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【マイクラ】他人のマイクラより現実を見よ。

私が最近ハマっているゲームはマイクラ。
マイクラは息子のほうが始めたのが早いので、あれやこれやと質問して教えてもらうことも多い。

私がいろいろ聞いては「へー、そうなんだ!」とか「えっそうなの?」とか反応するので、息子としてはなんだか嬉しいらしい。
「いつもいろいろ教えてもらうのに、今度は俺が教える立場だから、なんか嬉しい」とのこと。
なるほど。

しかし、こと、「建築」という面では息子は早くも私に「負けた」と言い始めた。

私の作った水上コテージを見た息子は「やばい、負けてられへん!てゆーか・・・負けた」とつぶやいた。

それ以降、一貫して「おかーさんには建築では負けた」と言う。
そして「youtubeで公開すれば?」などと言い始める。

私はネットや本などの、建築の具体例をあまり見ていない。
だから正直に言って、これがどの程度のレベルなのか分からないのだ。
youtubeで公開するレベルのものが出来たとは思えないのだが・・・。

しかしあまりにも息子が私の「建築」を褒めてくれるので、少し調子にのってアドバイスしてみた。

「他人のマイクラを見るよりも、現実の建物を見るほうが参考になると思うよ。こういうものを作りたいっていう動機が一番大事だと思う」

すると息子、胸をおさえて後ろに倒れる動作をしながら言った。
「めっちゃ刺さること言われた。刺さりすぎた!!うあーーー!」

そうか。
マイクラ動画とかもけっこう見てるっぽいもんね。
それに、息子の買ったマイクラ本は、プラモデルの組み立て説明書のように、(ある特定の建物の)作り方が一段ずつ丁寧に解説されているものが多い。

そういえば、息子もいまどきの若者らしく、いろんな動画を見ているらしい。
お気に入りのユーチューバーとかもいるようだし、私とは情報の取り方がまったく違う。

私は人のマネが嫌いだし、他人と偶然一緒になってしまうのも好きではない。
だからそういう情報がなるべく入らないように気をつけている。

息子はそういうのはまったく気にならない。
それどころか、人と一緒のほうが安心らしい。

通学用のカバンを買いに行った時も、「みんなコレかコレを使ってるから、俺もコレにする」という選び方をしていた。
「えっ。みんなと一緒がいいの?嫌じゃないの?」と聞いたが、みんなと一緒がいいのだと言う。

以前読んだ「Z世代の特徴」を書いた本にも、「みんなと違う状態で目立つことを嫌う」と書いてあったな、と納得した。

でもマイクラでの建築は「創作」活動。
どちらかと言えば、アートの領域だろう。

はじめは人のマネをするところからスタートしても、最終的にはオリジナリティが大事なのではないか。

息子には協調性も独創性も、場面に応じて使い分けて欲しい。

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あさのしずく
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