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継続して訪問する意義

2016 年の校舎寄贈によって学ぶ環境が整ってきたワットルン小学校。しかし、寄贈前からあったトイレは大半が壊れて使用不可の状態となり、残存するトイレも大雨が降ると雨漏りによって汚水が溢れ衛生的にも使い続けることに問題がある状態でしたので、2019年春、5基のトイレ設備を寄贈しました。(公益信託アドラ国際援助基金助成事業)

1、2枚目:寄贈前のトイレ。便器が壊れている様子がみられる
3枚目:寄贈した新トイレ

しかし、寄贈からわずか半年後に現地を訪問してびっくり!!完成したばかりなのに、屋根から落ちる雨の影響で地面が削られ、パイプがむき出しとなるだけでなく、割れてしまっていたのです(写真赤丸箇所)

すぐに建築会社に施工不良を指摘し、補修工事の約束を交わしました。これがカンボジアの一面。このような施工不良ともいえる「問題点」でも修理もされずに、そのまま放置されてしまいます。そういった現場をいくつも見てきたからこそ断言できます。

ASAPの支援校の環境が整っているように見えるのは「継続した訪問」があってこそ。

これからも年2回の訪問は続けていきます。

※当会発行「カンボジア通信Vol.24」(2019.10発行)より一部編集のうえ転載

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