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「続けてるだけ」にならないように
何かを続ける事は凄いし素晴らしいと思ってるけど、
続けてるだけになってないか、と思わせてくれる場面に立て続けにあった。
2024年8月31日、人生で初めて宇多田ヒカルライブに行った。
当たり前のように全曲知ってる歌だった。
自分の人生にたまに近い距離でたまに遠くから宇多田さんの歌はずっと聞こえていた。報道で見て色々あった宇多田さんに勝手に思いを馳せて、等身大のMCに勝手に距離の近さを感じた瞬間もあれば、やっぱ凄い人だと思ったり、ずっとしみじみしていた。
2000年、東京に上京して初めて買ったCDは宇多田ヒカルの「Wait & See ~リスク~」だった。24年経っても歌ってくれる事。歌を続けてくれた事に感謝をした日になった。
2024年9月8日、灯 20周年記念ワンマン 「うつろい続ける僕たちは」
というイベントのフライヤー撮影、当日撮影カメラマンとして携わった。
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灯くんとも長い繋がりになった。
時には15年以上前の撮影で入ったイベントに若手枠で出演してて、
時には二丁目での隣の店のママ同士で、
そんな歴史を撮影しながら振り返りながら撮影していた。
![](https://assets.st-note.com/img/1726637256-fHx6Q8oshwJCFZTIDrbXYjpL.jpg?width=1200)
当時と同じサポートメンバー、久々に交流したと所を見た人。
SEKI-NE君と灯くんの、音楽で通じ合っている感を撮る事ができたのが個人的に嬉しかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1726637372-xECu4ponUhPgOGfmyc9M0D37.jpg?width=1200)
このイベントを主催したのは「向こう三軒両隣」という企画ユニット。
事前のインタビューで、何故主催の2人が灯くんの何を見てこのイベントにたどり着いたのかという質問をされた時に「音楽の力としか言いようがない」と言っていたのが印象的だった。
灯くんは正直SNSの運用の仕方が上手じゃない(灯くんごめんね)
けども、そこじゃない、それをねじ伏せる音楽の力があるんだとまじまじと感じさせられるイベントだった。
オープニングアクトの「やすうり」に提供した歌もとても良くて、灯くんは続けてる、+進化もしてる、という事を感じられるイベントだった。
携われてよかった。と思った。
出演者、スタッフ、主催の皆様お疲れ様でした。お客様も。
「続ける」事でこうやって続けた功績、証、を見せる場所というのに立ち会って、続けてくれてありがとう、という気持ちと、ただ続けてるだけじゃなく、能力の維持だったり成長だったり、新しい事をしたり、新しい関わりをしたり、自分のやってきた昔の事をリアルタイムではなく知って、良さを知ったり、それを伝えようとしてくれる人と知り合ったり、色んな信頼関係だったりは「続けてる」だけでは成り立たないということも感じれる、素敵な2つのイベントでした。
先日、「頑張る」事は大事だけど「頑張ってる」が1番の評価にならないようにしたいという話を友達とした。「頑張る」は何かをやる上で場合によっては当たり前なことでもあるから。でも、頑張ってるを評価されたいよね。
「続ける」事は大事だけど「続けてる」が1番の評価にならないように、と思った。続けてるを評価された時に、それ以外も誇れるように。
生きる事を続けて42年。
写真を撮り続けて30年。
東京に住み続けて24年。
写真を撮る事でお金をもらえるという事になって17年。
イベント企画を続けて16年。
お店を続けて10年。
ポッドキャストを続けて1年半。
どれもこれも、続けるプラスアルファを目指していきたいな。
と思わせてくれて、ありがとう。