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Rambling Noise Vol.124 「DATE RIPPER その5」
元はと言えば、そんなにどっぷり関わる気はなかった、この絵本『クリスマスキャロル』制作プロジェクト。舞台開演に出版を間に合わせるには深入りするしかなくなっただけのアサノさんではあったが、その後も毎年年末になると舞台会場で絵本売りのおじさんと化すのが通例となったのはいとおかし。
しかし、2024年末公演では『ブルーサンタクロース』という新作に生まれ変わるらしいので、アサノさんもここらで無事にお役御免だろう、多分。
尚、ペンタブレットはその後1〜2度は使うことはあったが、ここ数年間は触れる機会に恵まれてはいない。
そんなこんなで絵本の制作が終了し、いわゆる通常モードに移行。
4回に亘って書いてきたこのお話、始まりは2020年2月のことだったのに、当たり前っちゃ当たり前だが終着点は12月。
実質的な制作期間は笑っちゃうほど短かったけどね。
いや、ちぃっとも笑い事じゃーないよ。
さて、12月と言えば忘年会。
まー、年末もド年末の29日に、ドラシネスクールというのか、リモートドラマ『STAY HOME〜100人のラストジャッジメント〜』の連中というのかでお集まりです。
お店は、今回はアサノさんがチョイスした勝どきのもんじゃ屋さん「ことぶき」。
メンバーは、裏方さん筆頭の加藤智久さんを始め、演劇王子 三浦佑介さん、ダーツー津田かずみさん、あすみん山口明日美さん、ダンス木津桃子さん、ロマンティック浮かれモード中野裕子さん等々。
(まぁ、意味は判らずともお気になさらずに)
美味しくも楽しくも会が進む最中、過去に中野さんが経験したという恋バナがキョーレツに奇妙過ぎたのを面白がった加藤さんが、不意にアサノさんに振るのであった。
「この話を脚色して一本作ってください」
え?
なんでまたオレ?
そーいえば、前にもこんなコトがあった様な。
あれは、中目黒で行なわれたリモートドラマの打ち上げの場でのコト。
あの日急に加藤さんに「書いてください」と言われたのをキッカケに、ドラシネスクールでシナリオ、編集、演出を始めたのだった。
すっかりお忘れだろうが、これ迄に『nice fright』『SOMEDAY MY NEIGHBOR WILL COME』『思い出はいつまでも』『約束した未来』を書き、うち二作は映像化したのであった。
が、どうも加藤さんの思惑は、これ迄の流れとは異なる様だ。
従来のドラシネスクールでは、5分くらいのさささっとしたショートドラマの制作を旨としていたが、今回は15分メドのモノにしたいのだと言う。
そしてそれを新人発掘的な映画イベントがあるので、それに出品しようというのであった。
だから、なんでまたオレ?
(続く)