窓辺に群れるポケモンたち。
よく散歩をする。
するとよそのお宅の窓辺に、ぬいぐるみが置いてあることがある。
たいていは大きなやつで、でーん!と座って外を眺めている。
なぜだろう。
ああいうのは大きなぬいぐるみなんだよな。
そして、たいていぬいぐるみは複数だ。
山のように並んでることも多々ある。
小さいぬいぐるみが外を眺めているシーンも時々見かける。
でもそれは車のことが多い。
そして車に並ぶぬいぐるみたちは、たぶんクレーンゲームの景品だと思われる。
家の窓辺の大きなぬいぐるみはどうなんだろう。
私には、クレーンゲームの景品のようには思われないのだけれど。
ところで、私はクレーンゲームでぬいぐるみを取るのが大好きだ。
そのせいで家にはぬいぐるみが山のようにある。
なかには大きなやつもいて、置き場所に困っている。
そこで年末の窓掃除をしているときに思いついたのだ。
このキレイになった窓辺に、大きなぬいぐるみを置こう!と。
俄然、楽しくなってきた。
まずはポケモンのモクロー(ふくろう)を置いた。
最近手に入れたぬいぐるみの中で、一番大きくて、かつ安定しないので置きにくい子なのだ。
次に安定しないモクローを支えられる子を探す。
ポケモン界隈でブイズと呼ばれる、イーブイが進化したポケモンの中から、ブラッキーとエーフィを選んで、モクローの両脇を支えてみた。
ぬいぐるみたちはクレーンゲームで取ってきたモノなので、縮尺率がそれぞれ違う。
そのため大きすぎるモクローを、小さなブラッキーとエーフィが支える格好になり、なかなか大儀そうだ。
彼らの後ろに大きな競走馬たちを並べれば、ものすごく安定する。
それは分かりきっているのだが、納得いかない。
ポケモンと競走馬を一緒に並べるのは、なんか違うだろ。
というわけで、ポケモンのぬいぐるみの中から見繕うしかない。
結局、メタモンやリザードン、カイリューなど、次々に並べることになった。
・・・なるほど。
よそのお宅の窓辺にぬいぐるみが山のように並ぶのは、こういうわけであったか。