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織学で人間関係が少しわかる話

さて、前回に織学については話したので少しだけ詳しく説明したいと思います。

【織学の簡単な説明】「織学」とは人の意識構造学を組織運営のために応用したものいいます。組織の運営はただ上司や社長の言うことを聞けばいいのではなく、組織としての仕組みを明確にしなくてはなりません。そのために人の意識構造にまで深く追求し、組織内でのずれをなくすことで、不満の解消とパフォーマンスの向上させるのが「織学」という訳です。

【ここから本番です】さぁ、それでですが人間関係においてなにが役に立つのかと言うと。

人の意識構造です。人の意識は5つの領域に分けられます。

位置→結果→変化→恐怖→目標

「位置」領域から「目標」という領域までを無意識下で消化し、人は行動に移します。それぞれ領域を正しく認識しないとうまくいかなくなるという訳です。

で、特に大切だと思うのが、「位置」と「結果」です。

「位置」とは自分と相手の立ち位置です。上司部下だったり年齢の上下だったり、あと恋愛で言うとどっちが先に好きになったか。ですかね。(恋愛相談を聞いてるときによく「好きになったほうが負け」と聞くんですけど、それも意識構造だと思います。)

「結果」一言で言うと事実ですね。過程や感情を除外した、たった一つの事実のみを他人との関係性で、欲しいものが得られたのか得られていないのか。

「位置」「結果」ここに誤解や錯覚の発生で行動にずれが出てしまい不満が生まれるんです。すると、有益性が崩れてしまうという訳です。

人は友達でも彼女でも上司でも有益性があることでつながっています。そこが崩れてしまうと、人間関係もバランスが崩れてしまいます。

【人間関係における「位置」の誤解とは】

「位置」の誤解とは上下関係だけでなく、友達や彼女と一緒にいる理由も「位置に」当たると思うんです。ほぼ無意識ではありますが○○という友達や彼女と一緒にいる理由があると思うんです。癒し、楽しい、落ち着くとか色々と。それが与えられなくなった、極端な例ですけど、癒しを求めていた友達から急に興味のないビジネス話をしつこくされるなど(実際に私も友達からねずみ講のようなビジネスを紹介され疎遠になりました(笑))

なぜ、友達や彼女と自分の時間を割いてまで会いたいのか。それを意識していることで、関係性が崩れようとした場合、原因がわかると対処のしようがあると思います。

逆に自分が相手に何を与えていて一緒にいてくれるのか、その理由を意識するのも関係性を知るには重要になってくると思います。

【人との関係性における「結果」とは】

これは単純に自分が求めていることを結果として与えられているのかどうかです。わかりやすく言いますと、誕生日プレゼントをあげたのに相手からもらえなかった時、不満を感じませんか? 2万の鞄をあげたのに......みたいなことです。それは逆もありで相手から色々ご馳走してもらったのに、何も返せていなくて、しかもご馳走してもらったことを当たり前のように感じている。そうなると相手からしたら不満を感じますよね、すると有益性が崩れてしまうという訳です。


【まとめ】

自分の「位置」の領域をしっかりと把握し、「結果」を理解する。それが人間関係で問題が起きた場合に、解決する指針となるでしょう。

つまり!!

人間関係で不満や不安を感じたら、「位置」の領域を把握し、自分や相手が求めている「結果」を理解する。


そして、その関係性を「変化」させるためにどうすればいいのかを思考します。そこから「変化」を起こす場合に「恐怖」と感じるのはなにか(改善を求めた場合、どう思われるかなど)を明確にすることで、自分や相手の「目標」も明確でき、プロセスを詳細に設定できるのです。

これが5つの領域という訳です。

どうでしたか。人間関係を相手や自分の感情や性格の不一致だけで考えると、「はぁもう無理(*´Д`)」となってしまいがちですが、こうやってちゃんとしたプロセスがあると人間関係が難解なものではないと思ってきませんか?

最後までありがとうございます。織学を自分流に咀嚼して書いてみました。これが誰かの誰かの手助けになればいいなと思うばかりです。

真面目な話はいったん休憩で次回はもっとラフなのを綴っていこうと思います。

5月某日、夕暮れ時の少し肌寒い中、翼が生える飲み物を一杯やりつつ


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