いツイートが。

えくるお兄さんは会場に来れないみたいだったので、勝手に実現させた。

「現在4コマ」

X上で発展し続けてきた現代4コマであるが、展示会は紙面や立体の作品ばかり。展示会が行われている間も、公式アカウントや各自のアカウントからは作品が投稿され続けている。
作品が増えているのは現場だけでない。
今の現代4コマを体現しているのがこの「現在4コマ」なのである。

この作品もう一つの役割は、展示会にいる人が常に現在のTLを確認できるこにあった。
展示会会場は電波が非常に悪く、撮った写真をXにあげるどころか、TLの確認すらままならない状態であった。
そんな中、Wi-Fiがつながった私のiPadは検索端末の役割を担っていた。
私の端末なので、もちろん私のアカウントなのだが、私のふりをして勝手にツイートをすることが可能だった。
自分自身は何をツイートされても問題なかったのだが、そんなことをする人はいないだろう、皆様の良識を信じていました。

おい、筍〜〜〜

そんなこんなで2日目終了。

1日目の10倍くらいの来客数だったのではないでしょうか。
現代4コマ会場が人の熱狂で暑かった。

そして恒例(?)の渋谷までの徒歩移動。
2日目は12人いました。
サークル感あって良かったですね。東大生はほとんどいませんでしたが。

3日目

これを自宅で書いている。

4日目

5日目

6日目

7日目



現4展に仕掛けたアレ。

開催期間中、よくわからないツイートありませんでしたか?


死角のxxx


今回のコンセプトは密かに置き、主張は控えめ。

現代4コマAS展にも存在した、「死角の四角」をコマ場展にも仕掛けていました。

気づいた人も数人いたみたいでありがとうございました。

ということで以下ネタバレ

・1つ目
「二面性」

机に置かれていた。
裏をめくると

・2つ目
「投影の透視」

1日目、2日目は前方スクリーン裏。3日目は匿名作品壁のどこかの裏。

・3つ目
「時間経過」

自由に作品が作れる紙の束の下。
画像ではこの紙の裏だが、途中で白紙の山の一番下に移動している。

・4つ目
「三角の死角」

自由創作コーナーの三角柱の中
良く覗き込まないと何が書いてあるのか読めない。


以上4箇所に仕掛けた。
これらの死角にはどれも
@4kakuno4kaku
と書かれていた。
X上でこのアカウントを調べてみると

https://twitter.com/4kakuno4kaku

このアカウントからツイートされているラインアカウントを登録すると、

ツイートリンクが送られるのでクリックすると、
ツイート

無事、見つけられた旨のツイートができるようになっていました!!!
見つけた方々すごい!!!

ひねり等はなく単純な構成になったのは、一晩でXとLINEの新アカウントを作るのが精一杯だったからです。突貫工事でした。
これでは失格。

(死角の四角の死角発見者0人)


匿名の壁答え合わせ

私からは「河川」を提出いたしました。

「河川」

これを呼んでいる貴方がたは、街や風景に隠れた4コマをよく探してらっしゃることだと思います。
4コマを探して歩いていたら突然、

「この世界の全ては4コマになっていた」

住み慣れた街、流れている川、見上げる空、走り去る猫
すべて4コマだとしたら。
私の網膜に映し出された風景はもうすでに4コマになっていた。
4コマに毒された一作家の末路とでも言えようか。
三途の川ならぬ四途の川を渡っているのかも知れませんね。


おわりに

みんなすげ〜作品をすげ〜作っていてすげ〜って感じですげ〜人来ててすげ〜成功した展示会でしたね。
主催のきのじさん、作品提出した作家方、来場した作家及びお客さん
ありがとうございました。

また会おう。
じゃっ。


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