【プレスリリース】NPO法人のシニアボランティアが作った手作り布マスク 地域住民に向けて都内最大級の農産物直売所で販売を開始 ~地元貢献と国際協力をつなぐ取り組み~
2020年4月12日(日)、カンボジアで就学支援事業を行う「NPO法人アジアの子どもたちの就学を支援する会」(所在地:東京都あきる野市、理事長:長谷川安年、英名:Asia School Attendance Partnership、以下ASAP)は、秋川ファーマーズセンター(東京都あきる野市二宮811)にて当団体のボランティアが製作した手作りマスクの販売を開始したことをお知らせいたします。
販売で得た売上は、ASAPが計画中のカンボジア貧困地域にある小学校校舎建築費として充足致します。ASAPはこれまで13校の学校へ校舎寄贈を行ってまいりました。寄贈後も継続的な運営支援を行なうことで、カンボジアの支援地域の発展に貢献して参ります。
■マスク製作に至った背景
今回のマスク製作はASAPの中心支援事業であるMother to Mother活動のシニアボランティアからの提案によって企画されました。市場の供給不足によってマスクが手に入らない地元の方へ布マスクを届けたいという想いとともに、販売による収益をカンボジアの支援事業に充てるために、高い裁縫技能を有するボランティアメンバー計7名がマスクの製作に関わっていただいております。
<Mother to Mother活動>
ASAPは日本の幼稚園など園生活で使用する布小物を、裁縫が苦手であったり、忙しい日本のお母さんたちに代わって、カンボジアの貧困地域で生活するお母さん達に生産してもらうMother to Mother活動を行なっています。日本のお母さんたちの負担を減らすとともに、カンボジアのお母さんたちの雇用を創出し、賃金は自らの子どもの教育費に充ててもらうことで現地の就学率向上を図っております。
布小物は日本国内の幼稚園、保育園をはじめ都内のセレクトショップやオンライン販売などを介し、全国約40か所で取扱いしております。
※Mother to Motherは当団体の登録商標(第6174194号)です。
■マスク売上の使途
マスクの売上はASAPが支援活動を行うカンボジアにあるタットム小学校へ校舎を寄贈するための建築費に充足致します。
タットム小学校概要
所在地:カンボジア王国シェムリアップ州バンテッスレイ郡ルムチェック村
学校長:Bin Nou(ビン・ヌウ)
児童数:258名(2020年3月末時点)
教員数:12名
教室数:3教室(他、職員室・図書室・幼稚園保育室あり)
同校は258名の児童が3教室を使い、午前・午後の2部制で授業を受けています。授業時間が限られるため、国語や算数という基礎科目以外の教育を受ける環境が整っていません。今回の校舎寄贈により、技能科目をはじめとする充分な教育機会を同校の子ども達に提供いたします。マスクの売上金はボランティアメンバーからの寄付(NPO法人会計基準「使途が制約された寄付金」)として校舎建設着手までASAPにて積立を行ないます。
タットム小学校校舎寄贈プロジェクト
https://cp.asap-cambodia.org/tatum
■今後の布マスク製作と販売について
布マスクはボランティアメンバーが個々に製作を行なっております。4月12日現在で約150枚の布マスクを製作致しました。マスクの材料が全国的に不していることから現時点では今後の製作見通しは未定ですが、製作した布マスクは継続して秋川ファーマーズセンターにて販売させて頂く予定です。
■団体概要
団体名 : 特定非営利活動法人 アジアの子どもたちの就学を支援する会
代表者 : 理事長 長谷川 安年
所在地 : 〒197-0825 東京都あきる野市雨間429(学校法人多摩川幼稚園内)
設立 : 2007年2月
ホームページ : https://www.asap-cambodia.org/
Facebook : https://www.facebook.com/asap.cambodia
■本件に関するお問い合わせ先
担当者 : 大沼 陽子(副理事長)
メール : info@asap-cambodia.org
※コロナウィルスによる非常事態宣言発令中のため、取材頂ける際はzoomなどのオンライン会議ツールにて対応させていただければ幸いでございます。