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【情報まとめ用】塚口サンサン劇場への行き方・道中の注意点・周辺状況など

この記事は、
「塚口サンサン劇場へ行ってみたい」
と思った方へ、
「では実際に行くならどうすればよいか」
「注意すればよい点は何か」
という、知見をまとめたnoteです。
当初は同人誌にて公開の予定でしたが、2024年11月のチケットシステム変更を受け、「こういう事態に対応するためならnoteの方が早い」という結論に至り、noteで公開することにしました。

誰か一人にでも、この本が塚口サンサン劇場への素振り、イメージトレーニング、あるいは道のりの中で役立てば、筆者にとってはこの上ない幸福です。

この記事を読む上での前提

スマートフォンを持っていること前提での記事構成になっています。
関西圏在住の人間が書いています。


最初にすべきこと

スマートフォンに以下のサイト、アプリを入れましょう。

塚口サンサン劇場公式アプリ(上Android、下iOS)

公式サイト、公式X、上映時刻の確認、チケット予約などほぼ全ての情報を網羅出来るアプリです。
また、よく使うSNSのアカウントでサンサン劇場をフォローしておきましょう。台風など災害見込みによる開館時間の変更など、リアルタイム性の強い情報は主にSNSで更新されます。おすすめはX(旧Twitter)です。

JR東日本アプリ(上Android、下iOS)

広告なしで長距離バス、飛行機ルート含めて検索してくれるとんでもなく便利なアプリです。実生活でも交通機関を使うなら入れておいて損はありません。注意点として、運行状況が2024年現在で関東・東北エリアのみとなっています。

遅延状況含めて一目で把握しておきたい場合は、Yahoo!乗換案内がよいでしょう。(上Android、下iOS)

 目的地へ向かうルートがわかったら、ノートやスマホにメモしてみたり、スクリーンショットを撮影しましょう。
 アプリの保存機能があるならそれも活用してみてください。
 ルートさえ分かれば、あとは実際に向かうために行動するのみです。
 

関西あるあるの罠

さて、自宅から塚口サンサン劇場までの道のりを理解したとして、普段行かない場所に行くとなれば欲も出るもの。
 まだ上映には余裕があるし、少し大阪あたりを見て回ろう……という気持ちになる事もあるでしょう。
 あるいは、ホテルを梅田や新大阪周辺に取ったから、チェックインしてから塚口に行きたい、ということもあるでしょう。
 しかし、ここで気が緩んで「電車一本で着くらしいし、次に来た電車に乗ればいいでしょ」と油断すると、とんでもない場所へ連れて行かれます。
 そのせいで上映時間に間に合わない、となれば目も当てられません。

サンサン劇場は予告編上映開始から20分以上遅刻すると、入場そのものができなくなってしまいます。(再入場はOK)

 たとえJR西日本、阪急電車に乗りなれていたとしても、「塚口駅」で降りることに慣れていないのであれば、これからお話することに目を通してもらえると幸いです。

1:「阪急」は「阪急電車」ではない

何のこっちゃと思われるかもしれませんが、関西圏でビルに大きく「阪急」と書いてあった場合、それは「阪急百貨店」を意味します。「阪急電鉄」ではないのです。

代表的なのが神戸阪急で、「阪」の看板のすぐ下に「阪電車」の看板があり、地元民以外を混乱に落とすことが多いです。
地元民もわりと混乱します。

(こんな堂々と阪急の顔をしておいて電車の中身は阪神電車)

長距離バスや地下鉄など、路線を降りて「阪急」の文字が近くに見えたとしても、油断せずにGoogleマップを使ったり、「阪急電車に乗りたいんですが」と、阪急電鉄のページを見せて人に尋ねるのがよいでしょう。

2:たどり着けるのは「JR」と「阪急」

塚口サンサン劇場から歩いて10分圏内にある電車路線は、
「塚口駅(JR宝塚線)」、「塚口駅(阪急神戸線)」

この2路線のみです。
それ以外ではどうやっても10分でたどり着けません。
特に阪神尼崎で降りてしまうと、JR尼崎まで徒歩1時間、バスの時間によってはタクシー確定ですので、梅田観光の際は本当に気をつけてください。
道中に「阪神」の文字を見かけたら、一度立ち止まって深呼吸するぐらいが丁度よいです。

ちなみに阪神尼崎でホテルを取った場合、塚口へのルートは市バスを使うか、一度梅田へ出る必要があります。上映時間や、ホテルのチェックイン時間などの兼ね合いも考えてルートを構築する必要があるでしょう。

3:「普通」に乗って塚口へ行こう

これは特には阪急、JRともに変わりません。
普通電車以外に乗ってしまうと塚口を通り過ぎてしまうケースがあるため、「普通電車」以外に乗ってはいけません。筆者がたまにやらかした場合、大抵リカバーに20~30分ほどかかっています。そもそも連れて行かれた駅のダイヤなど知らないので、戻るまでかなり焦ってしまいます。

心に余裕を持って行動するためにも、塚口には確実に駅に停まる普通電車で向かいましょう。どのみち大阪(大阪梅田)駅から15分ぐらいで到着できます。
ちなみにJR大阪を出ると「塚本」という駅がありますが、そこはまだ大阪です。
JR大阪から乗った場合は「尼崎の次」
JR新三田方面から乗った場合は「猪名寺の次」で降りましょう。

駅の降り口について

JR塚口では西口です。タクシー乗り場があるので、駅員さんにタクシー乗り場がある出口をたずねましょう。そこから消防署をまっすぐ通り過ぎ、天下一品が見えたら右に曲がってください。突き当たりを左に曲がれば塚口サンサン劇場です。

阪急は南出口、「ごほうびすと」という催事販売所があるホームです。改札を出て、バスロータリーの左側に進むと今月の上映作品が掲載された案内板があります。案内板に従って左に進めば、塚口サンサン劇場です。

シネコン慣れしている人へ

上映開始時刻

サンサン劇場では上映開始前10~5分前に入場が始まります。
かつ予告編も短いため、シネコンのように「入場開始?じゃああと15分はあるな」とタカを括っていると、素で冒頭を見逃す可能性があります。
入場が始まったら早めに入っておきましょう。

映画のハシゴをする時は

2024年の冬からチケットシステムが変更となり、オンラインで購入した場合はチケットQRコードをかざすだけで入場が可能になりました。
しかしサンサン劇場の地下は電波が入りにくく、「次の映画チケットをダウンロードしておこう」としても、なかなか読み込めずに焦る、ということもあります。

塚口サンサン劇場は「上映と上映のスキマ時間」が短いため、同じシアターならともかく、違うシアターへの移動だと「インターバル5分」という状態も時々発生します。

これを防ぐために、あらかじめ全てのチケットQRコードを手元に置いておくのがよいでしょう。
方法としては、

「家やコンビニプリントでQRコードを印刷する」
「スクリーンショットを撮っておく」
「劇場に着いたら券売機で全部のチケットを印刷する」

などが上げられます。

劇場内の飲食事情

塚口サンサン劇場には、軽食を売る売店がありません。
点在する自販機で飲料、1Fと地下2Fの売店でポップコーンを買うことができます。

食べ物は持ち込みOKですが、なるべく音のしないもの(包装含む)、においがしないものを選ぶと、他のお客さんの迷惑にならないでしょう。

また、地下1階に待合室があるので、そこで軽食を食べてもOKです。ゴミ箱もきちんと用意されています。

困った時は

劇場内はさまざまな案内が張り出されていますが、わからないことがあればスタッフさんがすぐに教えてくれるので、気兼ねせずに聞きましょう。

大きい音が苦手な人は

塚口サンサン劇場は臨場感のある音に定評がありますが、重低音ウーハー上映などで「大きすぎる音はつらい」といった場合は「イヤーマフ」という防音ヘッドホンの貸出が行われています。

コンサートなどでも耳を守るために使用している人は多いので、「音が良いらしいけど、大きな音は苦手で……」という方はスタッフさんに貸出をお願いしてみましょう。ヘッドホンの締め付け感が苦手な人は、ライブ用の耳栓を持参するのもいいかもしれません。

https://my-best.com/12845

車椅子での来館

地下への車椅子移動に関してですが、サンサン劇場には直通エレベーターがありません。建物自体がバリアフリーの意識、法律が適用されるの1978年に建てられているからです。

そのため、車椅子で来訪する時は、事前に電話で劇場へ連絡しましょう。
電話番号はこちらです。06-6429-3581

オンラインチケットでは、車椅子席を選択することができません。車椅子のままご鑑賞される場合は、選択可能な座席をご購入の上、事前に劇場までご連絡ください。鑑賞当日、車椅子席にご案内いたします。劇場窓口では、直接車椅子席の購入ができます。

https://sunsun.cineticket.jp/theater/tsukaguchi/schedule#20250107

チケットをオンラインで買おう

塚口サンサン劇場の席数は最大でも165席。
複数スクリーンを持つ映画館としては小さめです。観たい映画は早めに席を押さえておくのがベターと言えるでしょう。

https://www.sun2webticket.jp/tkss/schedule/

チケットの予約開始日時は
「上映日3日前の午前0時」です。
つまり「土曜」に観たいチケットを予約するなら、
火曜夜から日付が変わった瞬間の「水曜0時」に予約できるようになります。

上映時間については、「遅くても」上映週の月曜から火曜に発表されるようです。
これに関しては早まったりする時もあるので、上記QRコードのスケジュールページをブラウザのお気に入りに入れて、こまめにチェックするとよいでしょう。

https://www.sunsun.info/schedule/

上記2つに関しては、公式アプリの画面からもすぐに確認することができます。便利ですね。

なお、チケット予約後のキャンセルや払い戻しはありません。
購入時の枚数、席位置、割引きの適用など、十分確認した上で購入しましょう。
(筆者は応援上映のチケットを取るつもりで通常上映を取ってしまい、応援上映勢がシアターに入っていくのをなすすべなく見送った経験があります)

塚口の街を歩こう

「まちの映画館」こと塚口サンサン劇場「まち」には様々なお店が存在しています。チケットの半券を持って行くと、割引きなどのサービスを受けられる提携店が存在します。

上記ページでは「半券」とありますが、筆者の経験した限り、上映前のチケットでも大丈夫な所が多いです。

また、提携店以外にもラーメンやイタリアン、欧風カレーなどなどいろんな飲食店がありますので、調べてみてもよいでしょう。

なおお土産としては、
・塚口サンサン劇場のポップコーン
・塚口サンサン劇場オリジナルグッズ

が存在しています。

待合室への階段の壁一面に貼られた作品紹介や、「日本一きれい」を目指すトイレなど、映画以外の見どころも多いので、上映前、後にはぜひ劇場内を巡ってみてください。

また、JR大阪駅にも店舗を構える高級スーパーこと「いかりスーパー」の第一号店、および本社は実は塚口店だったりします。焼き菓子や、バイヤー買い付けのお菓子に定評があるので、お土産にはちょうどよいでしょう。

おわりに

塚口サンサン劇場、よい映画館です。
作品ラインナップや音響もさることながら、それらを含めた「映画の世界をお客さんに楽しんでもらおう」という姿勢が何より素晴らしい映画館です。

この記事が、塚口サンサン劇場を楽しむ助けになれば何よりです。


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寺西操
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