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2月6日(木) 代引きと花工場
今朝も例によってamを学校に見送った後、残りの朝ごはんをゆっくり食べながら携帯を開いてインスタをながめていたところ、LINEの着信音が鳴った。荷物が今日代引きで届くことを知る。来週こどもたちと味噌づくりをするための大豆や麹を注文したのだ。
代引き!インターホンで「すみません、玄関先に置いておいてください。」とは言えない。代引きは対面だ。
寒いのを理由に着替えもまだ、顔も洗っていなかった私はぱっと立ち上がり、一目散に洗面所に行き、冷たい水で顔を洗った。発酵導入美容液がなじんでから化粧水をつけるのももどかしく、どちらもなじむ前にさらに乳液を塗る。ぺたぺたする顔が乾く間に着替えてしまおうと3階に駆け上がる。そしてまた1階に降りて化粧だ。代引きというものはこうも私を身支度に駆り立てる。時計を見ると8時25分だ。しかし油断はできない。
先日、さすがにヤマトさんも9時始業でしょう、とたかをくくってドライヤーをしていたところ8時35分にメルカリの配達があったのだ。今日は髪も乾かし終え準備は整った。
もちろん、もちろん分かっている。ヤマトさんたちはいちいちこちらが着替えているか、化粧しているかなんて見ていないし、全くどうでもいいということを。それより時間指定しておいて留守だったり、代引きなのに代金の用意がないなんてことのないように求められているのだと。それでもやはり、だらしない格好で出るわけにはいかぬ。ヤマトさんたちは、今日も朝から顔を洗い、身支度を整えて働いているのだから。(佐川さんも、ゆうパックさんも)
彼らはこのなんでもポチっと買い物する世の中の物流の担い手。そしてまた、朝さっさと身支度をすることも促してくれる。偉業だ。
結論を言うと、ヤマトさんは15時に来た。でもいつもより早く身支度を完了させため、心に余裕があったので、マルシェの後、花工場に行った。そろそろ球根系の花が出ているか見てみようと思ったのだ。
花工場には同じ花を何本か束にしたものが手ごろな値段でたくさん並んでいるが、私のお目当ては小さなガラスビンに入った、バラ売りの花たちである。季節によってラインナップが色々で、1本¥50~¥350ほどだ。2、3本をどれがにしようか迷いながら選ぶのがたまらない。子どものころ、駄菓子屋で¥100の中で好きなお菓子をあれこれ選んだ楽しさに似ている。今日は紫のスイトピー、菜の花、黄色いチューリップにした。¥363。ペイペイ♪のかわいい声を聞き満足して店を出た。