アイデアが浮かんだら作りたくなる(おしゃべり禁止カフェに行ってきたよ!)
この週末、とてつもなく居心地のいい最高の空間を知ってしまいました。
自宅からは遠いので何度も足を運べないのが寂しいのですが、
「お店を知った・行くことができた」という喜びが勝っています◎
fuzkue(フヅクエ)
まずご紹介するのは、初台駅すぐ近くにある 本の読める店 fuzkue
本の読める店といより「本を読むための店」と言うほうがしっくりきます。
店内では極端にいうとおしゃべり禁止で仕事や勉強禁止のルールがあります。
(詳しくはHPを見ていただいたほうが早いし伝わると思います・・・)
このルールがあるおかげでじっくりと読書に没頭することができるしくみ。
なんと素晴らしい・・・・・・・(恍惚)
時間設定等の細かな決まりがある中で、夫婦2人でおじゃました私たちは1時間のコースを選択。開店(正午)をめがけて行ったのでお腹もすいていたので私は定食とアイスコーヒーを注文しました。
そして出していただいたのがこちらの定食。とアイスコーヒー。
はぁ~~~~~天才????????????????
おかずの種類、ご飯の量、お味噌汁の具の多さすべてが完璧。
私の好みにすべてドンピシャでございまして、まさに理想の定食そのもの。
一汁一菜でシンプルにすごしたいなと思う私の理想を具現化したような定食に驚きつつ口にいれるとやっぱり美味しい。美味しくて嬉しくて泣きそうでした。
夫はカレーを頼み、これもまた美味しいとのこと。(だよね!知ってた!)
ご飯のことばかりだとあれなので、読書についても少しだけ書いておきます。
目の前の本棚にあった「働くことの人類学」という本が気になったので読んでみました。序盤を少ししか読んでないのですが、世界にはたくさんの文化があり、今この瞬間にもその文化が生きているんだろうなと改めて考えました。本屋さんではおそらく手に取らないだろうと思われる本との出会いがこういう場所にはあって魅力のひとつだなとも。
店内の照明は少し暗めで最初は「読書??」と思ったけど、外のおひさまの強さによって変わるお店の表情がとても良かった。
なんだか心地よくて、泣きそうになるくらい幸せに溢れました。
1時間はやはりあっという間で、別の用もあったので退店。
お店を出て改めて声に出して「最高だった~~~~~!!」と言えたのが気持ち良かった。こりゃ何時間もいたくなる空間です。
アール座読書館
続きましては高円寺駅南口から徒歩5分 読書喫茶室 アール座読書館
こちらもおしゃべり禁止のカフェでございます。
読書館と名前にありますが、そこまで特化はしていないようです。
店内に入った際にPCでお仕事されている方も見受けられました。
アイスオレとブラウニーを注文しました。
しっとりブラウニーがとっても美味しかった。癒し。
おそらく一人でくることが想定されているだろう座席は狭く、大人2人が並ぶとけっこう密着します(笑)
こんなに近くに夫がいるので喋らないっていうのもおもしろいなと思いました。目の前の水槽には小さなエビがいて、指をさして声を出さないように笑う。自分たちのことながらなんかエモいなぁなんて思ったり。
机に備え付けの引き出しをあけると、自由帳(メモ)がたくさん入っていて、退店までの間ずっと心を奪われていました。
悩みのある方や誰かを励ます方、絵を描いている方もたくさん。
人の日記帳を見るような少しドキドキした気持ちで夢中でページをめくっていまいました。当たり前のことなのだけど、フヅクエで読んだ本の感想のように世の中にはたくさんの人がいて、それぞれの人生があちらこちらへ向かっていっているのだなと、なんだか切ないような不思議な気持ちになりました。(こういうのもっとちゃんと言語化できるようになりたい)
それぞれの人生があるように、文字の書き方や癖字がなんだか愛らしくて、文字っていいなって思いました。
あと、おしゃべり禁止なのに人の心の中が伝わってくるのも不思議でおもしろいと感じました。顔も名前も声も知らないのに伝わってくるものってあるんだな。
本当におもしろい。
なぜ、おしゃべり禁止カフェへ?
今回上記のカフェを2件選んだのはちゃんと理由があります。
夫との何気ない会話の中で「おしゃべり禁止カフェがあったら需要があるのではないか?」とアイデアが浮かびました。
実際にあるのかどうか調べてみたら数件ヒットし、その中でも気になったのが今回紹介した2件でした。
自分のアイデアに対して「本当にそれって良いものなのか?」と疑いの目もあったので実際に行ってみたのです。
行ってみた結果、最高の時間をすごせて大満足。
こういった空間を自分でも作ってみたいという考えにまで至りました。
言ってしまえば「静かな環境のカフェを作りたい」これです。
言ったら本当にできるような気がするので言っておいちゃいます。
まずはコーヒーについて学ぶ場に行けるよう動き始めています。
自分にできることからやっていきます。