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娘の結婚 嬉しさ半分寂しさ半分

30年前に念願の女の赤ちゃんを授かった。

自分が子供の時から「女の子が生まれたらこの名前をつけるんだ」

と夢を描いていた名前をつけ、ピンク色のもので家中が溢れていった。

最初の子は男の子だったので、ウルトラマンや戦隊モノのおもちゃばかり

それがふわふわキラキラしたおもちゃに変わっていった。

服も人と被らないように海外から購入

毎日色々な髪型にしたり、念願の娘との生活を楽しんでいた。

娘が大学の頃から洋服は同じものを着ることが多くなり

娘との生活は当たり前であり、そして幸せだった。

大学卒業後もずっと実家暮らしの娘

結婚はどうするのかなと心配もしたが、それが現実となり

今度は私が寂しくて仕方なくなってしまった。

来月家を出て新居で暮らすことになるが

娘のいない生活なんて30年間した時がない状態。

この先どうなるのか不安しかない。

娘の結婚相手が挨拶に来た時も、笑ってはいたが

寂しくて涙が出そうになっていた。

幸い猫4匹のお世話もあるので家の近くに住んでくれることになったけど

それでも娘のいない毎日が不安だし

寂しさしかない。

大切に育てても結局子供は巣立っていく。

親の役目とは分かっていても、心は震えている。

私が子離れしないといけない時期

娘を頼りにしているつもりはなかったが

精神的に娘がどれほどの存在だったか今しみじみ感じている。

娘の幸せを願うのは当たり前

でも

この不安感と寂しさはどうやって埋めていこう。

子供の幸せは、親の寂しさの後ろ盾があることを

今になって知った。

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