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ポルシェ 911ターボ (992型)の凄いところ

手放した ポルシェ 911ターボ を少し振り返ろうと思います。


まずは抜群のスタビリティ。さすがポルシェの四輪。限界が全然見えてきません。もちろん、コーナーリング中にわざとアクセルやブレーキを踏み込んだりしたら別ですが、普通に攻めた走りをしている程度だと限界を感じ取ることはできません。

結局、コーナーリング中にスキール音が聞こえる程度までは走ることができたのですが、本当の限界を経験することはできませんでした。一度、理想のラインが取れず、跳ねそうだなあと思いながらもそのままコーナーに入っていったら、案の定路面のうねりで四輪とも跳ね上がったことがありました。

限界に近い速度だったので、着地時に姿勢が乱れることを覚悟して備えたのですが、着地した衝撃を感じた直後に「ギャッ」というスキール音が一瞬しただけで姿勢が乱れることもなく、何事もなかったかのようにそのままのラインをトレースしながらコーナーを抜けたことがあってビックリしました。

とにかくどこからでも踏めるし、どこで踏んでも750 Nmもの最大トルクが襲いかかってくる速い車でした。


そして驚きの乗り心地の良さ。

とはいえ、絶対的な話ではありません。あくまでも、「こんなにコーナーリング性能が高いのに、こんなに乗り心地が損なわれていないのか」という相対的な話です。

これはPASMというポルシェの電子制御サスペンションが、1秒間に数百回ほど路面状況や車の状況に応じてサスペンションの硬さを調整しているからで、最初に環状線を走ったときは驚き…を通り越して信じられませんでした。

異次元の物体に乗っている感覚。

これだけ硬いサスの車を運転していると、路面の段差などを超えた時に生じる最初の衝撃を基にして「次にこのぐらいの衝撃が来る」と体が身構えるのですが、その次の衝撃はサスがいなすので全然来ないのです。実際はある程度上下動するのですが、これを「魔法の絨毯」と表現したくなる気持ちが分かります。

ただそうはいってもやはりスポーツ向けのセッティング。特に自分のターボはオプションでスポーツ走行用のPASMに変更していたため、第三京浜の玉川~港北をまあまあのハイペースで走行中に、3回も底付きしてすごい衝撃を食らいましたw。どう考えてもかなりフラットな道ですよあそこw。

まあ、そのぐらい硬めのサスなのに驚きの乗り心地の良さ、というわけです。


唯一の不満は見た目やオーラがターボとしてはちょっと弱い点。もう少し迫力が欲しかったな~~。特に992型は通常モデルも全てワイドボディ化したので差別化が弱かった。でもそれ以外は本当にもう満点。

特にPCMの完成度(グラフィカルなインターフェイスが最高!)や快適装備の充実性は期待以上でした。

アダプティブ クルーズ コントロールやナビの完成度は高いし、スポーツ エキゾーストはイイ音聞かせるし、エアコンは足元だけ独立して調整が可能だし、パーキングカメラは解像度が高くてパノラマビューやサイドビューも選べるので狭い駐車場からバックで大通りに出るのも怖くない。


そして、間接照明を多用したアンビエントライト!!!!!!極上ですw。


しかも 無駄に 各所の明るさの調整が細かくできちゃいますw。最高w。


マイチェン後も911シリーズも楽しみです。992型のGT3 RSが無理そうなら、マイチェン後のGT3を狙うのもアリかな~。


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