ルームメイト事件簿-留学中のシェアハウスでの忘れられないあれこれ(2)
第一弾に続きさらにレベルアップしたシェアハウス事件簿。
イタリア人ルームメイトのごみ放置事件などを筆頭にさらに汚さが増し、清潔感を失っている留学生活の後半をお届けします。
ルームメイト事件簿第一弾はこちらから⇩
事件簿4. 「湧いちゃった事件」 あきれレベル10
一週間のイースター旅行から帰国し、久々に家のキッチンで料理を作ろうと思ったところ、キッチンから「プーん」と嫌なにおいが、、
何だろうと思って見てみると、キッチン横に生ごみのゴミ袋が放置されたままになっていました。
普段はゴミがいっぱいになると外の玄関先にあるごみ置き場に捨てに行くのですが、ごみをキッチンのゴミ箱からキッチンの入り口に移動させたまま放置している状態になっていました(笑)
まじかよ、、と思ってゴミを外のゴミ箱に運んだ後にキッチンの床をパッと見ると茶色いジャスミン米のようなものが床に散らばっていました。なんだこれは?インド人のルームメイトがカレー作った時に落とした米かな?と思いよくよく見ると、なんと米が列を作っているではありませんか!!!
すごくきれいに並んだ米やなあ、、と思って片付けようとしたところ、なんとその米たちがウネウネと動いているではありませんか!!
なんと!!!!
その正体はウジ虫でした、、、、、
まさかこんなきれいなデンマークという国でウジ虫を見るなんて思ってもいませんでした。
急いで近くの部屋にいた韓国人ルームメイトを呼び、助けを求めると、「大丈夫!私が何とかするから!」と言って掃除機を持ってきました。
まさか、と思った瞬間なんと掃除機でウジ虫を吸い取りました!!!
いや対処法間違えてるやろ!!!と思い私のルームメイトに対するあきれ度数マックス!そして期待値0の状態になった瞬間でした。
事件簿5.「うんこ事件」 あきれレベル100
私が前のルームメイト6人で旅行に行った時の話。ルーブル美術館で絵画を鑑賞中、グループチャットで私をタグ付けして「緊急!ボイスメッセージを聞いて!」という連絡が。
ボイスメッセージの内容は以下のようなものでした。
「Hi Asahi!! 旅行中ごめんね!今朝6時くらいにトイレにったら便器の上に巨大なうんが落ちてたの、掃除しようとしたけどまったく汚れが取れなくて。あと一か月で退去しなきゃならなくてお風呂場も水垢でピンクになってるし、自分たちで掃除するのは制限があるかららこの機会にハウスクリーニングを頼んでトイレと全体をきれいにしてもらおうと思っているんだけどどう思う?」とのことでした。
冗談にもほどがありすぎるやろ!という内容で、しかもせっかくルーブル美術館で優雅な時間を過ごしていたのにルームメイトのうんこの話とその他人のうんこを自分のお金使って掃除せないかんのや!と思って怒りと同時に笑いもこみあげてきました。その場で前のルームメイトと爆笑した思い出があります(笑)
結局ハウスクリーニングは頼まずインドネシア人のルームメイトが掃除してくれたらしいのですが、このうんこ事件発覚後、犯人かもしれない家に残っている4人で仲良く寿司を食べに行ったそうです。めでたしめでたし。
事件簿総括
このように後半のシェアハウス生活は事件だらけで(衛生面的な不安要素大)口論になったイタリア人ルームメイトとは最終日も顔を合わせてさよならをしなかったほど疎遠になりましたが、自分が我慢してストレスをため込むよりはよかったのかなとも思います。
しかしながらせっかくの留学先で数ある人の中からルームメイトになったのでそのご縁も大切にしたかったというひそかな後悔も残りました。(前半のルーミーたちは日本に遊びに来てくれるほど仲がいいです!)
しかし日本人留学生の中にはルームメイトが全く掃除しないため自分がいつも掃除していたら「掃除好きなんだね」と言われてそこから勝手に掃除係のようになってしまった人などの話を聞きました。意見を言ってぶつかることでストレスが増えるより自分で掃除してしまった方が効率が良いという柔軟な考え方ができればよいのですが、今回の私は頑固すぎたのもストレスを抱えてしまった原因だったのかと感じました。
このように一年間の留学生活で得たものもあれば失ったものもありますが一番の学びは「自分の主張は正確に相手に伝えないと伝わらない」「相手に期待をしない」という2つの教訓を得ました。
文化も育った背景も異なる相手と生活していく場合には、自分にとっての当たり前が相手にとってはそうではないことが日常茶飯事です。
例えば掃除の際にトラブルになるのは自分にとっての「清潔」と相手にとっての「清潔」のレベルが異なることが原因です。その際に相手に最初から高い期待を勝手に抱いてしまうとそのギャップによる落胆でダメージを受けてしまうことにつながります。そうならないためにも良い意味で「相手への期待値は低く保っておくこと」「見返りを求めず与えすぎないこと」が重要であることを学びました。